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レンタルオフィス、サービスオフィス、インキュベーションオフィスの違い

[投稿日]2016/08/10 / [最終更新日]2021/11/30

レンタルオフィス、サービスオフィス、インキュベーションオフィスの違い

レンタルオフィスと呼ばれ方の異なる2つのオフィスとその違いは?

シェアオフィスやバーチャルオフィスという言葉よりも実際には歴史が古いといわれているものが「レンタルオフィス」です。

時代の流れと共に言葉が直接的に表すオフィス形態、あるいは聞いた人の第一想起は異なってきていますが、根幹にある部分は変わっておらず特定の場所となるオフィスをレンタルするコンセプトは今も昔も変わりがありません。

CDやDVD,BDといった音楽や映画といったものを販売するのではなく必要な時にや必要な期間分だけ費用を払ってレンタルするというコンセプトと同様に、多大な保証金が必要になるオフィス賃貸と消費者側との需要ギャップを埋めるように生まれてきたビジネス形態です。

上記の言葉に沿って説明をし直してみると、占有オフィスを必要最低限な広さを必要最低限な期間だけ利用したいというニーズに答えるように生まれてきたのレンタルオフィスのビジネスになります。

では、ビジネス形態として限りなくレンタルオフィスと似ている2つのオフィスとはどのような違いがあるのでしょうか?

サービスオフィス

サービスオフィスというのは基本的にはレンタルオフィスと同じようなシステムですが、ビジネスに必要なオフィス備品一式にはじまり、インターネット回線、会議室、商談スペース、秘書サービスなどあらゆるオフィスサービスを充実させているシステムのことを言います。

Googleなどで検索してみていただいてもわかると思いますが、「サービスオフィス」というのは特定のサービスを提供するためのサービスシステムを指すため狭義には「レンタルオフィス」そのものをさし、広義には「バーチャルオフィス」「シェアオフィス」「コワーキングスペース」「インキュベーションオフィス」なども含めてサービスオフィスと呼ぶ場合もあるほどに定義そのものは曖昧になっています。

そんな中でも、あえて自らサービスオフィスを名乗るサービス提供者に共通してみられる特徴は、一つの差別化戦略としてのネーミング選択であり、差別化の特徴として「高級感」を選んでいるケースが非常に多い印象を受けます。
サービス内容そのものは、実は一般的に知られているレンタルオフィスと内容的にほぼ同じということになるわけですが、より品質そのものを重視しているような形で、実際問題としてその品質は全体的に極めて上質であると言ってもよいかもしれません。

インキュベーションオフィス

バーチャルオフィスやレンタルオフィスというとごく一般的に広く知られているオフィス形態ではありますが、このインキュベーションオフィスというのはまだまだ馴染のない表現の方もいらっしゃるかもしれません。

インキュベーションとは英語で「孵化器」を意味しており、これをビジネス界では「ビジネスが大きくなる(孵化)する前のベンチャー企業」という意味合いで呼んでいる形になります。

広義で捉えれば、ビジネスが大きく成長する前の会社で、かつ大きく成長をしたいと考えている企業が利用するようなオフィスであり、これは「インキュベーションオフィス」という呼称に拘らなければ、バーチャルオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースやレンタルオフィスなども概ね、そのような属性になると考えることが可能です。

一方で、もっと狭義に捉えると、言葉の定義と同時にサービス内容にも違いが存在し、それこそが他のサービスオフィスとの差別化のポイントにもなっています。

サービスオフィスの魅力的なポイントとは

前述の通り、サービス運営者側が「サービスオフィス」と打ち出しているようなレンタルオフィスを利用する場合のメリットとしては、まず全体的にサービスのクオリティが高いという点です。

もちろんオフィス用品など基本的な設備が揃っている点はレンタルオフィスでも同じことが言えると思いますが、外観やエントランス、オフィスの内装など、とにかく高級感を与える作りとなっているオフィスが多いので、来客が多い方だとクライアントから信頼を得る目的でサービスオフィスを利用するケースもあるのが実情です。

また電話代行サービスや秘書代行サービスも料金が月数万円もかかるようなサービスオフィスもあるのですが、その受け答えや対応のレベルおよび品質というものは、値段相応と言えるものである場合が大半と言えるでしょう。

利用者側も値段相場的には明らかに高い価格帯のサービスオフィスを利用する目的の一つとしてはクライアント対応能力および品質であるケースが多く、そうであるが故に来客対応力もサービスオフィス提供側には強く求められる要素です。

それは実際に訪問してくるクライアントが多いことを意味しているが業務を行うための実用性ももちろん大切なポイントですが、それ以外にも見た目の印象や信頼性を得られる立地であるかという点も選ぶ上では欠かせない基準となってきます。
特に一流企業を相手にビジネスを行う場合にはしっかりとはじめの商談から良い印象を与えて取引をスムーズに進めていきたいところです。

一方で、名前だけで判断するには難しい要素が差別化のポイントとなっているため、利用を検討中の場合には実際に足を運んで、その「クオリティ」を実感した上での利用が望ましいといえます。

サービスオフィスを利用する業種は限られる?

実際にサービスオフィスを利用されている方の中にはフリーランスや週末起業家もたくさんいますが、このほかにも弁護士、司法書士、会計士など士業関係の方々も多く利用されています。

もちろん士業の方の場合は、職業上の守秘義務などにも関連して利用する際の細かい条件が発生するようなので、利用を検討する場合には、事前に確認をした方が良いのでご注意ください。

立地によってはIT関係の業種に偏ったり、フリーランスだらけということもありますので、どのようなお仕事であれまずはサービスオフィスを直接訪問をし、また可能であれば複数回の訪問を行って利用者の雰囲気なども含めた確認をお薦めします。

インキュベーションオフィスの特徴

では、インキュベーションオフィスとはどのようなものでしょうか?

これは冒頭で述べた通り、広義に捉えれば多くのサービスオフィスはインキュベーションオフィスとなるため、そのように自社のサービスを定義づけている事業主も当然存在するわけで、名称だけでその違いを確定させることは難しい話にはなってしまうインキュベーションオフィスですが、設備や作業スペースなどがレンタルオフィスと酷似しているということでその境界線も非常に曖昧なものとなっているの実情です。

しかしながら、しっかりと比較をするとレンタルオフィスとは異なっている点も数多く見受けられるのは前述の通りで、具体的にどういった特徴があるかいくつかあげてみます。

公的機関が関与している

「インキュベーションオフィス」の大枠を占めるのは、この公的な機関あるいは公的機関より委託をうけて民間が運営をしているようなインキュベーションオフィスです。

国として、あるいは自治体として雇用の創出を目指した創業を支援する流れの中で、期間を限定し相場よりもはるかに安い金額で広いスペースを借りることが出来る施設です。

実際問題としては、この「公的機関が関与している」インキュベーションオフィスは単純に安い場所がしのように捉えることが出来ますが、審査の過程やそこに常駐または定期訪問・定期利用が可能な中小企業診断士をはじめとしたその他専門家の助言を得られる場所が多く、これらの機能こそがインキュベーションオフィスと呼ばれる理由でもあります。

金融関連事業者が関与している

ベンチャーキャピタルや投資ファンドといった形で、アーリーステージの企業への投資を目的とした組織は多くの企業の参加や金融機関のグループ会社、あるいは独立系も含め沢山存在し、そのような人達が関与して運営さえるインキュベーションオフィスがあります。

機能的な部分として特に違いがある点は、多くの応募者の中から事業計画書やビジネスアイディアなどで勝ち抜いた成長の期待できる会社であったり、上記のベンチャーキャピタルなどから投資を受け入れている会社などが対象になっています。

また、投資をしているベンチャーキャピタルなどからの顧客紹介や、経営に関するアドバイス、投資先同士の交流などを通じて、より力強く成長を後押ししようとする仕組みが用意されている場合が大半で、この領域に詳しい人であればインキュベーションオフィスと聞くとこちらをイメージするかと思います。

インキュベーションオフィスよりもレンタルオフィスの方が手軽

インキュベーションオフィスはレンタルオフィスと雰囲気はとても似ているケースがありますが、インキュベーションオフィスの最大の目的は事業拡大・事業成功のための支援です。

本来、卵は親に守られながらも自分で孵化してくる力を備えているわけですが、その確実性を高め、またそのスピードを高めるのが、正に孵化装置であり、この機能こそがインキュベーションオフィスたる所以です。

電話代行や秘書代行、郵便転送といったような機能面の有無はそれぞれに異なると思いますが、もう一歩踏み込んだ際の、問題解決のためのアドバイスのあり方などがレンタルオフィスと異なった運営方針であると考えていいでしょう。
例えば起業に向けてのコンサルティング、事務処理、税金対策、法律関係など、その道のプロフェッショナルが施設に常駐していつでもサポートできるように体制を整えているのがインキュベーションオフィスの特徴です。

もちろんレンタルオフィスにもこういったサポートはありますが、事務処理や法律関係の分野まで詳細にサポートしてくれる施設は限られてくるでしょう。

ここまで聞くとインキュベーションオフィスにはたくさんの魅力があると思われるでしょう。

しかし実際にインキュベーションオフィスを利用するには厳しい審査が必要となり、また出資を受けることが条件であったりと、まずはインキュベーションオフィスからスタートというには障壁は多いと言えます。

そのように考えると、諸条件をしっかりと検討した上で、サポート体制がしっかりと整っているレンタルオフィスの方がおすすめできることも多々あり、一概にどちらが良いという判断は難しいのは事実ですが、どちらがお手軽に利用できるか?と言われれば間違いなくレンタルオフィスに軍配があがるかもしれませんね。

レンタルオフィスは東京千代田区のナレッジソサエティをご利用ください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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