税理士から見て起業に向いていない人

2015年01月17日
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起業に向いていない人

税理士をやっていると個人、法人問わず開業をしたいんだけれども設立の準備を御願いしたいという依頼を毎月のように受けるのですが、その中で起業させるのはおおざっぱに約半分です。

残りは辞めさせるか、もう一度考えなさいと言います。あまりにも安易に起業したがる昨今、持ち金で行うのならいいのですが、借金してまでやるのにその内容で、なんにも決まっていないじゃないと言う方が多いなと言うのが印象です。

1. いいものであれば黙っていても売れると思っている人

私が開業している地域性もあるかも知れませんが、こんなにいいものを作ったんだから売れるに違いないと考えている人、

「誰かに使い心地を確認しましたか?」
「友人はすごくいいと言ってくれました。」
「何人の友人ですか?」
「4,5人です。」
「日本に何人の人口が在るかご存じですか?」
「1億です。」
「それを5人の意見でいけると思うのはなぜですか?
「・・・(沈黙)」

パチンコするんじゃないんだから、適当な台に座って玉が出るわけ無いでしょうといった会話を毎月のようにします。こういう人は会社作ってもすぐつぶれますのでやめた方が良いとお勧めします。

2. 数字を細かく見すぎる人

起業の相談に訪れる方の中にはキッチリとした予算書を作成される方もいますが、そういう方に限って、細かい、勘定科目の一つ一つを細かく分析してきます。

通信費が、広告宣伝費が、こういう方というのは大局を見る力に欠けていることが多いです。勤め人の方が向いています。番頭タイプです。一つ一つを細かく分析しすぎる傾向にあるので小回りがきかない、融通がきかない、勝負がかけられない。

もちろんどんぶり勘定ではいけませんが、ある程度大ざっぱに損益を把握出来る思考が出来ないと商売を続けていくのは難しいです。1億2億の売上を目指そうという人間が、印紙代が、通信費がを気にしてどうするのか。そういう細かいことは税理士に任せて、店舗経費500万とか大きく計算する力が必要です。

3. 人を育てられない人

商売を1人でやるのには限界があります。行って年商5,000万円です。最終利益2割でも1,000万です。

税引き後ではもっと減ります。もちろんこれで満足ならそれでいいでしょうが、1人で1億2億稼ぐ人は希です。成功者というのは周りをうまく使います。組織造りが非常に卓越しています。

そういう方は最初に会った時に分かります。感じます。私たちをパートナーとして扱います。そういう人とお付き合いするのはすごく楽しいです。勉強になります。

逆に先生、先生行ってくる人はなんか、助けてくれ感が強くて引きます。人をうまくのせられる人というのはみるみるうちに会社を大きくしていきます。人付き合いが下手な人はあまり事業もうまくいきません。商売は結局人付き合いなんです。

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