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起業の成功率は何%?低い理由・分野や高めるための方法も解説!

[投稿日]2019/11/20 / [最終更新日]2021/10/15

起業の成功率は何%?低い理由・分野や高めるための方法も解説!

満員電車が嫌という理由や、会社に縛られたくないという理由から起業をする方も多くいます。

しかし、起業の成功率は決して高くありません。起業するためには多額の資金が必要となるため、ためらう方も多くいる現状です。

そこで今回は、起業の成功率について解説します。なぜ起業の成功率が低いのかという理由や、成功率を高めるための方法についても解説するため、起業を検討している方は参考にしてください。

1.起業の成功率は?

起業の成功基準は人それぞれ異なるため、今回は起業生存率を1つの基準として考えます。起業生存率とは、世の中に存在する企業が数年後どれほどの確率で残っているのかを示す数値です。

企業が設立されてからの経過年数と、企業生存率を以下の表にまとめました。

設立されてからの経過年数 企業生存率
1年後 40%
5年後 15%
10年後 6%
20年後 0.3%
30年後 0.02%

上の表からも分かるように、30年間存続する企業は0.02%という数字です。20年続いた企業の場合も、その後10年以内に90%以上の企業が倒産します。つまり、起業して存続する企業はほんの一握りということです。
終身雇用制度が崩壊している現代社会において、中小企業だけでなく長年続いた大手企業も倒産のリスクがあります。

しかし、企業生存率が非常に低いことを理由に起業をやめる必要はありません。どのように起業を成功させるのか理解することで、失敗する可能性を低くすることができます。

2.起業に失敗した場合のよくある理由3選

起業の成功率が低いことをお伝えしましたが、失敗するケースには共通している理由があります。その理由を事前に把握することで、どういった理由で起業に失敗しているのか、失敗から学ぶことが可能です。

ここからは、起業に失敗した場合のよくある理由3選について解説します。

2-1.事業計画がしっかりと練られていなかったから

事業計画書は、事業が計画通りに進んでいるのか確認するための役割を果たします。単に融資や補助金、助成金を受け取るための書類ではありません。事業の提携先やターゲット層・販売経路・資金繰りについて事業計画書に記述するだけでなく、作成段階でリスク分析やマーケティング調査を行うことが重要です。

しかし、実際に起業した後は、当初予定していた計画書と実際の事業で乖離が発生することがほとんどです。起業直後は計画書とどこが違うのか、どう改善すれば売上が伸びるのかを考えながら事業を行わなければなりません。事業計画書を確認することで、当初の目的や考え方を見直すことも可能となるため、事業計画書はしっかりと練ることが重要です。

2-2.過剰な投資をしてしまったから

初期投資を過剰にしてしまうと、投資額を回収できなくなります。たとえば有名なオフィス街のビルにオフィスを構える場合、敷金や賃料は非常に高額です。1年以内に半数以上の企業が倒産するため、初期投資をかけすぎることはリスクが高いといえます。

まずは最低限の初期投資を行い、そのうえで事業を成長させることに注力しましょう。安定した段階に入った場合は、次の段階に進むための投資も行いやすくなります。

2-3.競合の多い分野に参入したから

新規参入する場合、競合が多い分野では売り上げを伸ばすことが難しくなります。競合企業のほうが顧客やビジネスのノウハウを持っているためです。
新規参入をする場合は、アイデアで競合との差別化を戦略的に行いましょう。

競合が業界の中でどのような位置にいるのかを把握し、自分の企業はどの位置を目指すのかはっきりと定めることで差別化ができ、自社のサービスや商品を選んでもらえます。

3.起業の成功率が低い業種とは?

起業の成功率は業種によって大きく異なります。

起業の成功率が低い分野をあらかじめ認識することで、避けるべき業種の把握に繋げることが可能です。

ここからは、起業の成功率が低い業種とその理由について解説します。起業する場合には、以下で紹介する業種に当てはまっているかどうか確認しましょう。

3-1.店舗が必要になる業種

店舗を必要とする業種は毎月固定費がかかるため、起業の成功率は低くなります。利益は売上から経費を引いた値です。売り上げが上手く伸びず経費が大きい場合、利益はマイナスになることもあります。
特に飲食業のような業種は店舗が必要なだけでなく、立地も重要です。そのため、固定費が大きくなる傾向にあります。

3-2.在庫を抱える必要がある業種

機器販売のように在庫を抱える消費者向け事業の成功率が低い理由は、大きく2つあります。
1つ目の理由は原価が発生するためです。事業として商品を販売する場合、仕入れをする必要があります。この仕入れにコストがかかり、原価割れを起こしてしまう可能性が高いことから、成功率が低くなっています。

原価割れが起きると利益が出ないだけでなく、かえって損失となります。事業を始めた当初はどれほどの在庫を抱えても良いのか判断することは難しいため、競合がどれほどの在庫を抱えているのか調査することがおすすめです。

成功率が低い2つ目の理由は固定費がかかるためです。商品を販売する事業は店頭・ネットに関わらず、在庫を保管する空間が必要となります。保管するための置き場や倉庫などの固定費も稼がなければならないため、成功率が低くなっています。

4.起業の成功率を高めるためには?

起業の成功率は低い現状ですが、もちろん起業に成功している企業も数多く存在しています。

起業を成功させることは簡単ではありませんが、少しでもリスクを低くして取り組むことで、成功率を高めることは可能です。

ここからは、起業の成功率を高めるための方法について解説します。

4-1.副業から始める

起業をする際は副業から始めることで、事業の将来性や現実性を理解することができます。副業であればリスクが低く収入源を確保しながら事業を行えるため、気持ちにゆとりを持つことが可能です。

ここからは、副業から始めることによるメリットについて紹介します。

〇試行錯誤ができる
副業であれば、仕事を辞めて起業するよりもリスクが低いです。万が一失敗した場合でも貴重な体験ができるうえに、本業の収入があるため生活への支障も抑えられます。

〇経営者としての経験ができる
普通のサラリーマンとして働く場合、資金計画や利益について考えることはほとんどありません。しかし、副業の場合は自分自身でお金について考える必要があります。低いリスクで経営者を体験できるため、起業が向いているか確認することも可能です。
経営者としての視点を持つことで、起業せずに会社員として働き続ける場合にも良い影響を与えます。

〇人脈を作ることができる
副業で活動している期間にセミナーや交流会に参加することで、人脈を作ることが可能です。人脈は事業を行ううえで欠かさない要素であるため、副業の段階で人脈形成をすることをおすすめします。

〇開業資金に繋がる
副業である程度の利益を出すことができれば、開業資金とすることができます。本業は生活費にあて、副業で資金調達ができれば、生活の質を落とす必要はありません。

〇スキルアップ
起業後は多忙で時間が取れないことも多いです。副業として余裕のあるうちに勉強をしたり、起業の準備に時間を使ったりしましょう。

ここまで紹介したように、副業から始めることには様々なメリットがあります。会社で副業が認められている場合、副業から始めることをおすすめします。

4-2.成長できる環境に身を置く

自分自身を成長できる環境に身を置くことで、意識が変化し、様々な知識吸収や人脈形成につながります。成長できる環境にはシェアオフィスがおすすめです。シェアオフィスであれば、初期投資が抑えられるだけでなく、周囲に起業経験のある方が多い状況に身を置くこともできます。

特に個人事業の場合、意識の高い環境に身を置くことが重要です。共有スペースや個室スペースなど、シェアオフィスは多様な形態があるため、事業の内容によって適切なシェアオフィスを選択しましょう。

まとめ

ここまで、起業の成功率や失敗した場合の理由・成功率が低い業種・成功率を高めるための方法について解説しました。

起業は人生における大きな挑戦となりますが、成功すると今までに見えなかった景色を見ることができます。

リスクを下げるための方法や、起業にまつわる情報収集を行い、起業を成功できるようにしましょう。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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