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シェアオフィスと信用性・信頼性について

[投稿日]2016/07/13 / [最終更新日]2022/07/22

シェアオフィスと信用性・信頼性についての考える

シェアオフィスの利用を検討したことがある人がまず行うことは、どこにどのようなシェアオフィスがあるか?を調べることから始まります。

色々なシェアオフィスを見ていく中で、だんだんと情報を得ていくわけですがそこできっと目に入ってくるのが「信用性」についての意見でしょう。

沢山の人が色々な意見を述べているわけですが、総論としてなぜかリスク要因としてカウントされているような印象があるシェアオフィスを利用する場合は信用性が低くなるという意見。

このポイントについて改めて全体図を考えながら、まとめてみたいと思います。

まずは初めに

  • 信用性と信頼性の違い

を述べた上で、シェアオフィスと信用性を考える際に2つに二分して

  • どうしても越えられない信用性
  • 超えることができる信用性

について考えてみます。

その後、反対側の視点からシェアオフィスを利用しなければ得られる信用性・信頼性についての考察をのべ、最後にシェアオフィスじゃなければ得られない信頼性について言及します。

信用性と信頼性

まず言葉の定義となりますが、信用性信頼性は色々と混同しがちではありますが、明確な違いがあります。

「信用」とは、事実や存在を担保にしたこれまでの評価に向けた表現

例えば人に対して「信用している」という表現を使う場合、多くはこれまでの付き合いや実績を元にしてその言葉を発しています。物に対しても同様で、長く使ってきた物を信用している、という話です。

ここで述べている表現からもわかるように、この状態を見ているベクトルは、過去に向かっていて「これまでがあるから信用が出来る」という話になっていることが分かると思います。

「信頼」とは、信用を担保にして、これから先の期待値を評価した表現

この信頼という言葉は、信用をしている人や物に対して、その先の未来に期待をしている結果をゴールにして「信頼している」ということです。

「これまで常に結果を出し期待に応えて部下を信用し、次の大きなプロジェクト成功を託すのは彼しかいないと信頼してプロジェクトマネージャーに任命した」

といった形ですね。

では、ビジネスの現場において「シェアオフィス」を語る場合、多くのシチュエーション設定は初めてのクライアントとなっています。つまりこれまでの付き合いもない中で何かしらのサービスを利用してもらえるかどうか?というタイミングでの話ですので、問題となるのは「信頼性」です。

そうなった場合に、どうしても越えられない要素と、超えることが出来る要素に大別されます。

どう頑張っても超えることの出来ない信頼性の要素

シェアオフィスをその概要から考えてみても、信頼性とかかわる点でどうしても越えることのできない壁というのは実はとても限定的な領域だけで、それはシェアオフィスの利用するメリットの1つの裏返しでもあります。

要するに手軽に利用して、必要に応じてすぐに利用の停止が出来るような身軽さです。

これがどのようなネガティブ要素を持っているかと言うと、例えばサービスや商品が売り切りではないようなもの=アフターフォローなど絶対的に必要になるようなケースを想像するとイメージが湧くと思います。

  • 初期費用を発生させるようなサービスを展開している
  • 長期サポートが必要になるような商品を販売している

例えば、上記のようなケースだと、信用がない中でクライアントは「初期費用を払ってその先にしっかりとした対応が期待できるのか」「長期サポートしてくれると言っているが、突然連絡がとれなくなってしまうようなことはないのか」といった点がネックになり得るということです。

全く別の形で表現してみると「固定の住所のようで、固定の住所ではないが故に発生する疑心」ですね。もし仮にこのような理由で信頼性が足りないから失注するのだとしたら、どうしようもないと言えばどうしようもありません。

元より事業リスクとして折り込んでおくか、スタートの段階においてのシェアオフィスの利用を控える等の事前の検討が必要になるということになります。

超えることの出来る信頼性の要素

上記に述べたような要素以外で、信頼を少しでも得るための要素であれば、いくらでも対処の仕方があるということになります。

シェアオフィスを使ってるけどちゃんとしてる会社なの?

接触をしている状態にもよりますが、メール、チャット、ホームページの情報、対面での打ち合わせ等の接点が持てている状態であれば、これはもう事務所がシェアオフィスか否かという話はあまり重要視されていない段階でもあります。

人と人のコミュニケーションがしっかりとしてれば、シェアオフィスである事実などは簡単に越えられるだけの話でしかなく、逆に捉えればどれだけしっかりとしたオフィスであってもコミュニケーションのレベルが期待値に届かないようであれば、クライアントから依頼を取ることは難しくなってしまいます。

ホームページがない、またはホームページが更新されていない

シェアオフィスを使って信用性・信頼性を気にしているのであれば、そもそもホームページがなかったり、作ったけど更新されていないようなホームページを持っていることが矛盾だらけとも言えます。

この問題の解決は単純で、ホームページをしっかりとつくり、そしてしっかり更新を続けるようなコンテンツを用意し、ホームページ上での集客も有効にするようなマーケティング戦略に切り替えていくことで問題解決です。

どんな人かわからない

このようなケースもあるかもしれませんが、この「どんな人かわからない」というのはシェアオフィスに限った話ではありません。

だから特に何もしなくてもよいとは当然ならず、シェアオフィスを使うのだからこそしっかりと相手にどのような人物であるか?をあらゆる手段を用いて伝えた方が良いのです。

ホームページ上に代表のメッセージなどと共に写真を載せていますか?

どのような想いで、どんな人生で、どのような仕事をしているのか。

クライアントに伝えたいメッセージを直球でしっかりと掲載していますか?

少しでも信頼を勝ち取りたいのであれば、それ相応の工夫や努力が必要になります。

なぜシェアオフィスを使っているの?

もしかしたらそんなことを理由に信頼性を疑ってくる見込顧客もいるかもしれません。

「そんなことはそちらには関係ない」「余計なお世話」などと言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、そんな考え方もありますよね、とその意を汲み取った上で、そのような疑念を払しょく出来るような工夫をしておいた方がよほど精神衛生上は良いものです。

このシチュエーションが発生している状況を想像すると、問い合わせや電話などのコンタクトを取る前と、一度面識を持った後の可能性があります。

後者の場合は、前述の通り、既にコミュニケーションをとった上での「疑念」になってしまっているのでコミュニケーションにおける何かしらの問題があった可能性も否定ではできませんが、前者の場合も含め面識の有無にかかわらず、ホームページなどを見てもらっている可能性が高いと想定できます。

このようなケースも想定した上で、対策をしておくのであればホームページ上により人となりがわかるような情報をブログ形式で情報発信しておいたり、或いは完全に狙い撃ちをするのであればページのどこかしらに「シェアオフィスを使っているけど大丈夫?と思っている方へ」などのストレートなリンクと共に思いのたけを伝えるページを用意しておいてもよいでしょう。

いかがでしょう?

いくつかのケースを取り上げてみましたが、シェアオフィスを利用することで信頼性が落ちるかも?と思っていらっしゃるのであれば、どの点においてその可能性があり、それらはどのようにすれば対策を練ることが出来るか?まで考えれば、そのような疑念も払拭でき、気持ちよく前だけを見て進んでいけるのではないでしょうか?

シェアオフィスを使わなければ得られる信頼性とは

シェアオフィスを利用することにより信頼性が失われることを気にされている方は、ここで一歩立ち止まって考えてみてください。

反対に、賃貸オフィスを利用している場合(シェアオフィスを利用していない場合)に得られる信頼性というものはどのようなものがありますか?

もちろん都心の一等地の高級オフィスビルの一フロアを借りているのであれば、細かい点を除けば信頼性が高い会社であるという判断を無条件に手に入れることも出来るかもしれませんが、今時点でお持ちの現実的な選択肢の中から選ぶことのできる賃貸オフィスで考えてみてください。

金銭的な面を考えてみても、シェアオフィスが位置しているような場所とは全く異なる地理的な場所が住所になり、また築年数や建物の作りなども古いものになってしまうのは否めませんが、このようなオフィスとモダンな造りになっているシェアオフィスを比較する場合に、一概に賃貸オフィスだからこそ得られる信頼性というものは存在しているのでしょうか?

つまり一等地の広い敷地面積と洗練されたオフィス家具によって得られる信頼感というのは、そもそもの比較対象軸が「賃貸オフィス vs シェアオフィス」の構図ではなく、もっと全体的な「オフィス」としての存在とそれに担保された企業としての財務体質であったり、そこまで大きくなってきたという「信用」がベースになって生まれる信頼感でしかないのです。

シェアオフィスでなければ得られない信頼性も存在する

ここまではシェアオフィスを利用することに対する信頼性の欠如について、カウンタートークを交えながら全体的に話をしてきましたが、あまり話題になっていることを聞いたことがないものの中にシェアオフィスだからこそ得られる信頼性というものが存在します。

これは正確には、シェアオフィスから享受できる信頼性というよりもシェアオフィスを利用して事業を展開してきた先駆者達から得られる信頼性という表現の方が正しいものになります。

シェアオフィスを活用するメリットとして良く挙げられるものの中に「コミュニティのネットワーク」というものがあります。

色々な表現を使われる場合もありますが、つまりのところ同じシェアオフィスを利用している事業主同士のネットワークのことを指しますね。

そしてこのようなネットワークから紹介してもらえる場合のあるクライアントというのは、自分自身の信用力ではなく、紹介者の信用力に担保された信頼性が生まれるためとても成約率が高まる傾向があります。

これは「○○さんの紹介でしたら信頼できる方に違いない」という状況ということです。

このように、仮にシェアオフィスを利用すると失われる信頼性があるのだとすれば、同時にシェアオフィスを利用するからこそ得ることのできる信頼性も存在することがわかりますし、シェアオフィスを利用を検討する際にはしっかりと双方の存在を認識した上で、考えるのが望ましいと言えます。

東京の九段下で沢山の起業家仲間が待っています。シェアオフィスはナレッジソサエティをご利用ください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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