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シェアオフィス・コワーキングスペースの経営・運営について~閉店・廃業にならないために

[投稿日]2020/09/10 / [最終更新日]2021/07/03

当社はシェアオフィスとコワーキングスペースをほぼ同義語として捉えておりますので、この記事においてはシェアオフィスというワードを使用しますが、コワーキングスペースと読み替えていただいても通じる内容だと思います。

シェアオフィスは増加しているものの競争も激化

シェアオフィスは近年大幅に増加しております。正確な数値は把握できておりませんが、東京だけで300以上のシェアオフィスがあると思われます。もしかしたら500を超えているかもしれません。そしてその種類は様々で個人で運営されているものもあれば、大手による多店舗展開のシェアオフィスもあります。また対象も起業家・フリーランス向けのシェアオフィスから、テレワーク向けのシェアオフィスという形でいろいろなものがあります。

シェアオフィスが増加するということは、利用者にとって選択肢が増えるので使い勝手は上昇していると思います。

その一方でシェアオフィス間での競争も激しさを増してきているといえます。中には経営が立ちいかずに閉鎖するシェアオフィスも現れています。シェアオフィスでは「起業を支援する」「スモールビジネスを支援する」というコンセプトを掲げて運営しているところも多くありますが、そういったコンセプトを掲げながら、そのシェアオフィスが経営的にうまくいかないというのはとても残念なことです。運営者の方は熱意を持って取り組まれている方がほとんどで、そこにリターンが伴わないと疲弊してしまいます。こういったことはできるだけないようにしないといけないですし、そこを利用している方が投げ出されてしまう形になるのは悲しいことです。

シェアオフィス・コワーキングスペースの経営あるある

シェアオフィスの経営についてよくある問題点をいくつか挙げて解説させていただきます。

空いている場所があるからと気軽に始めてしまう

シェアオフィスを始めた理由に、「空いているスペースがあったので、そこをシェアオフィスとして貸したらどうかと考えた」というものがあります。しかし、ちゃんとした利用者にとって満足度の高いシェアオフィスを運営しようと思うと意外に手間がかかります。

価格設定が間違っている

経営がうまくいっていないシェアオフィスを見ると価格設定が間違っているケースがあります。シェアオフィスも突き詰めて考えれば不動産ビジネスです。不動産ビジネスの最大の利点はストック型収入が得られるということです。ここをあえて崩してしまっているシェアオフィスを多く見かけます。「サブスク」というキーワードがもてはやされるのはなぜでしょうか?それを考える必要があります。

事業計画が間違っている

価格設定の部分とリンクしますが、「いくらの価格で何人利用するといくらの売上が上がる」という基本的な売上予測があまり現実的ではない事業計画を立ててしまっていることがよくあります。自分の立てた計画目標値を50%しか達成していなくても利益が出せるのか?などシビアな経営計画を立てないといけません。(50%の到達するのでさえ、うまくやらないとかなりの時間がかかるのです。)

シェアオフィスの損益について考えることなく始めてしまった

思い先行型のシェアオフィス・行政等の主導で開設されたシェアオフィスでよくあるケースは損益のことをあまり考えずに初めてしまったというものです。起業家を排出することを目的とするのはよいことだと思います。それを実現するためにも長期にわたってシェアオフィスが運営され続けなければならないので、運営自体を黒字経営に持っていくことが大切です。

シェアオフィスを作ったが会員が増えない

空いている場所があるからシェアオフィスを作ったというケースに関連しますが、不動産としてスペースに空きが出るということは、それだけ魅力がない場所ということが考えられます。そうなればシェアオフィスの利用者もなかなか集まらないでしょう。また会員獲得のための活動をしっかりと行っていないということもあります。

会員間のコラボレーションが収益と結びついていない

これは当社も課題としてあるのですが、会員間のコラボレーションが生み出されたとしても、それによってシェアオフィスに利益が入ってくるわけではありません。またコラボレーションを売りにして集客をしようとしてもなかなかそれが伝わらないのも問題点です。 

シェアオフィス・コワーキングスペースを閉店・廃業しようと思っている方へ

やむを得ずシェアオフィスを閉店・廃業しようかなという場合ですが、当社が支援することができることがあるかもしれませんので、決定をする前にお声がけいただければ幸いです。支援につきましては私久田が直接担当させていただきます。

支援の例
・シェアオフィス自体の運営を受託
・シェアオフィスの集客支援
・シェアオフィスの経営指導
・行き場をなくした会員様の受け入れ

当社の強み
・2010年からサービスを開始しており経験がある
・シェアオフィス事業単独で黒字経営を継続中
・「シェアオフィス+地名」などの主要キーワードで上位表示を達成しているサイトからの集客力

 

経営に困っているという時点での相談でも大丈夫です。もし相談をしたいという方がいらっしゃいましたら、弊社の問い合わせフォームからお問い合わせください。秘密は厳守いたします。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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