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IT起業を成功させるためのポイントとは?ビジネスモデルも解説

[投稿日]2020/01/05 / [最終更新日]2021/10/15

IT起業を成功させるためのポイントとは?ビジネスモデルも解説

IT起業に挑戦したいと思っていても、具体的に何をすれば良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。ITサービスが注目され始めると同時に成長したIT系は、競争率も高まっています。そのため、せっかくIT起業をしても、成功させるポイントを知らなければ競争に負けてしまい、事業失敗となるケースも少なくありません。

今回は、IT起業をする方法から成功させるためのポイント、おすすめのビジネスモデルまでを紹介します。IT起業を検討している方は、ぜひご覧ください。

1.IT起業をする方法

ここでは、IT起業をするためには具体的に何をする必要があるのかについて紹介します。
IT起業をする際は、以下の2つを行います。

  • 税務署へ届け出をする
  • 資金を用意する

IT起業をするためには、税務署への届け出をする必要があります。届け出さえすれば起業をしたこととなるため、安全性の保証や資格が必要となる飲食店や建設業などよりも、簡単に起業をすることができます。

他の業界でも起業をする場合、多額な資金を用意する必要がありますが、IT起業に関しては資金面での不安はないと言えます。パソコンが使える環境さえ整っていれば、最初の立ち上げのために用意する資金はなくても問題ありません

起業するための手続きや資金用意は簡単に済ませ、起業した後に必要なスキルや知識を学ぶことが重要となります。

2.IT起業を成功させるためのポイント

IT事業の創業者になること自体は、難しくありません。前述した通り、税務署に開業届を提出するだけで起業することができます。しかし、IT業界は移り変わりが激しいうえ、参入者も増加傾向にあるため、上手く仕事を軌道に乗せることは至難の技です。

ここでは、IT起業を成功させるためのポイントを4つ紹介します。

2-1.軌道に乗るまでの資金を用意する

IT起業は、パソコン一台で仕事ができるため、少額の資金で行えることが魅力的です。しかし、仕事が軌道に乗るまでに必要となる資金は存外あります。
例えば、以下のようなものに資金が必要です。

  • システム開発費
  • 広告費
  • 環境維持費

これらの費用は、数百万円となることもあります。資金の見積もりを誤ると、最悪の場合軌道に乗るまでに経営が耐えられなくなり、すぐに廃業してしまうという結果に終わります。

また、BtoBビジネスにしてもBtoCビジネスにしても、安定した顧客を得るまでに膨大な時間がかかります。

そのため、前もって仕事が軌道に乗るまでの資本金の見積もりを行いましょう。ビジネスモデルによって必要となる資金は異なります。

2-2.ユーザーニーズを徹底的に調査する

IT事業が失敗する要因の1つは、ユーザーニーズを理解せず自分本位に事業計画を進めることです。お金を払う側は顧客であるため、顧客が何を望むのかについて考えることがポイントとなります。

ユーザーニーズを調査するためには、MVPのアプローチが役立ちます。MVPとは、シリコンバレーであった有名な起業方法論の中にあったアプローチです。

MVPの流れは、以下の通り通りとなります。

①最短期間・最小限の費用で試作品を制作する

②ユーザーの試作品に対する反応をチェックする

③ユーザーの要望を参考に、商品・サービスの改善と反応チェックを繰り返す

④開発までの残りの期間と資金で③を続ける

始めから起業家が思う完成品を目指すよりも、消費者や投資家の意見を取り入れた製品・サービスを作ることができるため、市場価値が生まれやすいと言えます。

2-3.持続的な収益が発生するビジネスを構築する

他のビジネスと同じく、ITでの起業においても持続的な収益を得るためのビジネス構築は必要です。ビジネスモデルにもよりますが、固定費が高い場合、マネタイズに失敗すると大きな痛手となります。

また、Webサイト利用者やアプリダウンロード者が増えても、上手く広告収入と結びつけることができなければ、資金不足で自社サービスが終了となることも珍しくありません。

十分な資金の見積もりと用意をすることと同様に、持続するための収益の見積もりも重要です。

2-4.自分に合う仲間を見つける

始めは1~2人くらいの小規模体制で起業をしたとしても、事業が大きくなればなるほど、多くの仲間が必要となります。製品開発・営業・事業開発・マーケティング・資金調達など、様々な仕事内容を並行して行わなければ、事業の劇的な成長は見込めません。

以下のポイントを押さえ自分に合う仲間を探すことで、事業を成長させることが可能です。

  • 自分のビジネススタイルや価値観に共感してくれる
  • スキルを相互に補完できる

自分のビジネススタイルに共感してくれるなど、方向性が同じである仲間との仕事は捗る他、無駄な意見の衝突を避けることができます。

また、IT企業は様々な仕事を行うため、スキルを相互に補完できる関係を築ける仲間がいれば、仕事を分担することが可能です。例えば、プログラミングが得意でITの起業を考えている方は、営業力のある方を採用すると事業を発展させやすいです。

3.おすすめのビジネスモデルは?

IT企業には様々なビジネスモデルがあるため、事業を持続させるためにも安定した収益の獲得を考えなくてはなりません。

では、安定した収益を得やすいビジネスモデルには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、IT起業をする際におすすめのビジネスモデルについて紹介します。

3-1.在庫が不要のショッピングサイト

ムービーテンプレートやWordPressのテーマなど、在庫の概念がない商品を販売できることはITの特性の1つです。

普通の事業なら、在庫が余らないように売り切らなければ損失となります。しかし、前述した通りIT企業のショッピングサイトは在庫の概念がない商品を販売しているため、売り切る必要はありません

ただし、WordPressのテーマなどの販売は競争率が高い事業であるため、埋もれないように他テーマとの差別化を図る必要があります

3-2.スキル販売

自分が持つスキルを多くの人に販売する機会があることも、ITの特性の1つです。「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングが、スキル販売の主な例です。

WebライティングやSEOの知識がある方であれば、新しく学ばずともスキル販売をスムーズに行うことができます

クラウドソーシングのサイトは様々です。それぞれの特徴を吟味して利用しましょう。

3-3.サービス・システム開発

IT企業でシステムエンジニアやプログラマーとして働いている方は、経験と技術力を活かしてサービス・システム開発を行うことができます

顧客からの確実なニーズがある分野であることも魅力の1つです。特に開発スキルに関してはユーザーニーズが年々高まっているため、開発者にとって好条件である案件が多くあります

受託開発の中で上流から下流まで実地経験を積むことができると、エンジニアのキャリアとして社会から高い評価を得ることが可能です。起業が失敗してしまった場合のリスクヘッジにも繋がるでしょう。

3-4.ITコンサルタント

ITについて詳しい知識や経験を持つ方は、ITコンサルタントがおすすめです。クライアントが抱えている問題点や疑問点を探り、適切に相談に対応することが主な業務となります。

技術者としては働き続ける自信がない方でも、コンサルタントは仕事の系統が異なるため、長く続けることができます

特別な資格や免許がなくとも始めることができ、収益率も高いことがITコンサルタントの魅力です。
顧客獲得に力を入れたい場合は、以下の資格を取得しておくと良いでしょう。

  • MBA(経営学修士)
  • 中小企業診断士
  • FP(ファイナンシャルプランナー)

上記の資格を持っていることで、他のIT企業との競争に勝てる可能性が高まります。

まとめ

IT業界は成長し続けている業界で将来性があります。また、起業自体もしやすく、初期費用も少なく済むため、誰にでも成功のチャンスがあることも魅力的です。

IT企業のビジネスモデルは多種多様で、自分に合った働き方を探すことができます。それぞれのモデルの特徴と自分のスキルや特性を照らし合わせることで、最善の選択をすることができるでしょう。

今回紹介したIT起業における成功ポイントを押さえて、起業にチャレンジしてみてください。

この記事の執筆者

久田敦史

久田敦史

株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役

バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。

2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。

【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)

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