そもそもコワーキングスペース(Coworking Space)って何?

2016年01月12日
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コワーキングスペース(Coworking Space)とは?

コワーキングスペースという言葉が、徐々に一般的な言葉として認識され始めています。東京でも300を超えるコワーキングスペースがオープンしているのではないかと思います。そしてその数は増加の傾向をたどっています。

コワーキングは英語で書くと「CO-WORKING」ですが、このCOというのは、例えば「共同創業者」を「CO-FOUNDER」と呼ぶのと同様に「共同」を意味します。その後ろにワーキングスペースと入ると「共同で仕事をする場所」ということになります。

共同で仕事をすることによってさまざまなメリットが生まれてくることが、コワーキングスペースの認知の拡大とスペースの増加につながっていることは間違いありません。

ここでは当社、ナレッジソサエティが考えているコワーキングスペースとは何か?ということについて解説してみたいと思います。

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コワーキングスペースに共通する基本機能

コワーキングスペースはその運営業者によって様々な機能がありますが、おおよそどのコワーキングスペースも下記のような機能を持っています。

フリーアドレスのワークスペース

名称がコワーキングスペースですから、仕事をする場所であるワークスペースはどのコワーキングスペースにも設置されています。ただし、その形態には少し種類があります。ひとつはフリーアドレスのワークスペース。つまり空いているところを自由に使うタイプ。そしてもう一つは自分専用の固定席が持てるタイプです。

これらはどちらか一方しかない場合もありますし、両方が用意されている場合もあります。ただし、フリーアドレスの場合は席数以上のメンバーを受けるれることができるので価格は安くなりますが、自分専用の固定席は一人しか受け入れられないので面積と坪単価によって価格が決まってしまいます。

無料Wifi

Wifiについてもほとんどのコワーキングスペースで用意されていると思います。ただし気をつけなければいけないのが、そのスピードです。普通の家庭用のネット回線を使っているところもあれば業務用回線を複数本引いているというコワーキングスペースもあります。これらは利用者数(混雑具合)と回線のタイプ及び回線数によって、快適度が変わってきます。これは実際に使用してみないとわからないことが多いと思いますので、可能な限りトライアルを行って、サクサクとネットが使えるかを試してみてください。

フリードリンク

基本的にコワーキングスペースにはフリードリンクが設置されています。中にはこだわりのドリンクがあったり、夕方以降ビールが飲み放題というコワーキングスペースもあったりします。

 

つまり自由に座れるスペースでドリンクを飲みながら、PCで仕事ができるのがコワーキングスペースの基本的な機能といえます。

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コワーキングスペースによってあったりなかったりする機能

これらの機能はコワーキングスペースによってあったりなかったりします。

法人登記と住所利用

多くのコワーキングスペースは起業のためのオフィスという点から法人登記と住所利用を可能としていますが、中には法人登記や住所利用を許可していないところもあります。こういうコワーキングスペースは、その目的が起業支援とは別のところにあったりすることが多いです。例えば大手企業が外部の人と交流する機会を創出する目的で自社のスペースを外部の人間に開放するというようなことがあります。この場合は利用料が無料であったり格安で使えたりするケースがあります。

会議室・セミナールーム

会議室は多くのコワーキングスペースで設置されていることがほとんどですが、セミナールームについてはセミナールームとしてスペースが確保されていないところもあります。そういったケースではセミナーを開催する際に、ワークスペースをセミナー用スペースに転用することがあります。また会議室はそのスペースによって設置されている数にばらつきがあります。

郵便物の受け取りと転送

郵便物についてはまず住所利用が許可されていないコワーキングスペースでは、郵便物は届きませんので受け取りや転送はありません。住所利用が許可されているコワーキングスペースでは郵便物が届くようになりますので何かしらの郵便サービスが提供されます。シンプルなものでは郵便ポストを設置し、郵便局員が投函するタイプのものもありますし、受け取った郵便物を転送してくれるコワーキングスペースもあります。

郵便物のサービスについては、何を受け取ってくれるか?何を受け取ってくれないか?料金はどのような体系になっているか?などが千差万別です。利用を検討する際にはよくチェックしておくことが重要です。

電話転送、FAX

法人や個人事業主の方は事業用の電話番号が欲しいというケースが非常に多いですが、コワーキングスペースによっては電話転送サービスを提供されています。転送サービスが提供されていない場合は自分で事業用の回線を用意する必要があります。

FAXについても同様ですが、一時的なFAX送受信ニーズに対応してくれるコワーキングスペースがあります。

セミナー

コワーキングスペース主催のセミナーについてですが、これは活発に行っているところとほとんど行っていないところにわかれます。自分にとって興味のある分野でのセミナーが多く行われている場合は積極的に活用するとよいでしょう。

また会議室のところで少し言及しましたが、セミナールームや大きな会議室を持っているコワーキングスペースはほとんどの場合、そういった場所でセミナーが開催されることがほとんどだと思いますが、特別そういうスペースを持っていない場合はワークスペースの一角を使ってセミナーを開催しますので、自分が参加しないセミナーが開催されているときにワークスペースを確保できるかはチェックしたほうがよいでしょう。

交流会

交流会も行われているコワーキングスペースとそうでないところに分かれると思います。交流会は新しい出会いの場になり、そこからコラボレーションが生まれたり仕事をもらったりできる可能性がありますので、積極的に参加することが望ましいです。

上記のような直接的なメリットを享受しなくても「知り合いが増える」という間接的なメリットもあります。利用者同士に知り合いが増えるとコワーキングスペース内の空気が柔らくなります。そうなると利用者間でのトラブルが減るという傾向があります。やはり知っている人同士と知らない人同士では同じことでも受け取り方が違ってきます。

専門家による支援・ビジネスコンサルティング

ビジネス分野の専門家による支援をうたっているコワーキングスペースもあります。この支援を本格的に行っているコワーキングスペースであれば積極的に活用するべきです。一人の専門のコンサルタントを雇うとなるとコワーキングスペースの利用料金とは比較にならないほどの金額が必要になりますので、使わない手はありません。

キッチン

交流会に近い目的を持っていると思いますが、キッチンを設置することによってちょっとしたパーティなどを開催することで交流を深めようというコワーキングスペースもあります。こういうキッチンがあれば手軽に食事が作れるので一緒にいる人たちとコミュニケーションが取れるようになります。ただしにおいの問題も発生するので、その点は注意が必要です。

 

まだまだ他にもユニークなサービスを提供しているところもありますが、おおよそこういったようなサービスがコワーキングスペースでのスタンダードな機能といえるでしょう。

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コワーキングスペースのメリット

コワーキングスペースはそもそも業種的に使用することが難しい場合を除いて、起業家にとってのメリットはとても大きいといえます。そのメリットをご紹介します。

コワーキングスペース(Coworking Space)があなたの起業を成功に導く15個の理由

コワーキングスペースのデメリット

コワーキングスペースはメリットが多くありますが、デメリットが全くないということではありません。ご紹介したいと思います。

作業スペースの確保が保証されていない

専用席を契約していない限りは基本的にフリーアドレスの席になりますので、席が確保できないという可能性があります。ただしフリーアドレスであることが利用料金が低くなることの大きな要因ですので、そこはトレードオフになります。いかに多くの利用者に快適に使用してもらえるかをコントロールするのもコワーキングスペース運営者の腕の見せ所でしょう。

作業に集中できない可能性も

コワーキングスペースは多くの人が利用するので、ワイワイした雰囲気になることもあります。それが気にならないという人でしたら問題ありませんが、気になってしまうという場合は快適に過ごせない可能性があります。

セキュリティが甘くなる

コワーキングスペースはいろいろな人が出入りし、交流が促進されることがその大きなメリットでありますが、裏を返すと知らない人がたくさんいるということになりますので、セキュリティ面でどうしても甘くならざるを得ません。セキュリティはリアルのセキュリティもそうですし、ネット回線のセキュリティも同様です。

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選択時は「誰を対象としたコワーキングスペースなのか?」を考える

近年コワーキングスペースは、増加の一途をたどっていますが、そのコンセプトはコワーキングスペースによって様々です。増加するコワーキングスペースの中から最適なものを見つけるためにはどのようにしたらよいのでしょうか?

一つの視点として持っておきたいのが「誰を対象としてコワーキングスペースなのか?」という点です。

コワーキングスペースの中には起業家向けのものもあれば、大企業のワークライフバランスのために作られたコワーキングスペースもあります。単純に起業家向けと大手企業の従業員向けを比較すれば、例えば郵便物や電話サービスについては起業家にとってはとても重要なサービスになりますが、大手企業の従業員についてはほとんど不要のサービスといってよいでしょう。

また作業をしたい人のコワーキングスペースなのか?それともう打ち合わせをするためのコワーキングスペースなのかといった意味での誰を対象としているかという点も考慮しなければいけません。

よって対象者があったコワーキングスペースでないと、使い勝手は著しく悪くなってしまいますので注意が必要です。

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その上でコワーキングスペースに求める点を優先順位付ける

上記のように様々な性質のコワーキングスペースがありますので、どのようなコワーキングスペースなのかということを見極めることが重要ですが、それ同時に大切なことが自分自身がどのようにコワーキングスペースを使うのかというポイントです。

自宅で作業するとメリハリがなくなるのでコワーキングスペースを使いたい
自宅では法人登記ができないので登記できる場所が欲しい
セミナールームでセミナーを行いたい
カフェで仕事していたが落ち着かない
クライアントと打ち合わせを行える場所を確保したい

といった様々なニーズがあると思います。

もちろんそういう自分のニーズをすべて満たしてくれるコワーキングスペースと出会えることができればそれはとてもラッキーですが、その利便性とコストは比例してくるのも真実といえるでしょう。コスト負担は考えずに、フルサービスを受けれればよいというのであれば問題ありませんが、コスト面のメリットを大きく感じてコワーキングスペースを探されているという方も多いと思いますので、何を優先するのかということをご自身で明確にしてコワーキングスペースを選択する必要があります。