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週休4日制ではなく当社でのステップアップを選んだ理由

[投稿日]2021年03月25日 / [最終更新日]2021/04/07

週休4日制ではなく当社でのステップアップを選んだ理由

元週休4日制起業家正社員®の牧野です。「元」という表記があると、「自分の事業を立ちあげてナレッジソサエティを卒業するのか?」と思われる方も多いかもしれませんが、これからもナレッジソサエティの経営に携わっていきます。むしろこれまで以上に携わるという働き方を選びました。今回は私が「週休4日制」の求人に出会ってから、週休4日制ではなくナレッジソサエティでのステップアップを選択するまでの出来事をまとめていきたいと思います。

起業した気持ちがありナレッジソサエティの週休4日制の求人を見たけれど、

・当社の経営に携わりたい方も歓迎します。20代の先輩も活躍中。

・昇給は当社でのステップアップを望み、別の雇用体系になった場合

という部分も気になった方に向けて少しでもナレッジソサエティのことを知ってもらおうと思い、記事を書きました。なお、嘘偽りない職場の姿をお伝えできると思います。ぜひ、最後までご覧いただければ幸いです。

週休4日制の起業家正社員®という求人を見つけた日

確か「週休3日制 求人」、「週休3日制 東京」というようなワードでウェブ検索をしていた時だったと思います。「週休3日制を超えた週休4日制の正社員求人」という胡散臭そうなタイトルが目に入ってきました。一応前職が社会科の教員だったので「10時間勤務3日間で週30時間。社会保険にも入れるけど給与は正規勤務の4分の3、月給が額面で15万といったところかな?」などと推測しながら冷やかし半分でその記事をクリックしました。

ナレッジソサエティの採用情報トップ

「週休4日制」との出会い

「週40時間制は崩していませんが、1日あたり13時間(残りの1時間は調整)の勤務を3日間行ってもらうことで、メリハリのある勤務体制をとります。」

大手の民間企業で働いていた友人に話したところ1日13時間という部分に目がいき「さすがにブラック企業過ぎないか?」と笑われてしましましたが、私は13時間という数字にはあまり気にならず、「むしろ3日間だけ13時間働けばいいのか!」という考え方をしていました。

この求人に出会ったのは2019年10月26日。教員として働き続けることに疑問を感じて密かに転職活動を始めていた頃です。この年度は部活動が盛んでもなく、良く言えば落ち着いた校風の学校に異動していたので残業とも無縁になり始め、土日も比較的休める状態でした。それまでの4年間は週6日勤務がベースのような働き方をしているような時期もあったので、だいぶ健康で文化的な最低限度の生活に近づいている頃でした。

ただ、口を開けば愚痴が多い時期でもありました。そして、明らかに前年度までよりも働いていないという強い自覚がある一方で、受け取る給与は確実に増えていました。おそらくあのままボーっと生きているだけでもある程度の年齢までは昇給し続けたのでしょう。しかし、そんな自分に嫌気がさしていたのもまた事実で、大変ではあったものの異動する前の学校のほうが遥かにやりがいを感じており、別に残業代の有無や定時で帰るということにあまり興味がなかったということに気が付きました。

 

※軟式野球部の顧問をしていた頃の写真です。気が付けばもう5年前…。

 

他社の転職活動で得たこと

「環境を変えたい」という思いで緩やかに転職活動を始めたのが2019年8月頃。自分の中では結果的に「やはり教員を続けたい」という気持ちが強くなるだろうと期待している部分もあったのかもしれません。そもそも、就職活動が解禁となった大学3年生の12月頃、民間企業の説明会や面接に足を運んでいました。金融、不動産、教育などの業界を中心に面接を受け、いくつか最終面接まで選考が進んでいましたが、「内定を確保しておいて蹴ることは絶対にしない」という謎にカッコつけたポリシーのもと、最終面接後にこちらから辞退することが何社か続きました。

内定が出ていない中、大学4年生の9月に教育実習を終えると、特に実習生としておいしい経験をしたわけではなかったのですが「やはり教員になりたい」という気持ちが強まり、卒業式前ギリギリに私立高校の非常勤講師に採用されました。その学校で2年間働き、2度目の挑戦で合格した公立の教員採用試験。なんだかんだで20倍近く倍率があったと思うので、そこまでして得た職をまさか自ら手放すとは思いもしなかったのが本音です。

転職活動は始めましたが教育に携わりたいという思いはあったため、教育関係の出版業界、私立の通信制サポート校、民間の学習塾などの選考を受けました。最初の選考先で採用担当から言われたことは、大変失礼なのですがという前置きもほどほどに「先生なのにしっかりとメール返せる人なんですね。」ということでした…。その方曰く、教員出身者の選考をしたことがあるがビジネスメールを返せない、時間にルーズで必要書類が要求通りすべて揃わない方が多く、基本的には書類選考でお断りをすることが多かったとのことでした。なんとなく腑に落ちてしまうのが悲しいことですが年齢を重ねると教員の転職が難しくなるというのは感じることができました。

2社目の選考先は一次面接をウェブ上で行い、二次面接で本社に行きました。実はこの時初めてZoomを使いましたが、その話を一次面接で伝えると採用担当はとても驚いていました。二次面接では「年収はいくらまでなら減っても我慢できるか?」という質問を受けました。「いくらまでなら出せますか?」と逆質問をしましたが、その際提示された金額が教員時代の年収の8割に満たなかったことから、教員の市場価値をなんとなく肌で感じることができました

履歴書と職務経歴書

 

これらの転職活動は自分にとって良い社会勉強になりましたが、心の底から入社したいと思える企業はなかったため、本業とは別に自分がやりたい教育事業をやれる選択肢を探し始めることにしました。

転職活動では「労働市場は売り買いであること」を実感できました。正直新卒の就職活動ではあまりこうした実感ができませんでしたが、それはこちらの売り物がある種の可能性みたいなものだったからだと今更ながら感じました。本来売りに出せるだけの確固たるものがないにも関わらず、それを見つけなければならないという錯覚に陥り、自分自身を見失い、自分自身を偽り、結果的に企業側からは嘘で固めたような人間と思われてしまい、お祈りされ続けるというような悪循環に陥ってしまう。いわゆる真面目と言われる学生ほど苦戦する理由がなんとなくわかった気がしました。

一方、転職活動は「自分はこれで会社に貢献できる」という売り物があるため、買い手側の企業がそれに「いくらの値をつけるか?」という割り切った考え方ができると思います。そのため、選考が進まなかった場合も、自己否定をされたような感覚には陥らず、「高く売りすぎたかな?」というように開き直って次に進むことができるので、新卒の頃よりメンタルをやられることがないのかなと感じました。

 

ナレッジソサエティの選考で得たこと

ナレッジソサエティの選考過程は勤務体系や採用時期によって異なるようですが、私の時は以下のフローでした。

【2019年11月頃の選考フロー】

書類選考→一次面接(採用担当)→二次面接(代表面接)→最終面接(食事会?)

現在も勤務体系によって多少の差はありますが、おおむね下記のような選考フローになっています。

【2021年3月現在の選考フロー】

会社説明(オンライン)→書類選考→一次面接(オンライン)→二次面接(採用担当)→最終面接(代表面接)

※新型コロナウイルスの影響もありオンラインでの選考が多く、食事会を兼ねた最終面接がなくなっています。お酒を飲む口実が減るのでちょっと残念…

 

書類選考

「週40時間制は崩していませんが、1日あたり13時間(残りの1時間は調整)の勤務を3日間行ってもらうことで、メリハリのある勤務体制をとります。」

もともと週6日勤務をベースに働いていたような時期もあったため、「会社員として3日働き、自分がやりたい教育事業の準備を3日で取り組み、休みを丸1日もらえる」と考えると、かなりワクワクする求人でした。募集職種を見たところ、郵便物などの転送や館内のメンテナンスとあり、(当時は)定型業務が中心というような表記もあったので、教員の経験しかない自分でも働けそうだなと思いました。

ホームページの採用情報の欄が少々薄っぺらいことから胡散臭さが感じられましたが、他のスタッフの記事も見つけたため、一応大丈夫だろうということで求人に応募しました。その後、すぐに採用担当から折り返しの連絡があり、「履歴書と職務経歴書を送ってください」とのことだったので即日メールで返信をしました。

 

 

一次面接は採用担当との個別面接

2019年11月14日、一次面接のためにオフィスを訪れました。夜間のため裏口到着後、電話を掛けたところ、若いスーツの社員らしき青年が私を案内してくれました。エレベーター内で「ナレッジソサエティに面接に来ました」と伝えたのですが、予定より30分早かったためか、入居する別の企業の面接に来たと思い込まれたようで入口の受付端末(ナレッジソサエティを利用している企業や経営者を検索できる端末)を案内されました。

その当時は私を案内した彼がはやとちりで有名な某社員Kだとは知る由もありませんでした。

 

その後、私の意図も無事伝わって選考用の会議室に案内されました。手帳を開いて少し待っていると採用担当らしき童顔の青年社員が部屋に現れました。

「えー、採用担当の渡部(ワタナベ)です。」

ナレッジソサエティ採用担当の渡部

 

簡単な挨拶を交わしてお互いに自己紹介する中で、目の前の童顔の採用担当が私よりも2つ年上であることが発覚しました。このことがあまりに衝撃すぎたのか、面接時の記憶があまりありません(笑)自分がやりたい事業について漠然とお伝えし、次回その事業に関する資料をもってきてほしいと言われたことだけはなんとなく覚えています。先ほど当時の手帳を見返しました。

「ナレッジの面接も楽しかった。(中略)やはりこういう会社に興味を持つのかもしれない。なるべく早く決まってほしい。」(2019年11月14日)

 

大学時代からつけ始めた日記

 

※大学入学以降、手帳を使い始め、2年生から思い出に残った日にはコメント、社会人1年目からは毎日2~3行のコメントを残すようにしています。(ズボラな性格なので1週間まとめ書きをしたりもしますが後で読み返すと面白いので皆さんもぜひ!)

特に具体的なことは記述されていませんでしたが、自分の中ではとても一方的に就職する意思が固まっていたようです(笑)

さて、渡部は代表の久田とほとんど同じ時期に入社し、赤字経営だった頃の厳しいナレッジソサエティで他の社員が退職する中で久田を懸命に支えてきた男です。若くして経営の中枢にいることもあってか、母校で社会人講話のゲストとして講壇に立ったこともあるようです。

 

 

二次面接は代表との個別面接

自分の中では就職することは決まっていたようですが相手があることです。選考結果はじっくり待とうと思っていましたが、面接翌日の午後に二次面接の日程調整の連絡が入っていました。面接の手応えは悪くなかったので選考通過は驚きませんでしたが、翌日に連絡という点は少々驚きました。しかし、選考結果を待たされるよりは遥かに嬉しい誤算ですので、翌週の金曜日に再度オフィスに伺うことになりました。

二次面接は2019年11月22日。受付で渡部と顔を合わせ、作成した事業に関する資料をお渡ししました。その後会議室に通され、代表取締役の久田が現れました。久田との話に関しても詳細部分までは覚えていませんが、はっきり覚えている言葉が2つだけあります。

 

ナレッジソサエティ代表の久田

 

「どんな事業を始める場合もマーケティングが一番重要。知らない商品だったら誰も買えない。」

「集客ができれば売る商品を変えればいいだけだからどんなビジネスでもチャレンジできる。」

2つの言葉は私がナレッジソサエティに就職しようという思いをさらに強くさせました。

私は今までモノを売った経験がほとんどありません。非常勤講師として2年間働いていましたが、その時も自分の授業を商品・サービスとして扱っている感覚は正直ありませんでした。このような自分が起業するとなった際に一番苦戦することは商品・サービスを作ることよりも売ることだろうということはなんとなく予測がつきました。そのため、ナレッジソサエティでマーケティングを学びながら働くことができれば、収入は今よりも圧倒的に少なくなってしまうが、コンサルを雇ったり起業塾的なものに通ってお金を払うよりは遥かに割安でビジネスを学べるだろうという結論に至りました。

 

さて、久田は大手携帯会社の経理部で業務を経た後、サービス業界に転身しました。集客・店舗運営・採用・教育・人事システム・経理など様々な分野を学びながら、ノウハウを独立・起業をめざすスタッフに伝え、起業を支援するということに喜びを感じていました。その後、2013年9月にナレッジソサエティに入社すると同年12月に取締役社⻑に就任しました。4年間赤字だった事業の黒字化を3年で達成し、2017年4月からは週休4日制の起業家正社員®という人事制度を採用し、スタッフの起業もサポートしています。

 

 

赤ワインと美味しいお肉を嗜みながらの最終面接

二次面接の2日後。ナレッジソサエティから着信がありました。折り返す前にメールが来たので内容を確認しましたが、最終選考へのご案内でした。

「次回はご飯を食べながらざっくばらんにお話ができたらと思います。」

ほぼ内定をいただいたと思いました。ちなみに私以前の選考では食事は内定者懇談会というような名目で行われていたようですが、とある強者がいたことで選考フローに組み込まれたようです(笑)選考に加わったおかげで飲み過ぎずに済んだ部分があるので、ひょっとすると感謝すべきことなのかもしれません。

さて、2019年12月4日。九段下の某有名アルゼンチン料理店で赤ワインを嗜みながら肉料理をいただきました。とにかく美味しいお肉がリーズナブルな価格でいただけます。代表と行けば一銭も払わずに済みます。九段下にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

Don Gaucho (ドンガウチョ)

場所はこちらから。

九段下のドンガウチョ

 

採用担当の渡部は「お酒が弱い」と言いながら赤ワインのデキャンタを1人で頼み、早々に目元が真っ赤になっていました。飲んで潰れたい日もあるよなと思いながら観察していました。久田とは互いに焼酎が好きということでお酒の話を切り口に、麹町中学校や武田塾といった教育関係の話題でそこそこ盛り上がったことを覚えています。

本来は週休4日制で研修中の社員も来るということだったのですが、仕事の都合で来ることが難しくなり、代わりに一次面接時に私を受付端末に案内した某社員が途中参加で加わりました。なお、この日に来る予定だった研修中の社員と約1年後にこのお店で食事をすることはもちろん、彼が神楽坂の中心で「カラオケ行こっ!」と叫ぶタイプだとはこの時は知る由もありませんでした(笑)ちなみに研修中だったこの社員も今では週休4日制に移行しております。

 

正直この面接で私の何を測ったのか、私が職場の何を理解できたのかはわかりません。しかし、この人たちと働いてみたいという気持ちが強くなったことだけは確かでした。小規模な会社であればあるほど、少しでも気が合わない人と仕事をするのは苦痛になると思います。そのため、お酒を飲んだ際の雰囲気がわかるだけでも私としては大きな収穫でした。そして、あとは万が一に備えながら結果を待つだけでした。

 

内定通知から正式入社への意思決定まで

最終面接の2日後、採用担当の渡部より内定の連絡がありました。「とても悩んでメールを返すのに数日かかった」と言いたい気持ちもありますが、当日中に取り急ぎ入社する旨は伝えました。ただし、メールで「正式に入社してもらえるか?」という確認だけだったので、こちらとしてもいろいろと不安は感じたため、雇用契約書などを後日メールで送付してもらっています。

書面で給与を見た際、年収が額面で今の半分以下になるという現実を痛感し、「ホントにそれでいいのか?」という心の声も聞こえないわけではありませんでしたが、これで失敗したとしても笑い話にできれば人生面白いのではないかという謎の余裕がありました。友人に報告した際は「なぜに転職?」という驚きや「もったいない!」という心配の声も多かったですが、「勇気をもらった!」、「自分も動いてみようかな?」というポジティブな反応をもらえた時は嬉しかったです。

 

新入社員としてリモートワークで働いた感想

入社前に研修で数回職場に顔を出し、2020年4月を迎えました。今振り返ると充実した1年だったと思いますが、仕事に慣れる間もなくリモートワークを告げられた時は色々な焦りがあったのも事実です。リモートワークに関しては当社で既出の記事がいくつかありますが、新入社員としてリモートワークで働いた感想を今改めてまとめていきたいと思います。

新入社員として感じたリモートワークの課題

「新入社員視点のリモートワーク」というタイトルで2020年6月に記事を書きましたが、現場でリモートワークで均等に人数を分ける形での運用は職場としても初めてだったため、最初は様々な課題が挙がりました。そもそも、これまで新人スタッフは郵便物の仕分け・保管・発送という業務を最初に経験することになっていたため、現場に出社せずに新人が勤務するということは会社としても初めての経験でした。私も正直大変でしたが他のスタッフも大変だったと思います。

※第1回の緊急事態宣言は会社が公共交通機関での出社を控える方針を出したため、自宅と職場が25キロ離れている私はリモートワークとなりましたが、第2回の緊急事態宣言時に入社した社員は現場での研修しています。今後新入社員がリモートワークになることが基本的にはありませんのでご安心ください。

さて、当社ででまとめたリモートワークに関する記事は下記よりご覧いただけます。

新入社員視点のリモートワーク

リモートワークを始めて変わったこと。わかったこと。

4ヶ月のリモートワークを振り返り~リモートワークのあり方について考えてみたこと~

 

入社した当初、仕事の全体像が見えないことや曖昧なルールが多いことオペレーションが全体に共有されておらず質問した際にスタッフによって回答が異なることが私の感じた問題点でした。そして、これは後日気が付くことですが原因はリモートワークだから生じたわけではなく、そもそもナレッジソサエティが抱えていた組織としての大きな課題でした。

リモートワークで働く際に大切にした2つのこと

リモートワークは顔が見えず、働いている様子がなかなか伝わりません。特に現場での業務ありきだった職場では「社員がしっかり働いているのか?」「会社に働いていることが伝わっているのか?」という不安や疑問が生まれることでしょう。

多少不器用でも他人より早く出社し、他人より遅く退社することで会社から評価されてきたというのが旧来の日本型雇用の特徴だと思います。私も教員時代、3年目くらいまではとにかく早く出勤することで経験不足を補おうと必死でした。しかし、リモートワークになると早く出社しようが遅く退社しようが1日に「何をやったのか?」という面での評価になりやすいと思います。

労働生産性の低さが指摘されている日本でこのような評価体系が広まることは良いことだと思っていますが、新入社員のある種のガッツみたいなものが評価されにくくなること、また残業抑制等も相まってやる気のある新入社員の成長スピードが抑制されてしまうデメリットもあることは頭の片隅に置いておくべきだと思います。

さて、30歳間近の新入社員である私がリモートワークで働く際に大切にしていたことは会社からいち早く信頼を勝ち取ることでした。週休4日制に移行する条件は1人で店舗を回せるようになることでした。そのため、仕事をやり切る姿勢を見せることと、他のスタッフより相対的に貢献できるスキルを提示することを意識しました。

 

仕事をやり切る姿勢を見せること

まずは仕事をやり切る姿勢を見せ、わからなければすべてやってもらうのではなく、できるところまでは自分で取り組むことを意識しました。週休4日制に移行するためには1人でできる仕事が増えなければなりませんので、まずは仕事を与えようと思ってもらうようになることから始めました。リモートワーク移行時に私がメインで担った業務は問い合わせの対応でした。

緊急事態宣言下で電話受付を停止していたため、すべてメールで問い合わせが来ます。1件でも多くメールの下書きを作成し、先輩に内容を確認してもらい、送信された内容をフィードバックとして自分で確認するというフローになりましたが、当面の目標は「誰にも頼らずメールを返せる人」になることでした。

リモートワークしている牧野

 

他のスタッフより相対的に貢献できるスキルを提示すること

次に意識したことは他のスタッフより相対的に貢献できるスキルを提示することです。当初は処理できるオペレーション業務が少なかったため、久田からライティング業務を個別で与えられました。労働時間の穴埋め程度の感覚で、少しでもプラスになることをやってもらえれば、バーチャル業界や起業に関することをリサーチして記事にまとめる中でサービス理解を深めてもらえればくらいの感覚だったかと思います。

私はライティングにはある程度の自信がありました。また、他のスタッフが作成したメールの下書きや自社の資料を見る限り、相対的に自分の書く力はこの会社では武器になると密かに感じていました。そのため、久田から依頼された内容の意図をくみ取り早く書き上げること、chatworkで作業の進捗状況を全体に共有することを徹底しました。早く書き上げることを意識したのは代表の久田の口癖が「自分は筆が遅い」だったからです。一次的な原稿を私が早く仕上げ、細かいリライトを久田が行えば、これまでよりも記事を量産できることから、細かい言い回しを工夫することよりもスピードを重視しました。

なお、久田から個別のチャットで依頼される形が多かったのですが、「どのような仕事をしているのか?」という部分はオペレーション業務を担当しているスタッフからは見えにくいため、全体のチャットでライティング業務をこれくらいのスピードで担っているということを共有しました。「働いているアピールするのは…」と思う方もいるかと思いますが、リモートワークはお互いの仕事状況が見えないことが最大のストレス要因だと感じますので、やっていないことでやった感を出すのは論外ですが、やっていることをやった感を出すことは絶対に必要だと考えます。

 

リモートワークするためのモニター

 

一定の達成感を味わい心の中で新入社員を卒業

緊急事態宣言解除後、平日はリモートワークで土日やマンスリー郵便期間(月に1回全会員宛に預かっている郵便物を発送する作業があるため)に出社する働き方が続いていました。徐々に現場の仕事を覚え、処理できる業務も増えてきたため、自信もついてきていましたが、8月にこれまでやっていたことに対する一定の達成感を味わう出来事がありました。

先に入社していた週休4日制の社員の一人が私と同じ大学出身ということが判明し、2020年8月13日に私の同期も含めてリモート飲みをすることになりました。時間にして1時間程度だったかと思いますが、「牧野が2人いるという結論が出た(笑)」という話を聞きました。かなり大げさな表現ではあるものの、そう思われるだけの仕事量をこなしていると評価されているとポジティブに受け取りました。そして、私は心の中で自分の仕事に一生懸命取り組む新入社員を卒業し、組織の一員として全体に関わる課題解決に取り組むことを決意しました。

社内勉強会で感じた理想と現実

心の中で新入社員を卒業することを決めた時期、自分の起業に関してもある決断をします。結論から言うと開業ありきの考えを改め、今一度自分がやりたい教育事業について考え直すことでした。このきっかけになったのは、2020年4月から定期的に開催されるようになった週休4日制の起業家正社員®対象の勉強会でした。

ある程度経営が安定し、週休4日制枠で入社した社員が一定数になったことから、会社の福利厚生の一環として開催される運びになりましたが、この勉強会をきっかけに社員が久田に自分の事業を相談しやすくなったことは間違いありません。実際、勉強会後のやり取りをきっかけに、ナレッジソサエティでロッカーサービスを新規事業として取り組むことが決まり、提案者の工藤がそのプロジェクトリーダーになりました。

久田は赤字だったナレッジソサエティを独自に培ったWEB集客によって立て直し、オフィス事業としてだけでなく自社の求人としても起業家を支援するための雇用体系を提案するなど、地道な経営と斬新な発想が強みの経営者です(2021年牧野調べ)。無料で経営者から自分が取り組みたい事業について意見をもらえることはとても貴重な経験だと思うので、この勉強会・相談会目当てで入社することもありだと個人的には思っています。少々更新が追い付いていませんが、勉強会の様子はこちらからご覧いただけます。

 

 

社内勉強会の魅力

現役の経営者である久田から意見をもらえることはもちろん、同じく起業を志す社員と意見を交換できることも大きな魅力です。先に週休4日制に移行した社員からは休みの4日間で何をして過ごしているのか、どのようなビジネスを考えているのかということを勉強会やその後の懇談会を通じて聞くことができます。シフトの関係上、週休4日制に完全に移行してしまうと社員同士の出勤日が重なる機会は減ってしまうので、こうしたコミュニケーションの機会を保つうえでも勉強会は大きな役割を果たしていると思います。

「起業したい」という思いで入社している点は同じですが、社員それぞれ性格が結構異なりますので、自分が考える事業に関して多角的な視点を提供してくれるという良さもあります。リユース事業、事務代行、映像制作、就農、アウトソーシングサイト運営、教育事業、インフルエンサービジネスなど、それぞれの異なる分野での起業を考えている方が入社しているため、同僚や卒業生から学べることが多いのも特徴です。実際に2020年7月29日には社内でミニビジネスコンテストを開催し、自分が考えている事業について久田や社員から様々な意見をもらうことが出来ました。

 

 

損益分岐を意識して事業を計画する大切さを痛感

先述した第4回の勉強会は私の中でも大きなターニングポイントとなりました。それまでは2021年1月から4月までの間に必ず自宅で定額制通い放題の学習塾を開業すると意気込んでいました。「会社員として3日働き、自分がやりたい教育事業の準備を3日で取り組み、休みを丸1日もらえる」という想定の下、11月頃には週休4日制に移行すればとりあえず生徒を受け入れられるだけの準備は整うだろうと思っていました。

初期投資に関しても自宅で開業すれば店舗を借りる必要もなく、生徒の増加に合わせてその都度中古で机や椅子を調達すれば、赤字にはならないという認識でした。10人集まれば本業と同じだけの収入が確保でき、ダブルワークで数年間は過ごし、どこかのタイミングでナレッジソサエティを卒業しようという甘い考えでした。

WEB集客を行い、手作り感を出したチラシを通学圏内に配って数名集めれば、あとは紹介の連鎖で生徒は増やせるのではないかと思っていました。ところが、勉強会で久田から次のようなフィードバックを受け、開業ありきで進めるのではなく、一度立ち止まって考えることが重要だと痛感しました。

 

「自分を労働者だと考えてその自分に適正な給与を支払っても収益は確保できるか?」

「何人生徒が入塾した時点で損益分岐点を超えるのか?」

 

結論から言うとあまり深く考えていませんでした。教育事業はビジネスだと完全に割り切って良いものだとは思っていませんが、そこが教育事業に潜む問題点だとも気付かされました。そもそも自分が塾講師を経験していた際、本当に適正な給与を受け取っていたのだろうか。授業時間後や休日、ボランティアでどれくらい勉強を教えたのだろうか。講師である自分がきっかけで紹介につながったのになぜ私の時給に還元されないのだろうか。

ある種のやりがい搾取で成り立っている職場だということは以前より感じていたことなので、自分が経営者になりスタッフを雇用する立場になるときは誰に対しても胸を張れる高時給で迎えようと思っていました。しかし、自分を労働者だと考えてない以上は自分が受け入れられるキャパシティを超えた際、高時給でスタッフを雇用することは不可能であることに気付かされ、綺麗ごとだけでは教育事業には携われないことを痛感しました。

 

やりたいこととできることの間で

後日、私の中ではこれ以上値上げはしたくないという限界まで価格を上げたうえで、私の時給を最低賃金プラスアルファの金額で計算して損益分岐点を考えました。単月で6人入塾していればその月は黒字になることがわかりましたが、販管費や光熱費など一切計上していないことや、そこに至るまで数か月かかっても卒業などでまた塾生が減る場合など想定すると、1人でなければ取り組めないモデルだという結論に至りました。

自宅で同時に受け入れ可能な人数の限界を考えると定額制で提供するには受け入れ人数の限界値がある程度決まっており、顧客満足度を考えるとある程度の人数に達した時点で2人目、3人目のスタッフを雇う必要が出てきてしまいます。ただし、スタッフ1人の受け入れ可能人数を1人超えた状態では最も収益が悪化してしまうことから、この部分の見極めが難しいと感じました。

もちろんスタッフを雇用するにあたっては、1人生徒が減ったから今月は働けませんという提示はできず、スタッフが顧客満足度が直結する事業であるためスタッフ選びにも妥協ができません。というわけで、開業ありきの考えを改め今一度自分がやりたいこととできることを考え直すことになりました。

 

組織の一員としての社内改革

2020年9月頃からは組織の一員として新入社員の私が感じた課題解決を次の視野に入れていました。私が感じた組織の課題は教育体制と人事評価制度でしたが、まずは教育体制から具体的に改善していくことになります。

やり切ることに対する意識づけ

取っ掛かりは意識改革でした。教育体制を充実させるにはまず個人の意識を変えておく必要があると感じたからです。具体的にはやり切ることが当たり前という意識を持ってもらうことです。前提としてナレッジソサエティには給与に見合った仕事をしていない給与泥棒は存在しません。ただ、個人的には朝8時から夜10時まで営業していることから生じる各々のちょっとした甘えが存在していることが気になっていました。

ナレッジソサエティは様々な雇用体系でスタッフが働いており、仕事の引き継ぎが前提になっています。もちろん終業時間内に仕事が終わらずに引き継ぎをすること自体は何も悪いことではありませんが、「自分ができなくても明日誰かがやってくれるだろう…」、「自分ができなくてもこの後残るスタッフがやってくれるだろう…」という無責任な甘えが出るのもまた事実です。日々のちょっとしたこの甘えが積み重なると、わからないことは他人任せになり、巻き取れる人だけ仕事が増えるという悪循環に陥ることもあります。入社時に感じた特定の人にしか処理できない仕事があることの背景にはまずもってこの甘えがあったように思います。

そのため、まずは自分の終業時間には未処理のメールを1件も残さないこと(対応がわからないものは確認し私で返信すべき内容でない場合はそれを共有する)から取り組みました。また、特に週休4日制の社員に対しては「後から入社した後輩より巻き取れる仕事が少ないのは問題だよね?」という無言の圧をかけることで意識を変えてもらおうと心掛けました。こちらに関しては圧を感じやすいタイプ(某社員K)とそうではないタイプ(某社員K)がいましたので効果があったかはわかりません(笑)

ただ、少なくとも週休4日制の社員から終業時間が早いスタッフに対して未処理のメールが多く残っていることを問題視する声があがったり、現実的に終業時間の何時間前までに来ているメールであれば処理し切れるのかということが議論されたり、それをもとに日々のタスク表にメール業務が追加されたりしたことを踏まえれば、一定の効果があったとは感じています。

 

未読ゼロのフォルダ

 

また、特定の人しか処理していない仕事を教わることも意識しました。ナレッジソサエティでは月に1回の業務等を中心にベテランのアルバイトスタッフにしか処理できない仕事が存在していましたが、そのスタッフが抜けた後のことを考えるとあまりにリスクが大きいことでした。そして、別にそのスタッフが仕事を引き継ぐことを拒んでいるわけではなく、引き継ぎのためのマニュアル作成が難しいなどの理由で責任感を持って処理していただけでした。

そのため、実際に自分が積極的に仕事の全体像や目的などを共有してもらい、後々言語化することを意識しながら仕事を教わりました。今は全員が処理できなくても職場が回ってしまう仕事であっても、今後必ず職場が機能するとは限りませんので、アルバイトスタッフのGさんにお願いして処理している仕事をリストアップを進めてもらいました。

 

教育体制の具体的な改革

ナレッジソサエティではスタッフ教育を「learning box」というツールを活用し、クイズで行うことを基本としていました。小規模の会社であり、べたつきのマンツーマンで新人教育を行うことは難しいため、クイズを日々のオペレーションの拠り所にしていました。このこと自体は全く問題ではなく、むしろ先進的な教育体制だと思っています。

ところが、私が入社した頃にはこのクイズの内容が新たなものに更新されていないまま、形骸化してしまっているという点が身近な問題として存在していました。また、選択式のクイズ形式でオペレーションを学ぶことはできても、仕事の全体像を把握できないため、1人で店舗を任せられるためにどのように仕事を覚えていくのか、自分自身の成長フローが描けないという点も課題として感じていました。

そこで、クイズの修正という直近の課題解決と新人が自分自身の成長フローを描けるようにするための仕組みづくりに取り組むことにしました。

 

クイズを刷新し続ける環境整備

既存クイズの修正とそのクイズ内容が常に更新されるづける環境整備に取り組みました。ここに関しては、なんとなくクイズの修正担当に就任していた週休4日制の社員を動かしました。まず、私が改めてすべてのクイズを解き、ルール変更やオペレーション変更に伴い修正が必要な問題をリストアップし、問題と解答、解説の例をセットにして早期の修正を依頼しました。また、私自身が遭遇したこともないオペレーションや過去のルールと思われるものに関しては、その社員がわからなければ代表やベテランのアルバイトスタッフに早期に確認するように促しました。

加えて、クイズは1日の初めに取り組むことが職場内でのルールになっていましたが、1項目の問題数が多く解ききれずに日々の郵便が届いてしまうことが新人教育の大きなネックになっていると感じていました。そのため、私の後に入社した時短正社員(アルバイト)のMさんからも貴重な意見を収集しながら、各項目を20問以下に細分化して解説をじっくり読んでも1項目を20分以内に取り組めるように変更してもらいました。

 

クイズの修正担当だった週休4日制の社員もおそらく最初は渋々取り組んでいたことと思います。ただ、クイズに関して前向きな意見が出ることによって彼の尻に火が付いたようで、クイズをさらに有効にするための手立てが提案され、仕事を教わることが多い新人スタッフは終業15分前からクイズの修正や新規投稿を行うというルールも設けられるようになりました。これによって日々なんとなく教わった仕事を自分だけの知識に終わらせず、クイズだけでは細かい部分がわからずに先輩に質問していたことがすべてクイズ化されていくフローが徐々に確立され、先輩スタッフではなくクイズから学べるオペレーションやルールが増えていくことになりました。

なお、神楽坂のKとして名を馳せたこの社員は社内の新規事業にも積極的に携わっており、ロッカーサービスプロジェクトのリーダーを務めています。こちらの進捗に関しては下記の記事をご覧いただけばと思います。

 

仕事の全体像を把握できるツールの準備

クイズはルールや細かいオペレーションを自分のペースで学べる点で優れているツールですが、仕事の全体像を一覧で把握することはできません。仕事のおおまかな分類を知り、どのような仕事が存在し、どの順番で習得していけばよいのか。これらを可能にするため、手始めとして仕事一覧表と業務ツール一覧表を作成しました。

仕事一覧表はナレッジソサエティに存在する仕事を施設、料金、契約、郵便物、会員対応、外部対応の6つの大項目に分類したうえで、簡単な作業工程を記載したシートになります。これまで、日々郵便のオペレーションについては作業リストが存在していましたが、それ以外の仕事に関しては体系的に整理されているものはほとんどありませんでした。ナレッジソサエティではべたつきでの新人教育を行う時間はないため、クイズで身につけた知識をもとに業務を取り組み、作業に不安がある際はこの仕事一覧表の作業工程を確認しながら作業してもらえば、先輩スタッフへの質問回数も減らせると考えました。

ただし、この仕事一覧表はとても自分一人で完成させられるものではないため、仕事の洗い出しや私が遭遇したことのない仕事に関してはベテランのスタッフにも手伝ってもらいました。残念ながらまだ完成してはいませんが、おおよその仕事はここで検索できるようになっています。

 

仕事一覧表

 

業務ツール一覧表はナレッジソサエティで使用する業務ツールやリストの使用方法に関するレクチャー動画をまとめたシートになります。こちらは仕事リストの作業工程を記載している際、レクチャー動画を用意することで先輩スタッフへの質問をさらに減らすことができると思い、追加で作成することにしました。レクチャー動画はほとんど自分で準備しましたが、作成するにあたって改めて業務で使用するツールやリストの理解度が進んだため、自分にとっても有意義な時間になりました。

業務ツール一覧表

 

 

また、今まで朝の事務作業をメインに利用していたタスク表を事務作業全般に適用範囲を広げ、ウィークリータスク表として作業する日付が決まっているタスク、曜日が決まっているタスク、施設オープン前のタスク、帰社前のタスク、施設クローズ時のタスクを一覧で把握できるようにし、新人でも1週間単位でどのような仕事が存在するのかが見えやすくしました。

他にも形骸化してしまっていた月末や月初の作業リストも更新し、毎月タスク表として運用、改善するようにしたほか、契約作業や申請作業といった会員情報の登録や変更時のオペレーションに関しても分担してマニュアルを作成しました。特に契約作業等に関してはアルバイトスタッフのKさんにマニュアル作成などを進めてもらいました。Kさんには2021年4月からは正社員としてナレッジソサエティを支えてもらいます。

 

 

ナレッジソサエティでのステップアップを選んだ理由

もともとは「会社員として3日働き、自分がやりたい教育事業の準備を3日で取り組み、休みを丸1日もらえる」という考えのもと、週休4日制の人事制度に惹かれて入社しました。しかし、雇用体系に関わらず業務改善の意見が飛び交う職場の雰囲気や、経営者との距離が近く自分の提案が良ければすぐに受け入れてもらえる環境など、私にとって働きがいのある職場でもありました。最後に、なぜ週休4日制の起業家正社員®ではなく、週休2日制の雇用体系に移行したのかをお話しできればと思います。

信頼と責任を感じられる喜び

2020年10月2日、久田から個別のチャットで勤務時間外でのライティング業務の依頼がありました。ライティングのスキルを評価されたことはもちろん、業務時間外で仕事を発注してもらえたことが素直に嬉しかったです。また、教育体制の改革についても任せてもらえたり、ベテランスタッフからオペレーションに関する相談を受けたりする中で、信頼と責任を感じることができました。私の性格上、任せられることを意気に感じるタイプであるため、やりたいことを次々にやらせてもらえる環境はとても働きがいがあるものでした。

 

業務委託の請求書

 

未熟な組織には原点がある

「未熟な組織には原点がある。教えられることが多い。」

これは社会人野球チームのシダックス監督時代の野村克也氏が残した言葉だと記憶しています。私は中学・高校と野球に取り組んでおり、教員時代に野球部の顧問を務めたこともあったため、元プロ野球選手や監督などの著書は結構読みました。なかでも野村克也氏と落合博満氏の著書はお気に入りであり、野村氏の著書からは人間教育について、落合氏の著書からはプロ(社会人)しての心構えなどを勉強させていただいています。そして、ナレッジソサエティで働く中でふと頭に浮かんできたのが「未熟な組織には原点がある。」という言葉でした。

 

『野村ノート』の表紙

 

ナレッジソサエティは誰もが知る大企業ではなく、従業員も10名程度の中小企業です。そして日々成長を続けている発展途上の企業です。まさに良い意味でも悪い意味でも未熟な組織だと思います。ただ、当たり前のことかもしれませんが、どのような大きな組織にもこのような未熟な時期はあったはずです。事業を立ち上げることになれば、未熟だった頃のナレッジソサエティがぶつかったような課題にも遭遇することになるでしょう。

つまり、このナレッジソサエティで働くことは、創業時や業務拡大期にぶつかる課題とその解決策を先んじて学ぶことにもつながるはずです。週休4日制の起業家正社員®として入社することは、単にまとまった時間が確保できるとか、月給20万円という給与を確保できるとか、各種社会保険が完備されているとか、そういったこと以上にもっと経営の本質的な部分に関わりながら学びを得られるのではないだろうか。前向きに今に向き合うとナレッジソサエティという組織で働くことの様々なプラス要因を考えることができ、心の中でもっとこの組織と長くかかわりたいという気持ちが芽生えてきたのは2020年の年の瀬でした。

 

ステップアップを決意した日

2021年1月21日、スタッフの計画的な有給休暇取得や一斉健康診断に関してミーティングをしていた際、久田から「週休2日でうちで働かないか?」と提案されました。今回は転職活動の時とは異なり同時に迷いもありました。

「何のためにナレッジソサエティを選んだのか?」、「バーチャルオフィス・シェアオフィスの運営をしたかったわけではないよね?」、「週休4日制という人事制度で起業するために入社したのでは?」、「組織人として働く選択をするのであれば転職しなくてよかったのでは?」など、自問自答を数日間繰り返しました。どこかでこの話を受けることは負けのような気もしました「結局起業するためではなく前職から逃げる言い訳が欲しかったのでは?」という自分自身からの容赦ない批判もありました。

しかし、週休4日制を続けてナレッジソサエティという組織と関わる日数が減ることで失うことの方が大きいという思い週5日間ガッツリとナレッジソサエティの経営に関わることで得られることの方が大きいという思いが徐々に強くなました。お酒に溺れたわけではありませんでしたが、この話があった1週間のウイスキーの減り方は異常だったと思います。

 

ウイスキー達

 

2021年2月5日、基本的には週5日間働くという気持ちで固まりました。「未熟な組織で原点を学びたい」というのが私がナレッジソサエティでのステップアップを選択した理由です。特に採用、人事、教育の面でまだまだ試行錯誤中の組織でこれらのコンテンツや制度を充実させたいと思ったのが一番大きな理由です。私が入社する前に売上を増加させ経営を安定させること、誠実に会員に対してサービスを提供すること、この2点に関してはおおむねクリアしている状況だったと感じています。

しかし、久田やベテランスタッフの人間性に依存する形で働きやすい雰囲気は作られている一方で、スタッフが本当の意味で働きやすくなる体制は不十分でした。仕事の全体像が把握でき、自分の成長フローが描け、個別交渉ではなく成長とともに昇給や手当が納得いく形で実現する人事制度は整っていません。

本来はもっとニーズがあると思われる会社員として働きながら起業準備の時間確保ができる「週休4日制」をもっと多くの人に認知してもらうこと入社希望者の求める情報を充実させ入社前に不安を感じずに済み採用コンテンツを提供することなども課題として存在すると思います。こうしたまだまだ未熟で成長途上だと感じる部分に取り組んでいきたいという思いがナレッジソサエティで週5日間働こうという気持ちにつながりました。

2月8日に久田とミーティングを行い、条件面の確認や望む働き方や取り組みたいことなどを話す機会をもらいました。結論から言うと私の要望はすべて受け入れてもらえました。給与体系など現実的な部分に関しても私が譲れないラインは軽々超え、原則リモートワークの継続も認めてもらい、一般的な組織に比べて未熟な採用面、人事面、教育面を強化したいという方向性に関しても許可をもらいました。給与体系に関しては今まで以上ナレッジソサエティという組織にウエイトを移すため昇給や賞与の条件も明確に提示してもらいました。

リモートワークに関しては通勤によるストレス軽減を求める私と交通費の削減を検討する会社の思惑が一致しました。採用面、人事面、教育面に関して方向性も共有でき、「日々のオペレーションから可能な限り外れてガッツリ進めてほしい!」という言葉も貰えました。こうして入社11ヶ月目、2021年3月から週休4日制ではなく週休2日制の正社員としてナレッジソサエティで働くことが決まりました。

起業はあきらめたわけではない

2019年10月26日に出会った週休4日制の求人、2020年4月から入社し、11月から2月までの4ヶ月間は週休3日制のシフトで働きました(週休4日制への移行はできましたが、ナレッジソサエティの業務を進めたいと考え自らの判断で週休3日制を継続していました)。そして、2021年3月からはリモートワークではあるものの、週休2日制、いわゆる普通の会社員としての働き方になりました。

それでは「3月からはナレッジソサエティの正社員だけに専念するのか?」というと決してそうではありません。週休2日にはなってしまいますが、起業に向けての準備も進め、副業として取り組むことも増やしていきます会社から受注しているライティングの業務委託契約は継続し、アトリエを持つ知人の名刺やパンフレット、ラベルシールなどの作成を継続的に行い教育に関する情報提供を行うウェブサイトの運営も開始します。

 

スク選Navi

 

当社の週休4日制の起業家正社員®のパイオニアの水野は、現在もナレッジソサエティに業務委託で携わりながら、コンサル会社の役員、サッカーの審判員、自分で取り組むリユース事業と四足の草鞋を履いています(家庭も含めると五足)。

 

こうした生き方に畏敬の念を抱いており、「いずれは自分も!」という思いもあります。もちろんしばらくはナレッジソサエティの経営に全力を注いでいきますが、将来的には他の3つ(1つはナレッジソサエティからの受注ですが)のウェイトも高めていければと思っています。

さて、ナレッジソサエティではあなたに合った雇用体系をご用意しています。週休4日制の起業家正社員®、時短正社員(アルバイト)、フルタイムの正社員やアルバイトスタッフも随時募集中です。ご興味ございましたら下記からお問い合わせください。

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