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起業家の失敗によくあるパターン4選と成功するための4つのポイント

[投稿日]2019/11/20 / [最終更新日]2021/11/10

起業家の失敗によくあるパターン4選と成功するための4つのポイント

「起業してビジネスに挑戦したいけれど、失敗が怖くて躊躇している」という方は多いのではないでしょうか。しかし、起業して失敗する人には決まった理由が存在し、いくつかにパターン分けが可能です。

そして、個人事業主や法人の設立で起業に失敗した人が、どのような考えでどのような行動をしたのか、研究し対策を施すことで、成功する確率が飛躍的に上昇します。

そこで今回は、起業し失敗している人の特徴や事例だけでなく、成功するためのポイントや成功法則について紹介します。失敗している人の傾向と対策が把握でき、起業の成功者となる確率があがるため、ぜひ参考にしてください。

1.​起業家の失敗によくあるパターン4選

まずは、起業するも失敗してしまう人によくあるパターンについて確認しましょう。
起業に失敗した人は、以下の4つの傾向があります。

  • 一発逆転を狙ってしまった
  • 資金計画を立てずお金がなくなってしまった
  • 創業計画書を作成しなかった
  • マーケティングに関する知識がなかった

このように、事業に計画性の甘さや知識不足、情報収集不足によって失敗してしまいます。
ここからは、それぞれの傾向について詳しく説明します。

1-1.一発逆転を狙ってしまい失敗

起業する際、ビジネスモデルを練らず一気に売り上げを伸ばすために、一発逆転のギャンブルのような新規事業を行うと失敗してしまいます。

例えば、起業時に計画性なく資金を設備資金などの初期投資に使ってしまうケースが挙げられます。店舗の内装や設備に過度にこだわったり、必要のない人材を雇ったりすると、その後の運転資金が十分に残りません。

またこういった方の中には、無計画に事業を大きくしようとする傾向も見られます。一般的に事業を拡大すると品質やサービスが低下するため対策が必要です。拡大に見合うだけの需要があるかどうかを入念に調査せずに事業を拡大しても、売上の上昇は見込めません。

このように、計画性がない状態で事業を始めたり、事業を拡大したりすると資金が一気に枯渇して失敗を招いてしまいます。

1-2.資金計画を立てずお金がなくなってしまい失敗

開業する上で忘れてはならない事は、現金がなくなると倒産するという事実です。例えば、帳簿上の売り上げが黒字でも、設備投資などに積極的にお金を使った結果、手元の資金がなくなって黒字倒産することは珍しい話ではありません。

また、資金がなくなってしまう理由には、以下のようにさまざまなものがあります。

  • 必要以上に人を雇う
  • 必要以上の設備投資をする
  • マーケティングに資金を使いすぎる
  • 大口の取引先が倒産する
  • 社員や従業員が会社のお金を持って逃げる

このように、経営におけるお金の使い方だけではなく、アクシデントやトラブルによってお金がなくなる可能性があることにも注意が必要です。

1-3.創業計画書を作成せず失敗

会社の創業時に創業計画書や事業計画書をきちんと作成しなければ、経営に失敗するリスクが高まります。その理由には、以下の3つが考えられます。

  • 資金がいくら必要なのか理解していない
  • 経営に成功するために足りないポイントが分析できていない
  • 事業の強みや弱みを把握できていない

一方で、起業時に創業計画書を入念に作成すると、事業に成功しやすくなるだけでなく、金融機関や投資家からの融資も受けやすくなります

創業計画書には、経営理念や経営者の略歴だけでなく必要な資金とその調達方法、将来の事業の見通しなどを記載します。
創業計画書が作成されていないという事は、事業について真剣に考えていないと捉えられるため、事業に失敗する確率が上昇するだけでなく、金融機関や投資家の信頼も得られません。

1-4.マーケティングに関する知識がなく失敗

「せっかく起業したのに失敗した」という方は、マーケティングに関する知識が不足している傾向にあります。

マーケティングとは、簡単に言うと顧客の課題を解決することです。マーケティングができていなければ、顧客が何を求めているのかを見誤ってしまい、営業や広告の仕方を間違えるだけでなく、自意識過剰なサービスも提供しかねません。
その結果、売り上げにつながらず失敗してしまいます。

マーケティングを成功させるためには、以下について入念に分析、考察する必要があります。

  • ①市場分析
  • ②ターゲット(顧客)の選定
  • ③商品・サービスの開発
  • ④価格帯の決定
  • ⑤商品やサービスの届け方
  • ⑥顧客に認知してもらう方法

適切な方法でマーケティングを行い、売り上げを得なければ、事業は成功しません。

2.​起業で失敗しないために意識しておきたい4つのポイント

ここまで、起業に失敗起業に失敗している人の共通点をお伝えしました。ここからは、起業で失敗しないために意識したいポイントをお伝えします。

具体的には以下の4つです。

  • 週末起業から始めてみる
  • なるべくリスクを低くする
  • タイミングを見極める
  • 集中できる環境で働く

起業準備の際、上記4つを意識することで、失敗する確率を大幅に減らすことができます。

2-1.週末起業から始めてみる

起業する際に、これまで続けていた仕事をきっぱり辞めてから始める人も多くいますが、リスクが大きいためあまり推奨できません。リスクを最大限抑えたい方は、無理に会社を辞めるのではなく、「週末起業」から始めてみてはいかがでしょうか

起業当初はそこまで仕事がない場合があります。そしてすぐに事業が軌道に乗るとも限りません。仕事がない状態で仕事に集中しようとしても空回りするのみで、適切な対策を打っていない可能性もあるでしょう。

そこで週末のみに手軽な起業から始めることで、給与収入を得つつ事業を始められるため、リスクを押さえることが可能です。給与収入があれば、事業でハプニングが起こったとしても打開策を慎重に検討できるでしょう。

2-2.なるべくリスクを低くする

起業で成功するためにはリスクが高くなるような行動をなるべく避けるようにしましょう。リスクが大きくなる要因には、以下の3つがあります。

〇在庫を抱えること
経営において在庫を抱えるとは、とても大きなリスクです。在庫を抱えることによって、管理費が発生したりキャッシュフローが減少したりします。また、在庫を売り切るために値下げをすると、利益が下がり経営状況が悪化する要因となってしまいます。
一方で、仕入れをするタイミングを販売先が決定した後にしたり、そもそも在庫を持つ必要がない仲介業になったりすることで、在庫を持つリスクを回避できます。

〇利益率が低い業種を選ぶこと
設備費や機器類が高額な場合や、商品の原価代が高いような業種は、経営におけるリスクが高くなります
代表的な業種は飲食店業です。カフェやラーメン店など飲食業は根強い人気がありますが、
設備や食器類が必要なだけでなく、商品の原価も3割〜4割は発生すると言われており、利益率は決して高いとはいえません。
一方で、デザイナー業やコンサルタント業などは原価が0円のため、とても利益率が高い業種と言えるでしょう。

〇運転資金がかかること
商品の仕入れ代や人件費、家賃、光熱費などの運転資金がかかると、たとえ帳簿上が黒字であったとしても、資金がショートして黒字倒産してしまうリスクが高くなります。
運転資金が高いと、売り上げが減少した場合に一気に経営が困難となります。なるべく運転資金が発生しない業種を選ぶと良いでしょう。

2-3.タイミングを見極める

起業は、必ずタイミングを見極めてから行う必要があります。思い切って会社を辞めて独立しても、成功する確率が大幅に上昇するというわけではないため、決して思い付きで起業してはなりません。

では起業するタイミングとは具体的にいつなのでしょうか。
1つの目安としては、「サラリーマンとして働きながら副業収入だけで生活が賄えるようになったタイミング」です。

会社員として企業に勤めながら、副業で事業を始めることによって、リスクを抑えつつ起業に必要なスキルや資金を準備できます。副業で生活費を稼げる状態で起業すると、集中すればもっと稼げると言う自信を持って経営できるでしょう。

2-4.集中できる環境で働く

人は作業や仕事に集中できる環境があると、事業に成功しやすくなります。そのため、自宅で仕事ができるような職種を選んだ人も、より仕事に打ち込みやすい環境を準備すると良いでしょう。

最も手軽な方法は、カフェに行くことです。例えば、仕事帰りにPCだけを持ってカフェに行くことで、数百円の飲み物代さえ払えば、あとは仕事に集中できる環境が手に入ります。
しかし、カフェによっては周りの環境が騒々しく感じて作業に集中できないことも多いでしょう。

手軽さよりも、集中できる場所を確保したいという方は、コワーキングスペースが向いています
コワーキングスペースは、異なる職業の契約者が共有するオフィスのことです。月々数千円の費用を支払うだけで、仕事に集中できるデスク環境も完備されます。
何より、他の人も仕事をするために訪れているため、最も集中しやすい環境だと言えるでしょう。

自分がどのような環境で仕事に集中できるのかを検討した上で、最も適切な環境を選んでください。

まとめ

起業に失敗するケースはほとんどの場合が計画性の無さや知識不足が原因です。そのため、起業するためには、まず週末起業から始めてリスクを抑えながら事業を展開すると良いでしょう。

また、起業後も税理士や行政書士などの専門家の意見も取り入れながら事業を展開すると、より成功しやすくなります。

自分の力を過信して思い付きで起業すると、確実に失敗すると言っても過言ではありません。事前の準備を入念に行い、知識とスキルを磨いた上で起業に挑戦してみてください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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