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スタッフが東洋学園大学にて臨時講師を務めました

[投稿日]2018/07/08 / [最終更新日]2019/06/23

東京千代田区九段下にあるコワーキングスペース、シェアオフィス、バーチャルオフィスを運営するナレッジソサエティの渡部です。

6月末に母校の東洋学園大学にて臨時講師を務めてまいりました。

 

担当科目:人間科学基礎演習A

受講学生:人間科学部の2年生 100名×2コマ

人間科学基礎演習Aは人間科学部の学生の必修科目であり、今回の特別授業は社会人の話を聞いて進路を考える機会として設けられたそうです。

お伝えした内容

【プログラム】

Part1 卒業生の話①:社会福祉法人亀戸ふれあいセンター 副所長 瀬藤尚史

Part2 卒業生の話②:株式会社ナレッジソサエティ 執行役員 渡部貴浩

Part3 質疑応答

 

【お伝えした内容】

人間科学部のキーワードが「人を支える人になる」であり、特別授業のねらいが「進路を考える」なのでこんな目標を立てました。

 

学生の視野を広げる

 

色んな企業があること。
色んな仕事があること。
そして、社会人は楽しいこと。

就職活動をする時に就活サイトでピックアップされた企業だけではなく、まだまだ知らない仕事や会社があることを理解していただき、選択肢を増やすことを目標としました。

 

【トピック】

①これまでの仕事
②現在の仕事
③仕事のやりがい、楽しいこと、苦しいこと
④学生時代に経験した方が良いこと5つ

 

①これまでの仕事

ウォータサーバーやショップ店員やアパレルの営業をやってきたことをお話しました。

チャラチャラしていた23歳の私です・・・

 

②現在の仕事

ナレッジソサエティとは、起業する人を応援する会社であると紹介しました。
起業する人にとって大きな障壁が、オフィス賃料です。その問題を「シェア」という切り口で低価格で使えるようにすることにより、起業にチャレンジしやすくなり、チャレンジャーを増やし日本を元気にする会社です。

 

続いてシェアオフィス・バーチャルオフィスの解説を行い、担当の仕事についてお話しました。

弊社は部署が分けられていませんが、わかりやすく伝える為に部署に例えてお話をしました。一般的な企業では1つの部署の仕事を担当しますが、少人数の会社なので4つの部署の仕事に携わっていることを話した時に学生が驚いていました。

 

営業部とは、商品やサービス等を売ることであり、会社にとって最も大切なこと。
当社では施設の内覧やサービス説明が主な営業の仕事です。

 

企画部とは、どうしたらたくさんある会社の中から自社を選んでもらえるか?を考えること。
当社では著名人を呼んだ講演会やビジネスに役立つセミナーや交流会を開催し、バーチャルオフィスに興味を持っていただけそうな客層を集めております。

代表的なセミナー:100名以上にお越しいただいた「クラウドワークスアンバサダー就任記念セミナー

 

人事部とは、一緒に働く仲間を集めること。仲間を育てること。
採用サイトの活用や面接を行うことや一人前に育てるために研修を行っています。

 

広報部とは、会社の活動をお知らせすること。
新サービスや人事制度「週休4日制正社員募集」のプレスリリースを書いたり会員向けにメルマガの発行やメディア対応をしています。

 

③仕事のやりがい、楽しいこと、苦しいこと

仕事のやりがいはこれらを話しました。

・会社の成長を実感したとき
・自分の成長を実感したとき
・お客様、同僚から言われる「ありがとう

3番目の「ありがとう」が一番大きなやりがいです。

やりがいを語るエピソードでは、今年4月に開催した屋形船での交流会を紹介しました。

弊社サービスとは関係ない場所で開催する交流会に集まっていただきました。年度始めの忙しい時期にも関わらず参加いただいた会員の皆様や各種関係者の楽しそうな笑顔やありがとうの言葉が嬉しかったです。

 

他には中小企業のおもしろさも話しました。

・経営者との距離が近い
・仕事を複数担当
・自分の影響がわかりやすい
・同じ志を持った仲間が集まりやすい
・フットワークが軽い

大企業には大企業の特徴もありますが、小さな会社にも良いことがたくさんあることを知ってもらうことで視野を広げられたらと思います。

 

④学生時代に経験した方が良いこと5つ

実はこちらでは学生時代にやって良かったことを話すよう指示がありましたが、私の経験で社会人になってから役に立ったことを思いつきませんでした(笑)

なので社会人になってからの私の経験から学生時代に経験しておけば良かったことや仕事で役に立つと思っていることをお伝えしました。

 

1.インターンシップ

まず働きだしたら経験することが難しくなります。

そして経験することが何よりも一番身になると思うからです。

学生の感想にもありますが、私も会社で働くことはとても苦しいことだと思っていましたが、意外と楽しいことも多いです。そのことにも気が付けるきっかけであると思います。

 

2.PCリテラシーを上げる

どんな仕事でもPCを使うので操作に慣れていることに越したことはありません。

私は店舗で販売の仕事もしていましたが売上や在庫管理等でPCを使いました。

WordやExcelの操作やブラインドタッチはもちろん、SNSなどに触れることで流行りのサービスのことがわかります。

これからどんどん便利なサービスが増えるので最新のネットに触れておくことはプラスになるはずです。

 

3.勉強の練習をする

社会に出てからは学校の授業のように教わる機会から自ら学ぶ機会の方が圧倒的に多いです。今のうちに本を読んだり、調べ物をする練習をすると良いと思います。

 

4.酒をめっちゃ飲んでみる

こちらでお伝えしたいのは自分の限界を知り、迷惑をかけないということです。

潰れてしまわないことはもちろん、飲める酒や苦手な酒を知っておくことで翌日の仕事に影響が出ないように対策を打てるからです。

量を飲める必要はありませんが、歓迎会や忘年会などお酒の席は必ずあるのでお酌の仕方や作法など学んで役に立つことがたくさんあります。

私はワインを2本一気飲みして記憶がなくなって(青山の焼肉屋からラフォーレ原宿へワープ)から一気飲みはしないようにすることを学びました。

 

5.合コン

こちらはギャグのように思われますが(実際に学生から毎回笑われました)大マジメなことです!

お伝えしたいことは初対面の人と打ち解ける良い練習になるということです。

会社に入ると同僚はもちろん取引先などたくさんの人と出会うので学生の内からコミュニケーションを取る良い練習になります。

あとは純粋に楽しいですよ(笑)

 

まとめると、これらをお伝えしました。

・ウォータサーバー、アパレル、シェアオフィス・バーチャルオフィス業界のこと
・営業、企画、人事、広報4つの部署の仕事内容
・学生時代に経験した方が良いこと

質疑応答

質疑応答の一部です。

 

Q.資格があると面接で有利ですか?

A.企業の採用方針によりますが、当社の面接では持っていなくても問題ありません。
「履歴書が資格でビッシリ埋まる=良いこと」だと思われがちですが仕事に関係ない資格であれば特にプラスにはなりません。
例えばアパレルショップの面接を受けるときにフグを捌ける免許をアピールしてもすれ違うでしょう。
しかし、会話のきっかけになるのでリアクションをどう取るかでプラスにもなります。
あと、資格がないと法的にNGな仕事なのであれば取らないといけませんが不必要であれば資格は持っていなくても良いと思います。簿記の資格がなくても経理を行うことはできます。資格を取ることが目的にならないように気を付けてください。

 

Q.読んだ方が良い本を教えてください。

A.「入社一年目の教科書」マナーや仕事の進め方を学べる本です。
「ドリルを売るには穴を売れ」マーケティング初心者向けの本です。お客様が何を求めるものなのか考えることの大切さを学べる本です。
この2冊はどんな仕事でも普遍的に活用できることを学べるので紹介しました。

 

Q.バイトを複数経験するのと1つを続けるのと面接でどちらが有利ですか?

A.企業の採用方針によりますが、当社の面接ではどちらが有利かは変わりません。
資格の話と同様に会話のきっかけになるのでリアクションをどう取るかが大切です。

 

Q.転職回数は面接に影響ありますか?

A.企業の採用方針によりますが、当社は特に気にしていません。
私自身多いですし、新卒一ヶ月で辞めた人が現在社員で働いています。転職の理由が真っ当であったので採用に至りました。

 

Q.インターン先の選び方を教えてください。

A.インターンの目的を達成できる企業を選ぶと良いです。
「大企業の仕事を知りたい」「ベンチャー企業の仕事を知りたい」「●●が体験できる」など、まずはご自身の目的を決めることから始めて、その目的を達成できる会社のインターンを体験してください。

 

Q.今の会社に入社を決めた理由を教えてください。

A.ストックビジネスであり、候補の中で一番難しそうな仕事だったからです。
アパレル時代のフロー型ビジネスで苦しんだので真逆の働き方を求め、その上で経営者が相手で難しそうだから成長できると思ったからです。
ここだけの話、入社当時は起業に興味はあまりありませんでした。

学生の感想

・飲み会や打ち上げが苦手だから向き合い方を知りたい

・同級生、同じゼミ卒業でも経歴や現職が全然違うことに驚いた

・2人の話からコミュニケーションが大切ということを思った

・スライド作成にどれくらい時間かかったか?自分が苦手なので
 →1時間くらいです。PCで作業しがちですが、具現化しやすい紙とペンで下書きを始めることをお勧めします。

・合コンや酒の限界を知るというトピックを聞いたときはふざけていると思ったが、理由を聞くととても納得した

・2人ともプレゼンが上手で緊張していなかった。コツがあったら聞いてみたい
 →おそらく慣れだと思います。普段からお客様の案内をしており、それが1人から大人数になっただけでやることは同じですよ!ゼミの担当教授によると特別目立つ学生ではなく話すこともずば抜けていたわけではないそうです。

・学生時代のプランと現状が違うことがわかった

・2人みたいにスラスラ話せるようになりたいと思った

・仕事ではなくフットサルや合コンからも学ぶことがあると知り勉強になった

・持っていた方が良い資格について聞いたところ、何をしたいかの目的によって0でも良いという意見が参考になった

・面接で資格が武器になると思っていたがそうではなかった

・視野を広げるため学生の内に体験できるインターンを受けようと思った

・知らなかった職業を知れて視野が広がった

・大企業のことしか知らなかったが中小企業のリアルなことを聞けて会社選びの参考になった

・起業家やフリーランスの存在は知っていたがオフィス面でサポートする職業を初めて知った

・自分が興味ない授業でも受けることによって新たな発見と出会う可能性があるというアドバイスが良かった

・趣味を仕事にすると決めていたが、ストレス発散のために趣味は取っておいて良いかと思った

・自分に足りないものや身につけたい能力を知ってそれを育てるための仕事に就くことも良いかと改めて考えた

・将来の選択肢が1から2以上に増えた

・大企業の方が良いと思っていたけど中小企業の良さを知れた

・社員3人の会社があることに驚いた

・高校の時はインターンをなんとなく体験しただけだったが、大学生の今では目的を持ってインターン先を選ぼうと思った

・仕事を楽しんでいる

・会社で働く=ガチガチしているイメージがあったが「ずっとフルパワーで真面目に働くわけではない」ということを聞いて仕事への不安が和らいだ

・社会人は辛くて時間のないものだと思っていたが、遊んでいる話を聞けたり平日にも関わらず会社を抜けて授業をしていることで意外と時間があることがわかった

・転職は悪いことではないと思えた

・1つの仕事を辛くても長く続けることが大切だと思っていた

・転職はネガティブなイメージがあったが2人とも3回以上転職して現職が一番良いと言っているのでポジティブなイメージも持てた

・1つの仕事を定年まで続けることが当たり前だと思っていたけど転職もちゃんと理由があればよいものだと思った

・ステップアップのための転職は良いことと感じた。面接でも転職回数が気にする企業もあれば全然気にしない企業もあることを知れた

・資格の数が武器になるのではないことを聞けて良かった

・2人の資格が少ないことに驚いた

私の感想

①発見したこと

まず、1つの企業で働くことが一般的であり、転職をネガティブなことと思っている学生が多かったです。

個人的にステップアップや視野を広げる為なら転職は良いことだと思います。働いてみてわかることがほとんどですから。

ドラゴンクエストでも戦士と魔法使いを極めると上級職の魔法戦士になれるように異なる仕事を経験することで新たにできることが増えます。

私自身が転職回数が多いので転職しても平気、逆に良いこともあるとポジティブなこともあると思っていただけると幸いです。

 

次に、週休4日制度に注目する学生が多かったです。やはり休みが多いことはインパクトがあったようです。

決してギャグや奇抜な制度ではなく理由があって行っている人事制度です。

興味ある方はこちらをご覧ください。

採用情報

週休4日制社員の1日

 

②目的の達成

・1つの企業でずっと勤めることが当たり前と思っていた学生に転職の良さを伝えることができたこと

・週休4日制の会社があるという新たな発見に繋がったこと

・会社で働くことが楽しそうと思ってもらえたこと

・中小企業の良さも知ってもらえたこと

・将来の選択肢が増えたこと

以上の感想から私の目的であった「視野を広げること」が達成できて良かったです。

 

③今後に活かせること

私の仕事では学生と触れる機会はほとんどないので多くの発見がありました。

 

1. 3倍丁寧にわかりやすくする作業が必要

仕事の経験や知識がないことを前提で話をするのでわかりやすくするために噛み砕く作業をたくさん行いました。

特に専門用語をできる限り使わないようにしました。

シェアオフィスやバーチャルオフィスについて知らない方も多いので、そういった方々にどうすればわかりやすく伝えられるか?どうすれば疑問が生まれない説明ができるか?を改めて考える良い機会になりました。

 

2.ネガティブな意見をもらえることに感謝

人事部の仕事の説明で、「弊社にはAという特徴を持った人が合い、反対に大手ファストフード店●●には真逆のBという特徴を持った人が合う。」

会社によって求める人材像が異なるということを話をしました。

ただ、こちらの意図が伝えられず「そのファストフード店で働いている人に失礼ではないか?」との厳しい意見を頂戴しました。

今後はもっと丁寧に説明しようと思います。

今回の意見を頂戴しないと次回お話する際も同じ言い回しをしてしまうので、練り直す機会をいただき成長につながりました。

あと、それほど真面目に聞いていただいたことも嬉しいです。

 

3.私が知っていることは誰かの知らないこと

資格やバイトの数が面接にどう作用するかは人事の仕事をするまでわかりませんでした。今では当たり前のように思っていることも昔は未知のことだったと思い出しました。

学生向けに発信するメディアを立ち上げれば学生の役に立てるかもしれません。
このように誰かの不を解消することが事業やサービスが生まれるきっかけなんだろうなあ…と思いました。

さいごに

起業支援や洋服の販売や瀬藤君の福祉関係は全く異なる領域の仕事ですが、人を支える仕事であることは同じです。今回の授業を受講した学生の視野が広がり、仕事のことを考えるきっかけになれればと思います。

そして自分に合う会社に就職できることを応援しています。

また、今回声をかけてくださった学生時代にお世話になった塩谷教授に「成長したな!」と思っていただけたら嬉しいです。

 

東洋学園大学の記事はこちら

社会人の先輩2名を招いた「人間科学基礎演習A」特別授業の様子

 

塩谷隼平教授についてはこちら

人間科学部教員紹介

授業について解説動画

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