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起業するときの目的の決め方

[投稿日]2021年03月22日 / [最終更新日]2021/07/29

起業するときの目的の決め方

起業する上で、最も重要なことは起業の目的を決めることです。

目的があって起業する人がほとんどだと思いますが、それでも実際に起業する段階になると具体的なアイデアが何もないといったことも珍しくはありません。

そういった意味で、起業が成功するかどうかは、起業の目的が明確になっているかどうかに左右されます。

そこで今回は起業を検討しているものの、どういった内容、目的で起業すればいいのかわからないという人に向けて、そのヒントをお話しします。

起業するときの目的整理方法1.得意分野を活かす

起業を検討している人、特に50歳以上ですでに多くの社会人経験を持つ人であれば、これまで自分がやってきた仕事に対する多くの実績やノウハウをお持ちかと思います。

1つめの起業目的の決め方は、この実績やノウハウといった自分の得意分野を活かす方法です。

日本では古くから、同じ屋号で奉公人に店を出させる暖簾分けというスタイルがありますが、調理師や建設業では今でもそうした形で独立するケースが少なくありません。また暖簾分けではありませんが、士業やコンサルタント業でもその知識やノウハウを活かして独立するケースが増えています。

起業するときの目的整理方法2.やりたいこと・好きなことで起業する

2つめの起業の目的の整理方法はやりたいこと、好きなことで起業する方法です。

同じ仕事を何年も続けていると、ほかにやりたいことが見えてくることがあります。例えば「営業として多くの顧客をサポートしてきたけれど、その経験をもとにコンサルタントをしてみたい」「会社勤めをしていてたけれど、子どもも独立したので、ずっと好きだった趣味の○○を仕事にしたい」というケースもあるでしょう。

もちろんやりたい、好きというだけで起業してしまうと後で苦労することになります。ただし、やりたいこと、好きなことであれば起業のためのアイデアも浮かびやすく、起業前、その後の大変さや困難を乗り越える力も強固なものになります。やりたい、好きを軸に考えるのも起業するための良い方法の一つです。

起業するときの目的整理方法3.困っていることを解決する

困っていることを解決するための商品、サービスで起業するというのも、起業のための目的整理方法の一つです。

自分が日常的に困っていることを解決するケースが多いですが、親や友人、知人など周りの人が困っていることや世界中の人が困っていることを解決するための商品、サービスで起業するといったケースも考えられます。

自分や自分以外の人が困っていることが解決されていないということは、逆に考えれば大きなビジネスチャンスであるといえます。その問題を解決する商品、サービスを開発できれば大きなビジネスを行うことも可能です。

もちろん誰も解決できていないということは、それだけ難しいということでもありますが、だからこそチャレンジする意味もあるといえるでしょう。

起業するときの目的整理方法4. 既存のビジネスモデルからヒントを得る

ここまでご紹介した方法でも、起業の目的を決められない場合は、既存のビジネスモデルを参考に考える方法をおすすめします。

ただ、既存のビジネスモデルをそのままやっても二番煎じにしかなりませんので、既存のビジネスモデルを基にそれを発展させることはできないかを考えます。

既存のビジネスモデルを発展させることが難しい場合は、複数のビジネスモデルを組み合わせる方法もあります。

例えばカフェと美容院の組み合わせや音楽、映画の定額制サービスなどがそれにあたります。また英語が得意であれば海外で流行っているがまだ日本に上陸していないビジネスモデルを、日本に合わせた形で取り入れる方法もあります。

ビジネスモデルの組み合わせというと、単純なような気がするかもしれません。しかし、基本的にアイデアとは既存のものの組み合わせから生まれるものです。

また現在、日本で当たり前のようにあるビジネスモデルの多くは海外から取り入れられています。しかしそれを最初に考える、持ち込むにはビジネスとしてのセンスが必須であり、誰もができることではないと考えれば、これも立派な起業目的の整理方法といえるでしょう。

起業のアイデアごとの注意点

起業の目的が決まれば、起業の準備に入りますが、そこで知っておくべきは目的別の注意点です。具体的には次の通りです。

【得意分野を活かす方法】
すでに実績やノウハウがあるため、最初から顧客がつきやすい点は大きなメリットですが、その反面、最初から高い技術を求められます。できて当たり前という期待に常に応え続けていくため、会社員時代以上に進化を続ける必要があります。

【やりたいこと、好きなことで起業する方法】
自分がもっとも興味を持っていることで起業できるため、大きなやりがいを感じられますが、ビジネスとして取り組む以上、嫌になってしまうことも十分に考えられます。その時に最初の情熱を持ったままで続けられるかどうかが重要なポイントとなります。

【困っていることを解決する方法】
多くの人に感謝されるビジネスを行うことができますが、そのためには多くの協力を仰ぐ必要もあります。ほかのビジネス以上に他者とのコミュニケーションをしっかりと取れることが必須といえます。

【既存のビジネスモデルからヒントを得る方法】
既存のビジネスモデルを基にこれまでにない新しいビジネスモデルを構築できる可能性がありますが、そのためには常に最新トレンドに目を配り、柔軟な姿勢で新しいことに挑んでいかなくてはなりません。

現在、起業のハードルが下がっているとはいえ、目的の段階でしっかりとしたビジョンが見えなければ成功は難しいといえます。今回のコラムを参考に、明確な目的を決めていきましょう。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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