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起業・法人運営では050番号(IP電話)でコスト削減!導入方法やおすすめサービスも解説

[投稿日]2016/02/25 / [最終更新日]2024/01/26

起業・法人運営では050番号(IP電話)でコスト削減!導入方法やおすすめサービスも解説

これから起業を行う方やコスト削減を実現したい法人は050番号(IP電話)の活用を検討しましょう。

インターネット回線を利用したIP電話は固定電話よりも安価に利用できるだけでなく、電話番号の引継ぎや複数端末での利用も可能です。

しかし、知名度の低さや緊急時に利用できないといったデメリットがあることも事実です。

そのため、050番号(IP電話)の特徴を適切に理解して、ビジネス利用すべきか否かを適切に判断しましょう。

本記事では、050番号(IP電話)のメリット・デメリットや導入方法、おすすめの050番号(IP電話)サービスなどを解説しています。

050番号(IP電話)の導入を決めたら、自社の実態に適したサービスを選んでください。

050番号(IP電話)とは

050番号とはその名の通り「050」の3桁から始まる電話番号を指し「IP電話」とも呼ばれます。

050番号(IP電話)の最大の特徴はインターネット回線を用いて通話を行う点です。

発信した音声をデジタルデータに変換して転送し、相手先で復元するVoIPという技術で通話を行います。

また、固定電話だけでなくパソコンやスマートフォン、タブレットで利用できる点も特徴で、中小企業やベンチャー企業などを中心にビジネス利用も行われています。

IP電話でも050以外の番号が取得可能

インターネット回線を用いたIP電話の番号は必ずしも050番号になるわけではありません。

例えば、IP電話でも固定電話と同じように市外局番から始まる「0ABJ型」の電話番号を利用できる場合があります。

0ABJ型の番号は、総務省によって定められた安定品質やネットワーク品質を満たしているサービスのみ割り振ることができ、FAXや緊急連絡も可能です。

そのため、より固定電話に近い感覚で利用できます。

また電話番号がなく、同じソフトウェア同士で通話ができるサービスもIP電話に該当します。

具体的に挙げるとLINEやSkype、Zoonなどです。

原則として電話番号がないタイプは固定電話への発信はできませんが、課金すると固定電話への発信が可能になるアプリやサービスもあります。

ひかり電話やインターネット電話との違い

インターネット回線を利用した通話手段には「ひかり電話」や「インターネット電話」もあります。

050番号(IP電話)はADSL回線を用いる一方で、ひかり電話は光回線を用いて電話ができる仕組みです。

また、ひかり電話は緊急電話やフリーダイヤルへの発信も可能で、従来の電話番号と同じように「03」などから始まる番号を取得できます。

そのため、050番号よりも高音質で固定電話と近しい使い勝手を得られますが、その分料金は高額になる傾向があります。

他方でインターネット電話とは、公衆のインターネット回線を用いた通話方法です。

プロバイダーが所有するIP電話網を使うわけではないため、音質や安定感が劣る傾向にあります。

個別の電話番号も得られないため、ビジネス利用には向いていない可能性が高い点に留意してください。

起業・法人運営で050番号(IP電話)を使うメリット

050番号(IP電話)にはビジネスが有利に進む複数のメリットが存在します。

ここでは、起業・法人運営で050番号(IP電話)を利用するメリットを4点紹介します。

電話回線よりもコストを抑えられる

050番号(IP電話)は従来の固定電話と比較してコストを大幅に抑えられます。

まず固定電話のような回線工事や配線工事が不要であるため、導入コストの削減に繋がります。

また、通話先が遠方になると通話料金が高額になる固定電話とは異なり、050番号(IP電話)には距離による料金の違いは生じません。

加えて、発信先への距離が短い場合でも050番号(IP電話)の通話料金の方が安価な傾向にあり、基本料金も抑えられることから、コスト削減を図りたい事業者に適した方法といえるでしょう。

導入が簡単かつ早い

050番号(IP電話)の導入には、固定電話のような工事やスケジュール調整は不要です。

インターネットからの申込みやアプリへの登録だけで簡単に利用を始められます。

また、050番号(IP電話)は既存の回線を用いて通話を行うため、既にインターネット回線を契約している場合は最短即日から3日程度で利用ができます。

さらに、番号の追加や削除も簡単に行えるため、従業員の雇用や退職時の対応が容易である点も大きな魅力となるでしょう。

電話番号を引継げる

050番号(IP電話)であれば、オフィスが移転した際も同じ電話番号を引継げます。

従来の固定電話の場合、オフィス移転によりNTTの基地局が変わると電話番号も変わります。

その結果、取引先への共有が必要となり、連絡が漏れた場合は重大な機会損失に繋がるリスクも生じるでしょう。

その点050番号(IP電話)であれば、他社サービスに乗り換えない限りはオフィスを移転しても同じ電話番号を継続して使用できるため、顧客や取引先に混乱を与えず、機会損失も防止できます。

スマホやパソコンでも利用ができる

050番号(IP電話)は固定電話機だけでなく、パソコンやスマートフォン、タブレットといった様々な端末で利用ができます。

そのため、出先でも050番号(IP電話)を用いて通話ができ、従業員の個人用のスマートフォンにアプリを導入すれば、端末購入のコストも抑えられます。

さらに、スマートフォンとパソコンで同じ電話番号を併用できるため、社内ではパソコンで通話、出先ではスマートフォンで通話といった使い方も可能です。

起業・法人運営で050番号(IP電話)を使うデメリット

一方で、ビジネスで050番号(IP電話)を用いるデメリットも存在します。

起業や法人運営で050番号(IP電話)の活用を検討する際は、これらのデメリットを許容できるかを慎重に判断しましょう。

ここでは、4つのデメリットを解説します。

緊急電話に発信できない

050番号(IP電話)は「110」や「119」といった緊急通報番号への発信ができない点に注意が必要です。

050番号(IP電話)には地域情報が含まれていないため、最寄りの機関を特定できないためです。

また「0120」や「177」「171」といった特殊番号への発信もできません。

そのため050番号(IP電話)を導入する際は、万が一の際に緊急通報番号や特殊番号への連絡が取れる体制を別途備えておく必要があります。

停電時に利用できない

従来のアナログ電話の場合、回線側から電話機に電気が共有されるため、停電になっても通話ができます。

これは2024年から導入されるメタルIP電話に切り替わっても同様です。

一方で050番号(IP電話)は停電によってインターネット回線が止まってしまうと、通話ができなくなるため注意が必要です。

特に、災害時の連絡ができないリスクは大きいため、個人の電話番号の共有や災害用発電機の導入といった対策が必要となります。

通話が不安定になるリスクがある

050番号(IP電話)は、通常の固定電話よりも通話の品質が低い可能性があります。

IP電話の通話品質は総務省によって3段階でランク付けされており、050番号は一番下のランクCでも販売が認められているためです。

音質の低下が生じると、顧客への不信感や聞き間違いによるトラブルが起こる可能性が生じます。

その結果、経済的な損失を生み出す可能性があるため、契約前の通話品質の確認は必須といえるでしょう。

また、同じIP電話であっても0ABJ型であれば、通話品質が最も高いランクAでなければ販売が認められていないため、固定電話並みの使い心地を得られます。

認知度が低い

市外局番から始まる電話番号や携帯電話の番号と比較して、050から始まる電話番号は認知度が低い傾向にあります。

着信を受けた方からすると、市外局番から始まる番号は発信地が明確であり、090や080から始まる電話番号は見慣れた番号であるため、大きな問題は発生しないでしょう。

一方で、見慣れない050番号だと怪しいと感じる方が一定数存在し、電話に出てもらえない原因となり得ます。

既存の取引先や企業内での通話であればこのような問題は生じませんが、営業や新規顧客への連絡の場合は大きなデメリットに繋がる可能性があるため注意が必要です。

050番号(IP電話)はビジネス利用に向いているのか

様々なメリットがある050番号(IP電話)ですが、ビジネスに支障をきたす可能性があるデメリットがあることも事実です。

そのため、050番号(IP電話)を導入する際は、これらのメリット・デメリットを踏まえて事業にどのような営業を及ぼすかを慎重に判断することが大切です。

特に問題となりやすい点が、認知度の低さによる信頼性の低下と、通話が不安定になるリスクといえます。

不特定多数の方から電話がかかってくる代表番号や、営業が主な目的の番号には向いていない可能性があるでしょう。

上記の用途で使用する番号は、従来の固定電話、もしくは0ABJ型のIP電話が有力といえます。

一方で、既存の顧客や内部の連絡を主な用途とする場合は、費用を抑えつつ出先でも利用ができる050番号(IP電話)が大きな強みを発揮するでしょう。

「従業員の携帯電話は全て050番号(IP電話)にして経費削減を行う」といった選択肢も取れるため、デメリットが少ない部分から導入していくことがおすすめです。

050番号(IP電話)の導入方法

050番号(IP電話)の電話番号の取得・利用方法は大きく以下の3パターンに分かれます。

・050アプリ(IP電話アプリ)の導入
・クラウドPBXの導入
・VoIPアダプターの導入

ここではそれぞれを詳しく解説します。

050アプリ(IP電話アプリ)の導入

050アプリ(IP電話アプリ)とは、IP電話サービスのスマートフォンアプリをダウンロードして050番号(IP電話)を利用する方法です。

アプリをダウンロードしてアカウントを作成すればすぐに利用ができるため、最も手軽な導入方法といえます。

従業員の個人のスマートフォンにアプリをインストールして、通話料金は会社負担にするといった使い方ができる点もポイントです。

ただし、使用する場所や回線の状態によっては通話の音質が悪くなる可能性があります。

音声デモなどを活用して、事前に利用できる音質かを確認することがおすすめです。

クラウドPBXの導入

クラウドPBXとは、クラウド上にPBXという電話交換機を設置して通話を行うIP電話の種類です。

従来は社内にPBXを設置する必要がありましたが、クラウドPBXであればインターネット上に設置できるため、ハード機器や工事が不要となります。

クラウドPBXであれば拠点が異なる従業員同士でも内線通話が可能となり、0ABJ型の番号も取得できます。

さらに、IP電話としての機能だけでなくネットFAXや自動音声対応、顧客情報の表示といった機能も活用できるため、業務の効率化を実現できるでしょう。

VoIPアダプターの導入

VoIPアダプターとは、インターネット回線と固定電話を繋いで、固定電話でもIP電話ができるようになる機器です。

VoIPアダプターを導入すれば、スマートフォンやパソコンだけでなく、従来の固定電話のように050番号(IP電話)を使うことができます。

上述したアプリで利用する050番号(IP電話)と比較して、音質や安定性が向上する点がメリットとなります。

050番号(IP電話)サービスを選ぶ際のポイント

050番号(IP電話)サービスは数多く展開されているため、自社の目的や費用感に合ったサービスを選ぶことが大切です。

ここでは、050番号(IP電話)サービスを選ぶ際のポイントを紹介します。

料金形態

050番号(IP電話)はサービスのよって料金形態が異なります。

具体的に生じる費用は「初期費用」「月額料金(基本料金)」「通話料」「オプション料金」などです。

特に月額料金制か時間課金制かによってランニングコストは大きく変動します。

サービスの利用頻度に合わせて、お得に利用できるサービスを選択しましょう。

例えば、メールやチャットでの連絡が基本となる場合は、時間課金制がお得になる傾向があります。

一方で、頻繁な電話での連絡や、長時間の電話会議などを行う場合は月額料金制を選択すべきといえるでしょう。

利用環境・機能

050番号(IP電話)にはアプリのインストールが必要となるため、使用するパソコンやスマートフォン、タブレットが動作保証のスペックを有しているか確認しましょう。

また、050番号(IP電話)サービスによって詳細な機能は異なります。

具体的には自動音声対応や顧客情報の表示などです。

機能が備わっていてもオプションとして別料金を要するケースも存在するため、050番号(IP電話)サービスを選ぶ際は、自社に必要な機能を全てピックアップしたうえで、条件を満たしたサービスを選ぶことが大切です。

通話品質

050番号(IP電話)はサービスによって通話品質が異なります。

IP電話は総務省の判定でクラスA、クラスB、クラスCにランク付けられており、050番号はクラスCを満たしていれば販売が可能となっています。

クラスCの通話品質は携帯電話以下の水準であるため、ノイズや音声の遅延が生じる可能性がある点に留意しましょう。

通話品質が悪いと聞き違えや顧客からの信頼低下に繋がる恐れが生じるため、音声デモの利用や複数回線契約したうえで聞き比べるといった対策を行いましょう。

また、IP電話でも0ABJ番号はクラスAの基準を満たしているため、通話品質を重視する場合は050番号ではなく0ABJ番号の取得を検討しましょう。

プロバイダー

各プロバイダー業者はIP電話も提供しているケースが多いです。

利用しているプロバイダーとは別の業者で050番号を取得することも可能ですが、同じ業者の方がコストを抑えつつ利用できる可能性があります。

そのため、今現在プロバイダーと契約している場合は、最初に契約中の業者の050番号(IP電話)の情報を確認したうえで、他の業者と比較・検討をすることがおすすめです。

起業・法人運営でおすすめの050番号(IP電話)サービス

050番号(IP電話)は様々な業者が様々な形態で展開しています。

ここでは、起業・法人運営でおすすめの050番号(IP電話)サービスを紹介するため、業者選びの参考にしてください。

IVRy

IVRy(アイブリー)は電話自動応答サービスであり、初期登録無料で即日に050番号の取得が可能です。

また、テキストによる自動案内のカスタマイズや顧客管理機能、AI自動文字起こしといった業務効率アップに繋がる様々な機能も活用できます。

料金はプランにもよりますが、ベーシックプランであれば月額基本料金3,300円+電話番号維持費550円+着信代(3.3円/分)などの料金形態となっています。

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MOT/TEL

MOT/TEL(モッテル)は日本で開発されているクラウドPBXで、公官庁や上場企業、コールセンターにも導入されている実績があるサービスです。

最短3営業日で050番号を取得でき、CRM連携やCTI、チャット、社員管理といった様々な機能も利用できます。

利用料金は月額4,980円(スタンダードプラン)+外線通話料8円/3分(利用する回線事業者による)が基本です。

スタンダードプランの場合は20IDまで同じ金額で利用できるため、利用人数が多くなるほどお得に利用できるサービスとなっています。

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CLOUDPHONE

CLOUDPHONEは業界再安価級の料金が魅力のクラウドPBXサービスです。

総務省の通話品質基準評価でAクラスを獲得している音声品質や、自動ガイダンス・電話転送・SMSの自動送信といった豊富な機能なども大きな特徴です。

また、050番号だけでなく0ABJ番号や0120番号も取得できるため、050番号の信頼性が不安な方にもおすすめです。

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050plus

050plusはOCNが運営する050番号(IP電話)サービスです。

スマートフォンにアプリをインストールすることで利用ができ、アプリ同士だけでなく一般の固定電話・携帯電話との通話も可能です。

料金形態は月額基本料金330円+通話料となっています。

通話料については相手方の通話方法によっても変動しますが、相手方が固定電話の場合8.8円/3分、携帯電の場合は17.6円/1分などです。

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モバイルチョイス050

モバイルチョイス050は楽天コミュニケーションズが提供する050番号(IP電話)サービスです。

ベーシックプランであれば初期費用や月額基本料金が無料であり、通話料や着信料のみで050番号を利用できます。

通話料は相手方によっても異なりますが固定電話・携帯電話の場合は19.8円/1分となっています。

また、携帯電話と同じ音声通信を用いているため、050番号(IP電話)ながらも高水準な音質で利用できる点も魅力です。

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My050

My050は海外での利用が想定された050番号アプリです。

基本料金無料+050番号維持費550円+通話料で利用ができ、特に国際電話料金は他のサービスと比較して安価な水準となっています。

加えて、必要に応じてチャージができるプリペイド方式となっているため、短期的な利用にも向いています。

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まとめ

今回は起業や法人運営において050番号(IP電話)を活用するメリット・デメリットやおすすめサービスなどを解説しました。

インターネット回線を用いて通話ができる050番号(IP電話)はビジネスのコスト削減に大きく役立つ選択肢です。

しかし、認知度の低さや音声の安定性などが不安な面でもあります。

そのため050番号(IP電話)の特徴や自社の用途を確認して、導入すか否かや、導入の範囲を決定しましょう。

また、050番号(IP電話)の導入方法もアプリやクラウドPBX、VoIPアダプターと様々です。

さらに各形態で多様なサービスが提供されているため、料金形態や機能面などを総合的に判断して自社に適した選択をしてください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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