
「起業をしたいけれど資金調達が不安…」「クラウドファンディングでの資金調達はどうやるんだろう?」という人はいませんか。
近年、クラウドファンディングが起業時の資金調達における1つの選択肢となっています。しかし、クラウドファンディングにはメリットとデメリットがあり、それらを知らずに行ってしまうと、資金調達に失敗してしまう可能性もあるのです。
当記事では、クラウドファンディングの制度の概要や流れ、メリット・デメリットを記載しているため、資金調達の際の参考としてください。
目次
クラウドファンディングを活用して起業を行うという選択肢
現在、起業時の資金調達において、クラウドファンディングを活用するという選択肢があります。クラウドファンディングが自身の起業に合った選択肢かどうかを判断するためにも、まずは概要や特徴を理解しましょう。
ここではクラウドファンディングの概要や市場動向、成功割合を解説していきます。
クラウドファンディングとは?
「クラウドファンディング」とは「crowd(群衆)」と「funding(資金調達)」をかけ合わせた造語です。その名前の通り、インターネットを通じて、多数の人々から少額ずつ資金を集めることを指します。
クラウドファンディングでの資金調達が主流となったのは、2000年代後半のアメリカです。日本では2011年の東日本大震災を機に急激に認知度を上げました。調達した資金の用途が明確であり、少額からでも支援できることから、被災地への支援へ大きく役立ちました。
近年の成功例で言うと、お笑い芸人のキングコング西野亮廣氏です。西野氏は自身の個展を入場無料で開催するための資金調達方法としてクラウドファンディングを活用しました。目標金額を180万円と設定するも、それを遥かに上回る4,600万円の支援が集まりました。
他にも、全国に10数店舗展開している鯖料理専門店の「SABER」もクラウドファンディングで成功した例です。社長の右田孝宣氏が2012年に大阪にオープンした「鯖や」は資金繰りの悪化により倒産の危機に追い込まれました。その際に、クラウドファンディングを活用し「SABER」の1~4号店の開業資金の調達を行います。およそ1,000名から約3,700万円の支援があり、みるみる事業を成長させました。
この例のように、例え個人であっても莫大な資金を調達できる可能性があるのが、クラウドファンディングなのです。
クラウドファンディング市場動向は?
クラウドファンディングの市場規模は拡大傾向にあります。
2016年時点で約716億円であった市場規模は、2017年に約1,744億円と、急激な成長をしました。その後も、ほぼ横ばいが続き、2020年には約1,842億円となっています。
この市場規模の増加からも、クラウドファンディングへの注目が集まっているかが分かります。また、実際に活用する人が増えているということも想像できるでしょう。
クラウドファンディングの成功割合は?
クラウドファンディングの成功割合は約30%です。反対に言うと、約70%の方は目標額を達成できていないのです。しかし、クラウドファンディングを活用するリスクはほぼありません。そのため、この30%という割合も決して低いとは言えないでしょう。
また、クラウドファンディングを活用する人の中にも、具体的な対策を持って臨んでいる人もいれば、特段調べもせずに参入している人と様々です。そのため、事前に戦略を練って活用することによって、より高い確率で資金調達に成功することができます。
クラウドファンディングで資金調達する流れとは
実際にクラウドファンディングを用いて資金調達をする際は、どのような流れになるのでしょうか。
ここでは、クラウドファンディングサイトに登録する前の段階から、プロジェクト終了後までの流れを解説します。
目標・目的を設定する
まず、以下の3点を定めましょう。
①何のプロジェクトにおいて支援を求めるか
②目的を達成するためにはいくらの資金が必要か
③支援をした人には何のメリットがあるか
この段階が非常に重要であり、支援者が「このプロジェクトだったら支援したい」と思えるように設定する必要があります。
まず①について「何のために起業して、どのような活動を行っていくのか」です。ここが定めることが起業のスタートと言っても良いでしょう。
①が決まったら、②の「必要資金の額」を算出しましょう。また、算出金額全額の支援を求めるか否かも決めます。「起業資金の一部のみを募る」「起業資金に加え当面の運転資金も募る」など、達成できる額かどうかを調整しながら決定しましょう。
そして③の「支援者のメリット」も重要です。支援をした人のメリットも様々あり「このプロジェクトが成功したら自身の生活は変わる」「出資をした際に物的なリターンをもらえる」などが挙げられます。
この3点が明確になったら、実際に資金を募る手続きに移ります。
クラウドファンディングサイトに登録する
クラウドファンディングは、クラウドファンディングサイトを通じて支援を募ります。そのため、サイトへの登録は必須です。サイトによって特徴は様々であり、特に注目すべき点は「何のジャンルが中心のクラウドファンディングサイトか」です。
そのサイトによって得意なジャンルは異なり「ビジネス」「芸術」「地域貢献」など多岐に渡ります。そのため、自身の起業の方向性に合ったサイト選びをすることが、目標達成のために重要となります。
なお、代表的なクラウドファンディングサイトについては後述しているのでそちらをご覧ください。
プロジェクトの申請を行う
クラウドファンディングサイトへの登録が終わったら、プロジェクトの起案を行いましょう。
ここでは、プロジェクトの内容や目標金額、支援募集期間、募集方式(後述)の設定などを行います。この段階でサイト側の審査が入ります。最短即日から5日程度で審査結果が出ます。
審査が通れば、そのまま支援の募集を開始できます。一方で、不備がある場合は、再申請を行う必要があるため注意しましょう。
支援募集期間を経て目標達成or未達成
支援募集期間中であっても、ただ終了を待ってはいけません。プロジェクトを多くの人に知ってもらうために宣伝活動を行いましょう。
支援募集期間が終了すると、目標額の達成もしくは未達成となります。目標額を達成した場合、手数料を差し引いた額を資金として振込されます。一方で、未達成だった場合は決済方法によります。「All In型」であれば、未達成だった場合であっても、支援をされた分は資金として振り込まれます。一方で「All or Nothing型」の場合は、全額返金となります。
「All In型」「All or Nothing型」にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自身に合った決済方式を選びましょう。これらは詳しく後述しているため参考にしてください。
支援者へのお礼・リターンを行う
支援募集期間が終わったら、プロジェクトの成功、失敗に関わらずお礼を行いましょう。
募集の際に支援者への特典を明記している場合は、その特典に沿ったリターンを行います。他にも、お礼のメッセージを送る、支援者一覧の名前を載せる(名前の使用許可は必須です)などを行い、支援をしてもらった感謝の気持ちを表しましょう。
主なクラウドファンディングの種類とは
一概にクラウドファンディングと言ってもいくつかの種類があります。分類方法はいくつかありますが、今回は購入型、寄付型、金融型(投資型や融資型)に分類し、それぞれの特徴を紹介します。
購入型
クラウドファンディングの中でメジャーなのが、この「購入型」です。
募集側はサービスの提供、支援側はサービスの購入という形で支援を募ります。商品の取引となるため、支援額に応じたリターンを提供する必要があります。金銭でリターンすることはできないため注意しましょう。
寄付型
クラウドファンディングの「寄付型」とは、支援を「寄付金」として受け取ることができる方式です。主に公益的な活動などで利用を行います。
お礼は可能ですが、あくまで「寄付」のため、対価性のないものに限定されます(お礼の手紙等)。寄付型のクラウドファンディングは東日本大震災の復興支援などに大きく役立ちました。
金融型
クラウドファンディングの「金融型」は、細かく分けると「貸付型」「ファンド型」「株式型」の3つに分けられます。
この3つの金融型のクラウドファンディングの大きな特徴は、金銭的なリターンが発生するということです。購入型及び寄付型では、金銭的なリターンは発生しません。
クラウドファンディングにおける2つの決済方法とは
上述した通り、クラウドファンディングの決済方法には「All or Nothing型」と「All In型」の2つがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるため、ここで詳しく解説します。
All or Nothing型
「All or Nothing型」の特徴は「目標金額を達成した場合のみ資金を受け取ることができる」という点です。もし、目標金額を達成できなかった場合は全額返金となります。
「十分な資金が集まった場合のみプロジェクトを実行する」人におすすめです。
All In型
一方で「All In型」の特徴は「目標金額を未達成だった場合であっても支援があった分は資金を受け取ることができる」という点です。
その代わり、プロジェクトの達成・未達成に関わらず、プロジェクトを開始することを確約する必要があります。「資金が十分に集まらなかったためプロジェクトを見送る」という選択はできません。そのため「クラウドファンディングにおいて資金が十分に集まらなかった場合であっても、プロジェクトを100%開始する」という人におすすめです。
おすすめのクラウドファンディングサイト5選
クラウドファンディングサイトの数は非常に多く、どれを選択するべきか迷ってしまう人は非常に多いです。ここでは、起業の際の資金調達において、おすすめのクラウドファンディングサイトを5つ紹介します。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
「CAMPFIRE」は日本最大級のクラウドファンディングサイトです。
CAMPFIREの大きな特徴は扱っているテーマの多さです。ビジネスから飲食店、美容系やアート系など、ほぼ全てのテーマを取り扱っています。そのため、どのような起業であっても安心して利用することができます。また、利用者数も非常に多いため、プロジェクトが多くの人の目に触れるというメリットもあります。
サイト名 |
CAMPFIRE(キャンプファイヤー) |
主なジャンル |
ビジネス・起業/飲食店/美容/アート/スポーツ/アニメ等 多ジャンル |
クラウドファンディングの種類 |
購入型/融資型 |
手数料 |
10% |
運営会社 |
株式会社CAMPFIRE |
CAMPFIREを活用した成功例
「株式会社JAM」によって行われたプロジェクト「SAVE THE JAM – 「印刷で遊ぶ。印刷と遊ぶ。」を残したい -」は、新型コロナウイルスによって資金繰りが厳しくなった当該法人の店舗維持費などの支援を求めたプロジェクトです。
10,000,000円の目標金額でしたが、結果として30,000,000円を超える支援が集まりました。
約20種類のリターンを設定したことにより、同じ支援金額であっても様々なリターンを選択できる点に工夫が伺えます。
Makuake(マクアケ)
「Makuake(マクアケ)」は「株式会社サイバーエージェント」が親会社となる「株式会社マクアケ」が運営するクラウドファンディングサービスです。
多くのジャンルを扱っているサービスに加え、非常に認知度が高い親会社を持っているという安心感があります。また、各分野における専門家が在籍しており、プロジェクト成功のためのサポートも手厚いことが特徴です。
サイト名 |
Makuake(マクアケ) |
主なジャンル |
スタートアップ/フード/コスメ/社会貢献/テクノロジー等 多ジャンル |
クラウドファンディングの種類 |
購入型 |
手数料 |
15% |
運営会社 |
株式会社マクアケ |
Makuake(マクアケ)を活用した成功例
「佐藤我久」氏が行った「大学生路上靴磨き職人が名古屋に「魅せる」靴磨き専門店を開くプロジェクト!!」は、当時現役大学生であった佐藤我久氏が、自身の靴磨き専門店の開業資金として支援を募ったプロジェクトです。
目標金額を1,000,000円と設定しながら2,500,000円以上の支援を受けることに成功しました。
例え個人であっても、この成功例のように大きな資金を集めることができる点がクラウドファンディングの魅力の1つを言えるでしょう。
Readyfor(レディーフォー)
Readyfor(レディーフォー)は、サイト設立が2011年3月と、日本のクラウドファンディングサイトの先駆者と言っても過言ではありません。
購入型・寄付型の両方を取り扱っていますが、特に寄付型に強みを持っています。地域貢献や地域活性のプロジェクトが多いため、これらの起業を行う人に大変おすすめです。
サイト名 |
Readyfor(レディーフォー) |
主なジャンル |
社会貢献/地域活性/医療等 |
クラウドファンディングの種類 |
購入型/寄付型 |
手数料 |
12% |
運営会社 |
READYFOR株式会社 |
Readyforを活用した成功例
「青森商工会議所」が行った「【ふんばるアオモリ】~青森の飲食店応援プロジェクト~」はその名の通り、青森県の飲食店を支援するためのプロジェクトです。
3,804人の支援者によって53,000,000円を超える支援がなされました。
現在の問題点を明確にし、プロジェクトが成功することによって何が変わるのかを明確にしている点がポイントです。
また、地域に着目したプロジェクトは近隣の方からの注目度が大きいです。自身の生活にも影響することが目に見えているため、そのような方々からの支援が大きいとも考えられます。
kibidango(きびだんご)
kibidango(きびだんご)の最大の特徴は約80%の成功率です。それぞれのジャンルにおけるプロフェッショナルがサポートを行うため、非常に高い割合での成功確率となっています。更に、手数料が10%という点も魅力的です。
ジャンルごとの区分がないことも特徴の1つで、プロジェクトのユニークさや強い思いが、審査を突破するポイントです。
サイト名 |
kibidango(きびだんご) |
主なジャンル |
ビジネス/スタートアップ/フード/デザイン/社会貢献/ IT等 ジャンルによる制限なし |
クラウドファンディングの種類 |
購入型 |
手数料 |
10% |
運営会社 |
きびだんご株式会社 |
kibidango(きびだんご)を活用した成功例
「長野で愛されて38年、肴や「福茶庵」を移転してもっと愛されるお店にしたい!」は「福茶庵」によって、店舗移転の費用の支援を募ったプロジェクトです。
目標金額の2倍以上である1,000,000円を超える金額の支援が集まりました。
お店の歴史を説明し支援者の共感を得ている点と、使用目的の透明性が高いという点がポイントです。
3年経過した現在でも長野市で営業が続いています。
COUNTDOWN(カウントダウン)
COUNTDOWNの大きな特徴は「海外のサポーターからも支援を受けることができる」という点です。更に、目標金額の達成後、事業家からのアドバイスを受けることができるため、万全の状態でスタートアップができます。
資金から差し引かれる手数料が20%と、他と比較して高めですが「世界中に自身のプロジェクトを知ってもらえる」「事業家からのアドバイスを受けることができる」という点からも大変おすすめです。
サイト名 |
COUNTDOWN(カウントダウン) |
主なジャンル |
起業資金/事業・運転資金/コンテンツ制作/ものづくり/ アプリ開発等 計10ジャンル |
クラウドファンディングの種類 |
購入型 |
手数料 |
20% |
運営会社 |
株式会社ALEX |
COUNTDOWNを使用した成功例
「東北プリントワールド株式会社」の代表者である「高橋慶彦」氏が行った「お店と中小企業の売上アップに貢献するための販促アプリを開発し、日本を元気に!東北発の新しい集客ツール」では、スマートフォンアプリの開発費用を募ったプロジェクトです。
当プロジェクトでは非常に頻繁な活動報告を行っており、2,000,000円の支援を集めました。
また、資金の使用目的が明確となっているため、安心して支援が行えた点もポイントです。
クラウドファンディングで起業をするメリット・デメリット
クラウドファンディングで資金調達をすると、他にはないメリット・デメリットがあります。
これらを正しく理解した上で、クラウドファンディングで資金調達をするという選択を考えましょう。
クラウドファンディングで起業をするメリットとは
クラウドファンディングを用いて起業を行うことのメリットを3つ紹介します。
誰でも資金調達ができる可能性がある
クラウドファンディングの大きなメリットとして「誰でも資金調達ができる可能性がある」ことが挙げられます。借入などで資金調達を行う場合、不確実性の高い事業と判断されたたら、審査が下りない場合があります。
一方で、クラウドファンディングの場合、個人であっても、どのようなプロジェクトであっても、支援者からの共感を得られれば資金調達が可能です。通常1人ではできないプロジェクトが可能となることも大きな魅力と言えます。
小さなリスクで大きな事業を行える可能性がある
金融機関で借入を行うと、事業の成功・失敗を問わず、返済を行う必要があります。一方で、クラウドファンディングで資金調達をすると返済義務がありません。(金融型を除く。)
もちろん、成功を前提として事業を行うべきですが、クラウドファンディングで資金調達を行うことによって少ないリスクで起業をすることができるのです。
マーケティング効果がある
クラウドファンディングを活用することによって、マーケティング効果があるというメリットもあります。
プロジェクトを公開した時点から不特定多数の方の目に触れるため、大きな宣伝効果となります。
その結果、ファンとなる人も発生し、起業後に顧客となる可能性もあるのです。
クラウドファンディングで起業をするデメリットとは
一方で、クラウドファンディングを用いることによるデメリットもあります。
以下の3つのデメリットを理解した上で、使用するか否かを検討しましょう。
資金調達の成功が確約されているわけではない
クラウドファンディングで資金調達をしたいと言っても、成功が確約されているわけではありません。
冒頭でも確認した通り、成功率の平均は約30%です。仮に失敗したら、長い時間をかけたにも関わらず資金調達ができない可能性もあることを留意しましょう。
アイデアを盗まれるリスクがある
プロジェクトで成功するためには、自身のアイデアや活動内容を事細かに記載する必要があります。
ここで起こり得ることが、競合他者にアイデアを盗用されるリスクです。もし、独自性が強いプロジェクトの場合、アイデアを盗用され、先に着手されてしまう可能性があるため注意しましょう。対策としては、特許権や実用新案権を取るなどが挙げられます。
プロジェクトを必ず遂行する必要がある
「All In型」の場合や「All or Nothing型」で成功した場合は、必ずプロジェクトを遂行する必要があります。
資金が集まったにも関わらずプロジェクトを行わないと、それがどのような理由であってもトラブルの原因となります。
「資金調達後に別のプロジェクトを行おうと思った」「資金調達後に事業に失敗する大きな要因が見つかった」なども支援者からすると理由になりません。クラウドファンディングで資金調達を行ったからには、必ずプロジェクトを遂行しましょう。
クラウドファンディングで資金調達に成功するためのポイントとは
クラウドファンディングで成功する確率は平均で30%程度です。しかし、いくつかのポイントを抑えることによって成功確率を上げることができます。
ここでは、クラウドファンディング成功するためのポイントを4つ紹介します。
プロジェクトへ共感してもらう
クラウドファンディングで成功するために大切なことは「プロジェクトに共感してもらう」ことです。
例えば、自分の主観ばかり記載していても、支援者からはイメージがしにくいことがあります。
そのため「現在の問題点は何か」「成功するとどのように問題が解決するか」「成功するために何をするか」など、客観的な意見を伝えることで共感を得ることができ、支援に繋がります。
途中経過の活動報告を行う
支援募集期間を迎えても、待つだけでいけません。必ず活動報告を行いましょう。
例えば「現在いくらの支援が集まっている」「スタートアップに向けて○○している」などです。
小まめな報告を行うことによって、事業に対する本気度や信頼感を与えることができます。
プロジェクト掲載後の宣伝を怠らない
支援される大前提として、プロジェクトを知ってもらうことが必要です。
そのため、SNS等を最大限に活用してプロジェクトの宣伝を行いましょう。
これによって支援者の増加だけではなく、マーケティング効果も期待でき、起業後の活動にも様々なメリットが生じます。
リターンは支援者によって魅力的なものにする
クラウドファンディングには、純粋に支援を行いたいという人も多数いますが、やはりリターンの内容も重要です。支援者にとってメリットとなる、この内容なら支援したいと思えるようなリターンを設定しましょう。
しかし、リターンを充実させすぎると自身の負担が非常に増えるため、無理のない範囲で決定することも大切です。
まとめ
現在、起業時における資金調達の選択肢の1つとして、クラウドファンディングが注目を浴びています。
クラウドファンディングでの資金調達にはそれぞれメリットとデメリットがあり、それらを正しく理解して活用するか否かの決定をすることが非常に大切です。
当記事ではメリット・デメリットはもちろん、クラウドファンディングの概要や、資金調達の流れ、成功するためのポイントなどを解説しているため是非参考にしてください。
この記事の執筆者

ナレッジソサエティ編集部
ナレッジソサエティ編集部
2010年設立の東京都千代田区九段南にある起業家向けバーチャルオフィス「ナレッジソサエティ」です。2010年からバーチャルオフィス・シェアオフィス・レンタルオフィスの専業業者として運営を行っております。バーチャルオフィスのこと、起業家に役立つ情報を配信しています。「こういう情報が知りたい」といったリクエストがあれば編集部までご連絡ください。
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