企業が開催するセミナーに呼ばれるには

2014年11月21日
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こんにちは!セミナープロデューサーのBrew(株)の原です。

前回は「セミナーには色々なタイプがある②~セミナー会社主催のセミナー」というお話をいたしました。セミナー会社のセミナーは、登壇できれば安くない講師フィーが入ってきます。そして自身の実績として語れます。セミナー会社に選ばれる、依頼されるようになるにはハードルが高いのですが、挑戦してみる価値はとても高いという点をおつたえしました。

さて、今回はこのテーマの続きです。セミナーのタイプの中でも「企業が開催するセミナー」についてお伝えします。

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企業が主催するセミナー、つまり企業の社員が対象(受講生)となるセミナーです。一番の特徴は、講師にとって「集客」という活動が全く不要である点です。企業が、あるテーマについて、特定の受講生=社員に聞かせたい、学ばせたい、として設定しているため、参加者が集まりませんでした、ということがないのです。講師にとっては、講義の内容、伝達することに集中できると言えます。

そして、セミナーには、強制的に参加する(させられている)方がいるという点が2つ目の大きな特徴です。一般的に、人事部や教育を担当する部署の方がセミナーを企画します。会社の企業理念や経営戦略、経営課題に沿って、彼らがセミナーを企画します。一方、受講生はその企画した方の意図によって、ある集団として集められて参加することになります。すると、企画した側の意図によっては、受講生の意志とは別に強制的に参加することとなります。その結果、セミナーを受講する態度、意欲が低い方が参加することがある、ということになります。意欲が低いだけならまだマシです。他の意欲ある参加者にも悪影響を与えてしまうことさえあります。これは、講師にとっては大きな問題です。いかに良い内容、良い伝え方であっても、聞く耳を持っていない方が参加している、ということなのです。

これは、自主開催セミナーや、セミナー会社主催のセミナーの場合、と大きく異なる点です。自主開催の場合には、ほぼ自発的にセミナーに申し込む方ばかりでしょう。セミナー会社のセミナーでも、ほとんどが自主的に自分のため、あるいは自分の所属する会社のための意志をもって参加してきています。企業のセミナーは、強制参加している方への対応できるかどうかが、大きな鍵となってきます。「聞く耳をもっていない方」「いやいや参加している方」にも「何らかの気づき」「発想の転換」あるいは「最低でも持ち帰って欲しいこと」を用意し、伝達し、気づきを与えるスキル、知識、場作りが必要になるのです。

しかし、企業が開催するセミナーへの登壇は、もちろん講師にとって大きなメリットがあります。一つは、著名企業、大企業での登壇は、大きな実績、誇れる肩書きとして残せる、という点。また、前述したように集客と言う不安=変動要素がないため、安定した収入源となる点。そして、セミナーに成功すれば、その後その依頼企業から、別の仕事を依頼される可能性が高くなる、という点です。例えば、今回の受講生とは別の受講生へのセミナー依頼が来る、セミナーからコンサルティングなどのへの発展した依頼や、そして子会社やグループ企業、懇意にしている他社への紹介、など繋がっていきます。

では、講師の皆様が気になる点として、「企業は、どうやって講師を選んでいるのか」というお話です。
基本的には、企業は、様々な意図・ねらいでセミナーを企画しています。自社の社員への啓蒙、社員の人材育成、もしくは自社の課題解決のためなどが一般的です。その他にも、自社のイベントで、集客の目玉となるようなセミナー(時には講演)を企画することもあります。

これらは、企業の年間やクオーターの計画に沿って企画されていることが一般的です。それ以外でも、外部環境の変化や自社の課題の緊急度により、急遽、突然企画されることも少なくありません。

そこで、起業から依頼されるようになるためには、2つのポイントとがあります。
1つは営業、PRするタイミングです。
年間の計画に入れるように、企業が来年度の企画を考える時期、予算を確定する前の時期に、PRしておくことが必要になります。例えば、3月末が決算の企業には10~1月までにはPRしておきたいところです。来期の計画を企業の担当者が作り終える前に、知らせておく必要があります。
タイミングの問題、これは誰にでもできることです。講師の力量、実績などとは別に、やるかやらないかの問題だからです。待っていても、声はかかりません

2つ目のポイントです。これは絶対に必要なことです。
それは、「この分野の第一人者=プロと言い切れるようになっておくこと」
例えば、「提案書作成ならば、私にお任せ」「企画のプレゼンテーションならば、私に!」「マーケティングリサーチならば弊社に」と、この分野では私はプロである!という状態になっておくことです。これは、何も世界で一番、日本でNO1になれ!と言っているのではありません。自分たち、講師自身で「この分野で第一人者である」と胸を張って言い切れることが大事なのです。

よくあるお話なのですが
「私は何でもできます」「あの分野もあのテーマもお任せください」「ご依頼に応じて全てカスタマイズします」と言っていては、第一人者とは言えません。

なぜならば、企業側で「あの先生(講師)は、あのテーマの専門家だったよな」と思い浮かべられるようになっていないと、絶対に声がかからないからです。

是非是非、企業から選ばれる、声がかかるような講師を目指して頂ければと思います。
そこは、ハードルが高いのですが、一つ頭抜けた「プロの講師」というステージに到達できることでしょう。

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Brew株式会社
代表取締役
原 佳弘

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