セミナー講師と企業研修講師の違い

2015年05月15日
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こんにちは!セミナープロデューサー/企業研修デザイナーのBrew(株)の原です。

今回は、タイトルに書いた「セミナー講師と企業研修講師の違い」について語ってみたいと思います。大きく、3つのポイントがあります。

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1つ目の違いは“参加者が自主的に参加しているかどうか”です。

企業研修は、人事部など主催者(事務局)がいて、対象者を半強制的に参加させていることが大半です。すると、「出たくない」「いやいや参加した」という方が、少なからずいることがあります。「忙しいのに、研修に時間を取られて!」「研修なんて役に立てないよ!」「外部の先生に何が分かる!」といった反発の声、聞いたことありますよね。

セミナーは、基本的に自腹だろうが、会社の経費だろうと、ある程度自主的に参加しています。会社から派遣されたとしても、自社、自部署、自分の業務の課題の解決=つまり自身の仕事につながる話です。だから、参加意欲が高いのです。

 

2つ目は“相手のことを事前に調べられるか”という点があります。

企業研修は、それこそ実施までに「相手の企業名」「取扱商品」「現場の状況」「競合」などを調べることができます。調べた上で、研修の内容や伝え方をアレンジできるのです。

セミナーはそうはいきません。大体の、おおまかな相手のニーズを基に、セミナーの内容や実施方法を作っておく必要があります。それこそ、集客に関わるタイトルも事前に決めなくてはならないのです。

 

3つ目は“提供したコンテンツのゴールはどこか?”という点です。

セミナーは、「知識やスキルの習得」、あるいは「気づきを得る」事が主な目的でしょう。参加して、欠けていた情報・技術を習得していく。今までに見落としていた視点・考え方・価値観などに目覚める(気づく)。これが、セミナーにて提供すべきゴールです。

一方、研修は違います。知識やスキル習得も必要なゴールですが、それはあくまでも過程、プロセスです。最終的なゴールは「課題解決が図られること」です。知識や技術習得を通じて、現場の課題解決を図る、企業の経営目標を達成していことが求められます。より、実践的なゴールなのです。

このように、セミナーと企業研修には大きな違いが3つあります。
①参加意欲の差
②事前に相手を調べられるかどか
③実施後のゴール

この3つの違いがあるならば、講師が提供すべき価値、提供する方法は異なってくるはずです。

提供(講師)側からの大きなポイントとすると
「セミナーは参加者を集めることが難しい」
「研修は当日の運営が難しい」
という大きな違いがあります。

セミナーは、調べにくい対象者のニーズをしっかり掴み(調査し)、参加したいと思うコンテンツ、タイトルを作っていくとが大きな課題です。

企業研修は、クライアントの事を多角的に調べて、研修内容・提供方法を十分に検討・準備し、当日も適宜アレンジしていくことが大きな課題です。

一見、同じような仕事に見える、セミナー講師と企業研修講師。
このように整理してみると、大きな違いがあるのです。
※本コラムに関連した
「セミナービジネスの始め方、創り方」セミナー、
「企業研修講師のマーケティング戦略」セミナー
5月27日6月10日にそれぞれ、2回ずつ行います。
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Brew株式会社
代表取締役 原 佳弘

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