起業したら一度は耳にするスモールビジネスって一体なに?

2016年07月21日
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そもそもスモールビジネスとは?

スモールビジネスという言葉を聞いたことがあるかと思います。同じように「ベンチャー」という言葉も聞いたことがある人は大半だろうと思います。

無意識のうちにこのスモールビジネスという言葉を使う方もいらっしゃるかと思いますが、その言葉が意味する状態が何であるかという厳密な定義は実際には存在しないようです。

スモールビジネスとはその名のとおり、小規模で行うビジネスのことを言いますが、今では「フリーランス」や「ノマドワーカー」という言葉でも表現されているような印象もあります。

また中小企業は一般的にスモールビジネスだ、という少々強引な話を展開している人もインターネット上には一定数いるようです。

少人数で小規模にビジネスを行っているという状態は、ベンチャー企業にも当てはまることがありますが、そのようなベンチャー企業経営者に対して「スモールビジネスをやってらっしゃいますね!」と言うような言葉を言うことはありません。

ベンチャー企業というと革新的なサービスや商品、技術を駆使して急成長をしているような会社を指して使うことが多いですが、自他に対して用いる「ベンチャー企業」に対して、主に自に対して使うのが一般的な「スモールビジネス」。

スモールビジネス=フリーランスと考えると少し強引な気も致しますが、この場合は「小規模ビジネス」と捉えるよりも、個人の裁量、個人の力量とその労働時間に対して得られる報酬がビジネスのベースになっていて、ビジネス運営上におけるレバレッジがない、あるいはレバレッジが小さいビジネスを、スモールビジネスと呼ぶのが正しいのかもしれません。

スモールビジネスのメリットは?

さて、言葉の定義は良しとして、そのようなスモールビジネスですが起業したばかりの人やこれから起業をする方々にとってメリットはあるのでしょうか?

例えばインターネットで同様の話題を探してみると概ねこのようなものが出てきます。

  • 小規模からスタートできるので準備金がなくても問題ない
  • 実力で勝負できる世界なので、実績を積んでいけばどんどんビジネスを拡大できる
  • 最初から最後までひとつの仕事に関われる
  • 好きな場所好きな時間に仕事ができるのでとにかく自由である

などなど挙げればキリがありませんが、基本的にはフリーランスと同じような働き方ができるという考え方のようです。

ただし、小規模でスタートすることは、どんな起業であっても同様ですし、実績と実力でどんどんビジネスを大きくすることが出来ると言う話も決してスモールビジネス特有の物ではありません。

決定的に違うのは、商品そのものが「自分自身」と限りなく近いサービス展開であるということです。

そしてそのような形であるが故に、クライアントとの契約は「業務委託契約」のようなケースが多く、その分、「自分自身がその仕事に投下できる時間」と「時間当たりの単価」がベースになって概ねの金額が決定しているということになります。

一方、法人としてのサービス展開の場合は、「自分自身がその仕事に投下できる時間」がベースになっているわけではなく、「そのサービスそのもの」あるいは「行う作業そのもの」に単価が設定されている形になります。

この違いが、より案件の規模が大きくなったり、必要になる人数が増えれば増えるほどサービス単価とその原価に差益が生まれている構造を作り出し、結果的にはビジネスがよりスケールする形で成長していくことにつながります。

逆に考えれば、スモールビジネスのメリットというのは、ビジネスをスケールしにくいビジネスの立ち上げの際にも、最低限の自分自身の経験などを元に自身の生活や家族を維持するための稼ぎを稼ぎやすいことにあります。

スモールビジネスに多い業種とは

スモールビジネスに適しているという話ではなく、スモールビジネスに多いビジネス形態というのが以下のようなものになります。

ブロガー/アフィリエイター/ユーチューバー等

web広告で収入を得るという王道のパターンですが、趣味感覚からスタートして軌道に乗ったら本格的にスモールビジネスとして稼働することができるのでとっかかり易い仕事とは言われています。

一方でそのビジネスは競争が激しく、また商材そのものも決して信頼が置けるものかどうかがわからないものでも売らなければ稼ぎに繋がらないという厳しい世界でもあります。

ブロガー、アフィリエイター、またはユーチューバーといった仕事をする人達は専業もいれば副業的な人も多くいるようですが、まさしく自宅でPCや撮影機器のみで何時間も画面と向き合い、そして稼ぎを上げる人達です。

一度人気が出ると、実際には「スモールビジネス」とよぶのは気が引けるような稼ぎを叩き出す人もいるようで、そのような様子がSNSなどを通じて共有されていくため、またその様になりたいと願う新規参入を招き、さらに競争が激しくなっていくというサイクルが繰り返されるのも特徴です。

オンラインショップ

最近ではECサイトなどとも呼ばれていますが、店舗を持たずにネット上で売買ができるので初期費用も大幅に削れるのがオンラインショップの魅力でもあります。

ECサイトのみに切り替えて実店舗をやめてしまうような流れが多くの業界でも当たり前になってきている状況の中でも、商品の仕入れや製造をしっかりと行うことが出来れば個人でも簡単にECショップを開設することができる現在においては、多くのスモールビジネスオーナーが参入している領域でもあります。

元から何かしらの製造を行っていた人達が販売チャンネルとしてオンラインショップを開設する場合には、既にスモールビジネスではなくなっている場合が大半ですが、海外からの仕入れや「せどり」と呼ばれるような転売をする個人のビジネスオーナーも多く、今後もこの領域でもスモールビジネスは参入が増えるのではないかと予測されます。

コンサルタント

最後はコンサルタントです。

色々な種類のコンサルタントが存在しますが、実力と経験だけを武器に勝負できる世界なので手軽にスタートできるとは言えませんが、身一つあればどこでも仕事が可能なのでスモールビジネスとしては非常に多い業種でもあります。

例えば外資系戦略コンサルティングファーム出身のコンサルタントであれば月額150万円以上の案件も多数存在するような領域ですので、個人のレベルで考えれば十二分な報酬が得られる領域です。

一方で、一件受けてしまうとそれ以上の案件を受けるのは極めて困難な場合が多いですし、単価の判断は個人の実力値がベースになってしまう手前、高い能力を持ったコンサルタントの単価で仕事を受けて、能力が劣るコンサルタントが案件を行うという形が難しいため「ビジネスがスケールしない」という話に直面しがちです。

いかがでしたでしょうか?

スモールビジネスについて、イメージが湧くようになりましたでしょうか?

今後、起業をお考えの方はスモールビジネスでの早期立ち上がりから、収益の安定化を図り、その後スケールさせる方法を模索するような流れも検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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