業務拡大を図るのは起業家として必須?

2016年08月02日
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業務拡大は起業家としての成功を意味する?

起業家として成功を夢見る人にとって事業の拡大というのはある意味自分のビジネスが新たなスタート地点に立ったということを表しているとも言えますが、事業を拡大させることそのものがビジネスの成功かと問われるとそれはケースバイケースと答えるしかないかもしれません。
一見すると事業拡大はビジネスチャンスを大きく広げてさらに広い世界で勝負できるという風にも見受けられますが、安易な気持ちで拡大を進めてしまうと成功する可能性以上に、失敗する可能性をも広げてしまう場合もよくあるケースと言えるでしょう。

当然、事業を拡大するタイミングにおいて「安易」に拡大をする経営者がそこまでいるはずはないのですが、拡大を目指すタイミングというのは往々にして、社内に人を増やせば売り上げを伸ばすことが出来るタイミング、または人を増やせば外注していた分を社内リソースで処理できるので外注費が削減できる、などがきっかけになることが多いものです。

またそのような状況が示唆することは、ある程度の金額の外注費を捻出するだけの企業体力があり、またそれらを内部留保し人件費へと転化することが選択肢として生まれている状況であるということになります。

つまり企業としての成長期であるというわけですね。

事業拡大は結果的には売上を拡大し、勢いを生みだす為、その勢いに乗りきれた起業家は急成長と急拡大を達成し、時代の寵児のようにメディアにも登場して瞬く間に時の人となるようなサクセスストーリーが出来上がります。

一方で、そのような華やかなストーリーには登場もせずに名も知られることなく退場していく起業家の数はその何万倍といった数いるのかもしれません。

これは、急拡大にはそれに伴うだけのコストの増加や資金調達が発生しており、リスクそのものも比例して急拡大をしていると捉えることが出来るためです。

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移転コストはシェアオフィスを利用して軽減

業務拡大は目的ではなくあくまでも手段として

起業家として独立して何年も経つのに頑なにその形態を維持しようとする方は決して少なくありません。
その理由は起業家それぞれによって異なりますが、ひとつ共通して言えるポイントは「事業拡大する必要性が無い」「拡大においてそこに明確な目標がないので特別意識しない」ということが挙げられます。

事業拡大を図る起業家の多くは拡大を目的としてそれを実行しているのではなく、人手が足りないから人員を増やしていたり新しい事業に参入するためそのプロフェッショナルを雇いたいなどの目的があって導入を検討しています。
つまり事業拡大をすることが本来の目的ではなく、プロジェクトをより良くスムーズに完了していくために結果的に拡大を選択しているということです。

またこれはそのような経験をした人にしか分からないのですが、まだまだ小さい会社が人を雇用しようとしても、実際にはなかなか採用ができません。これは「採用をしたいと思える人がいない」という表現よりも「採用するための相手がいない」という表現の方がより的確にその場面をあらわしているとも言えます。

要するに、採用をしたいと考えている時に、どのような方であれ「採用出来る可能性がある人」と会うことが出来た場合、経営陣としては「とにかく採用をしたい」という気持ちが先走ります。

一方で、「どのような人とであることが出来るか」「何人と出会うことができるか」などは、完全に運任せな部分もあるため、このようなフェーズに到達できた起業家は、兎にも角にも採用することを優先する傾向が強くなります。

メリットとデメリットの両方を考慮する

事業拡大が正しい選択であるか間違った選択かという点においてはビジネスの状況などによって左右されるので一概にどちらとは言えませんし、それは事業成長の過程やその種類によってそもそも選択肢の有無が分かれてしまう代物です。

一方で、事業を拡大していくということは、経営者として背負う必要のある人生の数がどんどん増えていくことを意味します。

経営者として舵を取る船にのっている乗客や船員は、船の舵取り役である経営者の腕に自分の人生やその家族の人生までも含めて、すべてをゆだねています。

そのように考えると、事業拡大を単に「経営者が事業拡大したいから」と理由だけで行うのは、それはそれで問題があるのか知れませんが、どのようなシチュエーションであったとしても事業のかじ取りをする以上は、その先も発生しつづけるであろう問題をクリアしていくことに努めなくてはなりません。

そのような繰り返しの中で、会社の方向性と事業の成長性、そしてそれらに魅力を感じ集まってくる人材の相乗効果によって、真の成功者が世に生まれてくるのでしょう。

 

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