起業時に悩んだこと~社名(商号)のつけ方~

2016年02月23日
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社名ロゴ
上記は、Googleの画像検索で「社名 ロゴ」で検索すると出てくる、検索結果である。
事業を始めるときに、一番最初に迷うコト、それは上記のような「社名」や「屋号」を決めることです。言わば、自分の子どもに名前をつけるぐらい、とても悩みます。それは、これから一生付き合う事になる名前でもあり、様々なビジネスシーンにおいて、自社の名前が使われるため、「覚えてもらいやすい社名」「一目で事業や理念が伝わる社名」、そして「かっこいい社名」にしたいと、事業を成功させたい起業家なら、誰もが思うはずです。

私が起業する際に迷ったこと、調べたこと、そして10年事業をする中で、その社名と連添って見えてきた、良かったこと悪かったことを、以下にまとめました。

〈内容の構成〉

  • 社名の字画や縁起
  • 社名で使える文字と、使えない文字がある
  • 10年事業やってきて、社名を作る時に必要なこと
  • プロモーションを意識した社名(Webプロモーション)

社名の字画や縁起

これは、どんな大物経営者も「縁起」を気にします。
「創業100年の有限会社●●商店」のような老舗企業も、縁起の良い言葉を入れている。
「松」とか「竹」とか「鶴」とか「亀」とか「富士」とか・・・
でも、この21世紀の情報化社会で、老舗っぽさを出す理由がなければ、もっとハイカラな名前をつけたい。

そこで、考えたのが「字画」である。子どもの名前を決めるときにも「姓名判断」する親は多いと思いますが、
社名も自分の分身であり、子どもを生み育てるようなもの。なので「社名」に縁起を持たせたい!
では、誰に見てもらうか? 私の場合は、先輩経営者に聞いて、「この人なら、変なハンコを売りつけたりしないからいいんじゃない」と、紹介をしてもらった、占い師に考えていた、社名を診てもらった。
結果は「大凶!!!!」 字画が一文字足りないから最後に点でも「。」でもつけてはどうかと提案された。「モーニング娘。」の最後の「。」のようなものだった。
字画を見てもらうメリットは、やはり自信がつきます。「これで大吉です」と言われると、モチベーションが上がりますし、起業仲間がいれば、みんなで愛着がもてると思うんですね。
あと、名刺交換するときに、一つの話題のネタもできます。私なら、「この社名は、最後に『。』がついてることで、大吉なんです。『モーニング娘。』みたいでしょ!」と、いう風に使います。

社名で使える文字と、使えない文字がある

法人登録するときには、社名のルールがあります。その一つが社名(正式には商号)に使える文字の制限です。
以下の文字は使えますが、それ以外は使えない法律になっています(詳しくは法務局へご相談を!)。
例えば、縁起が良いからと「株式会社777」のように数字だけの社名にすることも可能です。

【社名に使える文字】

  • 漢字、ひらがな、カタカナ
  • ローマ字(大文字・小文字)
  • アラビア数字(0,1,2,3,・・・)
  •  記号 &(アンパサンド) ’(アポストロフィー) ,(コンマ) -(ハイフン) .(ピリオド) ・(中点)

ちなみに、私が上述で、社名を縁起の良い大吉の字画にするために、占い師に言われた「1画増やす」は、「.(ピリオド)」を社名最後に追加して申請。
ところが、10年前の法律では、社名最後に記号はつけることがNGだったのです。。。 結局、「大凶」社名でスタートすることになったのです。。。
「底辺からのスタートだ!!」と一つエピソードが生れました。。。
今は、「.(ピリオド)」をローマ字の最後につけることはOKになったようです。

10年事業やってきて、社名を作る時に必要なこと

事業を拡大・成長させる、あるいはお客様から親しまれ選ばれる、そんな成功する社名のつけ方がないか、事業を始める前に研究分野や統計分野などから調べたが、そんなデータは出てこなかった。しかし、10年間事業をやってきて、私なり分かった事がある。成功している企業の社名の共通点、それは「理念とつながった社名」と「覚えてもらえる社名」である。

理念とつながった社名

「理念とつながった社名」は、社名の由来と理念をマッチさせること。もちろん、これも名刺交換時の話題になる。初対面の人に、どのようにインパクトを残すかは、変わった派手な名刺にすることでなく、会社の理念を相手に伝え、社名と一緒に覚えてもらう事。つまり、社名と理念はつながっていないといけない。

覚えてもらえる社名

「覚えてもらえる社名」は、難しい横文字を使わないほうが良い。これは、上述の「理念とのつながり」を考えると、相反することになるかもしれないが、理念を社名という文字にしようとすると、どうしても難しい横文字を使いがちである。ローマ字ほうが、最近風で格好も良いのだが、あまり覚えてもらえない。これは、私も横文字ローマ字の社名にしたことで、いつも間違われ、接待や会食時の飲食の領収書を書いてもらうときも、何度も聞き返され、お会計時がスマートではない。これは、私が10年事業をやってきて、一番の反省点である。ローマ字社名にするんでなかった・・・と。

では、「理念」と「覚えてもらえやすい」を両立するには、どうするか?
これは、ロゴマークとしてデザイン化することです。社名としては覚えやすく、ロゴ化すると理念を表すデザインになるようにすると、名刺交換時にも有効だと考えます。

プロモーションを意識した社名(Webプロモーション)

社名と並行して、検討しなければならないのが、Webサイト用の「ドメイン」である。せっかく苦労して考えた社名も、ドメインが取れないと、名刺などで告知する際に、長くて意味不明な数字をつけたドメインになってしまう。また、もっと重要なことが、自分が考える「社名」でネットで検索してみて、イメージの悪い会社(あるいはサービス)が、検索にヒットしないかも調べたほうが良い。たまに、別の市町村でなんらかの法を犯し、事件を起こしている会社と同じ社名が出てきたりする。市町村は違うし、代表者も違うとは言え、検索結果に「●●会社、詐欺で逮捕」なんてニュース記事と一緒に、検索結果に表示されるのは、イメージが悪い。

また、これを意識するキリがないかもしれないが、社名が検索エンジンにヒットするわけで、自らが考える事業サービスにおいて、検索ヒットしてほしいキーワードが社名に含まれているほうが、起業後のWebプロモーションは有利である。
最後に、色々社名づくりは、迷うかもしれませんが、自分の子どもを産み、育てると思って、ぜひ時間をかけて悩んでください。