会員の起業事例
元JAL国際線CA
タレント
500回以上の合コン経験、豊富な恋愛データを基に女性向け魅力開発、婚活支援を行っています。
ビジネスパーソンよ、キャリア防衛意識を高めよ。
大企業の凋落
私が4年前まで勤務していた航空会社は昨年、法的整理に追い込まれ、給与ボーナスのカット、1万人超のリストラが発表された。
日本のフラッグシップ、親方日の丸と言われた航空会社が、である。
グループ社員6万人を抱え、世界中に支店を持つ。ジャンボジェットの愛称で親しまれたボーイング747をかつて100機以上保有し、世界各国のハブ空港を鶴丸が発着していたが
戦後最大規模の法的整理、上場廃止に陥った。
現場の社員一人一人のレベルは一流であったと思う。
しかし、自分自身の人生をどう「経営」していくかという重要な舵取りに関しては何故か会社任せ。人生設計の思考停止に陥ってた人々は会社の突然の方針転換に戸惑うばかりで途方に暮れた。
蝶よ花よとチヤホヤされ、花嫁にしたい人気職業とまで祭り上げられたキャビンアテンダント(以後CA)の地位も、儚く散ってしまった。
私は2002年にCAとして入社し5年間乗務して航空会社を去った。
大手企業、しかも人をブランド化するだけあって徹底した社員教育が行き届いており、そのレベルは「どんなイモねーちゃんでも3年で洗練される」と評されるほどであった。
化粧っ気のない学生時代を過ごした垢抜けない筆者でも5年勤務し、世界中を飛び回るうちに、それなりに見えるようになったと思う。合コンのお誘いも比例して増えて行った。
現場で働くチームの能力は素晴らしく、尊敬できる上司、同僚にも沢山恵まれた。
女性が退職を決意する時
「今」の自分には十分過ぎるほど満足していたが、5年後10年後を見据えた時、自分のキャリアパスはこのままでいいのだろうかと疑問が頭をかすめた。
会社ではひと通りのスキルを身に付けたので、そのまま惰性で過ごすより、強みを生かして別の市場で勝負したいと言う想いに駆られた。
ぬるま湯にどっぷり浸かって、浦島太郎のようにぬくぬく歳を取ってしまうことに焦りもあった。女性特有の年齢に対する危機感が強く出たというのも考えられる。
そんな焦りに背中を押されるようにして会社を辞めた。
27歳の早春である。
当時はなぜ、一流企業を辞めるのかと随分な批判もあったが
全ては結果が物語っている。
世間の常識や他人のアドバイスに盲目的に従って、その結果失敗したとしても誰も責任を取ってはくれない。
自分の直感だけが頼りである。
終身雇用は死語
ただ一つ言えることは、高度経済成長時代は勤続年数に比例して賃金も順当に上がっていったが、今は前述の通り経済環境の悪化で大手企業でもリストラ、減給はちっとも珍しくはない。
「終身雇用」という言葉が死語になるのも時間の問題であろう。
最近は様々な企業で成果主義という大義名分のもと定期昇給廃止が実施されたり、賃金上昇カーブが低く抑えられている。
数字で見ても一目瞭然で、サラリーマンの平均賃金は1997年の467万円から一貫して減りつづけ、平成21年には406万円まで下落。14年連続のマイナスとなっている。
それだけにとどまらない。
企業はあの手この手でビジネスパーソンの賃金を搾取しようと動く。
「組織のフラット化で社内の風通しを良くする」だとか何とか耳触りのいい言葉を囁き、巧みにポストの数を減らしていく。今もっと高い賃金を獲得しようと思えば、数少ない椅子を奪い合うゲームに参加するしかない。盲目的に会社に忠誠を尽くしてもそれに見合うだけのペイを得るのは難しい時代に突入したと言える。
キャリア防衛意識を持つ。
今まで培ったスキルを生かして転職するのも手である。
その場合、転職市場で自分の価値が高くなるように逆算して今の会社で積極的に核となるスキルを身に付けていくべきである。
起業という道もある。
白紙のキャンバスに絵を描く能力があるのなら、リスクは高いがいっそ起業してみるのもいいかもしれない。
法人設立には資本金1円、取締役1名だけでも起業出来るようになり、一昔前より障壁はかなり下がった。
事務所に無駄な固定費をかけなくてもシェアオフィスを借りれば月1万円で立派な商談スペースや会議室を持つことが出来る。
筆者は千代田区九段下にある女性起業家専門のシェアオフィスを拠点にしている。
以上のことを踏まえると会社勤務のビジネスパーソンは5年後、10年後の明日のわが身がどうなるのか予測し、戦略を立て、キャリア自己防衛していくのが賢明と言える。
その判断を下すのは他の誰でもない、あなた自身なのだから。









