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女性の起業におすすめの職種8選│女性起業家の成功例やポイント、起業形態も解説

[投稿日]2016/05/06 / [最終更新日]2022/12/15

女性の起業におすすめの職種8選│女性起業家の成功例やポイント、起業形態も解説

「起業家」を聞くと男性をイメージする方が多いかもしれません。しかし現在は成功している女性起業家も数多く存在します。

むしろ女性である強みや女性向けの制度を利用すれば、男性起業家よりも有利に事業を立ち上げられる可能性もあるのです。

そこで今回は、女性の起業でおすすめの職種や女性起業家の成功例、成功のポイントなどを解説しています。自分に合った起業形態や職種を判断して、起業の成功に近付きましょう。

現在は女性が起業しやすい世の中になっている

現在は女性が起業をしやすい世の中になっています。

従来の起業は「初期資金を借り入れて一定のリスクの下で事業を立ち上げる」といったケースも多かったです。また、店舗やオフィスで業務を行う事業が多かったため、子育てや家事との両立も簡単ではありませんでした。

しかし現在は、IT業界の発達や副業の推進、最低資本金制度の撤廃などによって「初期資金を抑えて」「自宅で」「隙間時間で」起業ができるようになっています。

その結果、リスクを避けたい方や、家事・育児と事業を両立したい方であっても起業で成功しやすい世の中になっているのです。

実際に日本政策金融公庫が行った「2021年度新規開業実態調査」によれば、女性の起業家は年々増加傾向にあります。2021年時点で20.7%となっており、今後も増加が予想されるでしょう。

参考:2021年度新規開業実態調査

特に「パートタイム起業」や「プチ起業」が注目を浴びている

特に現在は「パートタイム起業」や「プチ起業」が注目を浴びています。

パートタイム起業とは、事業に充てる時間が週に35時間未満の起業を指します。また、プチ起業とは小さな規模、小さな範囲で事業を立ち上げることです。

日本政策金融公庫の「2021年度起業と起業意識に関する調査」によれば、パートタイム起業家の40.6%が女性といった結果が出ています。通常の起業家の女性割合が26.4%と考えると、より女性に注目を浴びている起業形態と言えるでしょう。

参考:2021年度起業と起業意識に関する調査

女性におすすめの起業形態

一言で起業といっても様々な起業形態が存在します。それぞれの形態で特徴が異なるため、自分に合わせた方法を選択しましょう。

以下では女性におすすめの起業形態を4種類解説します。

副業起業

副業起業とは、会社員やパートとして働きつつ、自ら事業を立ち上げる起業形態です。上記の「パートタイム起業」に当てはまるケースが多いです。

副業で事業を行う場合、会社員やパートとしての給与収入が確保されているため、起業のリスクが大きく減少します。また、自分が起業に向いているか否かを判断してから独立が可能です。

副業が軌道に乗った後に、後述の個人事業主の開業や法人設立といった選択が取れる点も魅力と言えるでしょう。

ただし「最初から事業に多くの時間を使いたい」といった方には向いていない可能性があります。

個人事業主

個人事業主とは、管轄の税務署に開業届を提出した事業主を指します。フリーランスや一部の自営業などの働き方が当てはまるケースが多いです。

また、上述した副業起業の場合でも、開業届を提出すれば個人事業主として扱われます。

個人事業の開業には費用がかからず、手続きも簡単です。また、青色申告を活用すれば節税効果も生まれるため、本格的に事業を行う場合はおすすめの起業形態です。

一方で、完全に独立して個人事業主となると、社会的信用度の低下や社会保障の不安定さに繋がる可能性がある点に注意が必要です。

以下の記事では個人事業主のメリットやデメリット、開業方法などを詳細に解説しています。個人事業主としての開業に興味のある方は、ぜひご覧ください。

個人事業主とは~定義や法人との違い、メリット・デメリットなどを徹底解説~

法人設立

起業時は法人設立という選択肢もあります。法務局に法人設立の登記を行って「株式会社」や「合同会社」といった形で事業を行う形態です。

法人で起業を行う場合、個人事業主と比較して社会的信用力を得られます。また、複数人で起業を行う場合は法人が向いている場合もあるでしょう。

しかし、法人設立には一定の費用を要し、手続きも複雑であるため、最初は個人事業主で事業を立ち上げる方も多いです。後から法人の設立も可能なため、個人事業で起業して、事業が軌道に乗ったら法人成りを行う流れもおすすめです。

また、法人形態は様々ですが、少人数で事業を立ち上げる場合は「合同会社」での起業がおすすめです。合同会社の概要やメリット・デメリット、設立方法などは以下の記事で詳細に解説しているため、ぜひご覧ください。

合同会社とは?株式会社との違いや設立のメリット・デメリットをわかりやすく解説

代理店業務

代理店業務とは、メーカーと顧客の売買を仲介するビジネスモデルです。基本的には成約した実績による成功報酬型となります。

厳密には個人事業主としての働き方になるのがほとんどですが、代理店業務の場合は既にビジネスモデルが定まっている点が魅力です。「起業のアイデアはないが自分の力で稼ぎたい」といった方におすすめです。

しかし、働き方の実態としては会社員の営業職に近いと感じる場合もあります。そのため、自分が行いたい仕事を明確にして起業形態選びの1つの選択肢としましょう。

女性の起業におすすめの職種8選

起業で成功できるか否かには、職種選びが大きく影響します。女性の強みや環境に合わせた職種を選べれば、起業の成功確率は向上するでしょう。

ここでは、女性の起業におすすめの職種を8つ紹介します。ほとんどが時間・場所に囚われず働ける職種であるため、女性起業にピッタリと言えるでしょう。

Webライター

WebライターとはWebサイトに掲載される記事の文章を執筆する仕事です。クライアントに成果物を納品し、報酬として利益をあげるビジネスモデルとなっています。

Webライターの大きなメリットは、参入障壁が低い点です。開業に特別な知識やスキルは不要で、初期資金もほぼ0円で済みます。

一方で、専門的に執筆ができる分野がない場合、中々単価が上がらない可能性があります。また、参入障壁が低い分、競合も多い職種であるため、働きながら少しづつスキルや実績を積み上げていきましょう。

Webサイト運営

Webサイトの運営とは、自身のサイトを立ち上げて広告収入やアフィリエイト収入を得る仕事です。上記したWebライターの知識を活かせるため、WebライターとWebサイト運営を両方行う方も存在します。

Webサイト運営は報酬が青天井である点が大きな魅力です。閲覧数を上げられれば非常に大きな利益を期待できます。また、稼働できなくなっても、過去の記事が収益を生んでくれるストック型のビジネスである点もメリットと言えるでしょう。

ただし、成果を上げられなければいくら稼働時間を確保しても収益が生まれません。また、順調にサイト運営を行っても、最初の収益が発生するまでに数ヵ月の時間を要する場合が多い点に注意が必要です。

Webデザイナー・プログラマー

Webデザイナーやプログラマーも女性におすすめの職種です。依頼されたWebデザインやプログラムをクライアントに納品して報酬を得るビジネスモデルです。

専門的な知識・スキルが必要となる点が大きな特徴です。参入障壁が高い一方で、報酬額も高額な傾向にあります。

知識がない状態で独立を目指す場合、従業員としての実務やスクールなどでスキルを身に付けた上で起業を行うと良いでしょう。

ネットショップ運営

ネットショップ運営とはインターネットを通じて商品を販売する業種です。販売する商品は仕入を行う場合が多いですが、ハンドメイドの商品を製作・販売する選択肢も有力です。

店舗が必要な小売業と比較して、固定費を抑えられ全国の消費者をターゲットにできる点が魅力です。ニッチな商品でも勝負ができ、失敗時のリスクも少なくなっています。

ただし、開業に最低限の知識は必要です。また、参入者も多いため差別化や戦略が重要となるでしょう。

ネットショップ運営の概要や開業方法、必要な手続きなどは以下の記事で詳細に解説しています。ネットショップ運営に興味のある方はぜひご覧ください。

個人でネットショップを開業する流れ~必要な手続きやおすすめの販売方法などを解説~

スクール運営

スクール運営とは、生徒に対してスキルや知識を教えて、対価として月額料金や受講料、年会費などを受け取るビジネスモデルです。

スクールの種類は多岐に渡り、得意分野や過去の経験を活かしやすい点が大きな魅力です。女性特有の経験や得意分野を活かせれば差別化ができ、より成功に近付くでしょう。

【スクールの種類の例】
・英会話教室
・学習塾

・料理教室
・手芸教室
・美術 など

スクール運営は店舗が必要な場合も多いですが、中にはZoomなどを用いてオンライン上で完結するケースもあります。オンライン上で可能なスクールであればその分固定費が減少し、利益率の向上に繋がります。

一方で、店舗が必要な場合は一定の初期費用が必要となるため、より綿密な事業計画を作成しましょう。

サロン運営

サロン運営は女性の趣味や経験を活かしやすいサービスの1つです。小規模な事業であれば自宅で開業ができる可能性がある点も魅力の1つです。

【サロン系の職種例】
・ネイルサロン
・眉毛サロン
・まつ毛エクステ
・エステサロン など

基本的には特段の資格を有さずとも起業が可能です。しかし資格を所持していることで集客や信頼度の向上に繋がる可能性もあるため、積極的に検討しましょう。

オンライン秘書

オンライン秘書とは、経営者や事業主の事務作業や雑務をオンライン上で代行するビジネスモデルです。時給や月給などの固定報酬制であるケースも多いです。

オンライン秘書は自宅にいながら作業ができるため、家事や育児を行う女性にもピッタリです。

ただしパソコンを扱うスキルや知識は必要なケースが多くなっています。また、経営者や事業主が顧客となるため、一定のビジネスマナーやコミュニケーションスキルも必要です。

仕事の獲得は自身で営業しても問題ありませんが、クラウドソーシングサービスやオンライン秘書サービスを活用すればより効率的になります。

インフルエンサー

インフルエンサーとは、世間に大きな影響を与えられる人の総称です。高い影響力を活かして動画の広告収入や商品・サービスのプロモーションでの報酬などで収入を得るケースが多いです。

インフルエンサーの魅力は、自身が興味ある分野で収入を得られる点です。収入も個人の実力で制限なく上げることができます。

ただし、インフルエンサーになることは簡単ではありません。日々の情報の発信などを継続して行い、少しずつ影響力を増やしていきます。

知名度や影響力が増えればそれだけ収入も上がる職種と言えるでしょう。

女性の起業で成功するためのポイント

起業は必ず全員が成功できるわけではありません。成功確率を少しでも上げるためにも、ポイントを押さえて起業を行うことが重要です。

ここでは、女性の起業で成功するためのポイントを4点解説します。

女性ならではの視点を活かす

起業の成功確率を上げるためにも、女性ならではの視点に着目しましょう。

女性しか経験しない事象や、男性とは異なった考え方があれば、そこにビジネスアイデアがあるといっても良いでしょう。

女性ならではの視点で考えられたビジネスアイデアはそれだけで1つの差別化ができている状態です。事業計画書に反映して成功が見込めるか否かを判断しましょう。

ビジネスのイメージが浮かんだ後の、事業計画書については以下の記事で詳細に解説しています。事業計画書の作成は、成功のために必須とも言える起業準備であるため、ぜひ参考にしてください。

起業時に作成する事業計画書とは~書き方や目的フォーマットをわかりやすく紹介~

女性向けの起業支援を活用する

現在は様々な起業支援が提供されていますが、中には女性しか対象になっていない起業支援も存在します。

女性向けの起業支援を最大限に活用できれば、より事業の成功の要因となるでしょう。

女性・若者・シニア創業サポート事業

「女性・若者・シニア創業サポート事業」とは、東京都内で起業予定の女性等を対象とした支援事業です。

信用金庫による低金利の創業融資や、地域創業アドバイザーによる事業計画アドバイス・経営サポートなどが受けられます。

参考:女性・若者・シニア創業サポート事業

女性、若者/シニア起業家支援資金

「女性、若者/シニア起業家支援資金」とは、新たに事業を始める女性などが対象となる日本政策金融公庫の融資制度です。

限度額最大7,200万円までの融資を受けられるため、初期費用を要する起業を行う女性にもおすすめです。

参考:女性、若者/シニア起業家支援資金

他にも各自治体等で女性向けの起業試験が実施されているため、検討してみましょう。

女性向けのセミナー・スクールを活用する

起業を行う際はセミナーやスクールの活用もおすすめです。

その中でも、女性の起業を対象としたセミナー・スクールも実施されているため、自分に合ったものを選択しましょう。

TOKYO創業ステーション

TOKYO創業ステーションでは「女性起業ゼミ」や「女性プチ起業スクエア」などを提供しています。

いずれも女性の起業に特化した内容を学べるため、より効果的な学習ができるでしょう。

参考:TOKYO創業ステーション

大人の女子校

大人の女子校では起業や強み、マネジメントなどを学べる様々なセミナーやコースが提供されています。

目的に合わせた学習をしやすく、起業サポートや相談も受けられる点が魅力です。

参考:大人の女子校

この他にも女性向けのセミナーやスクールは数多く実施されているため、ぜひ活用してください。

スモールビジネスで起業する

女性の起業はスモールビジネスで始めるのがおすすめです。スモールビジネスとはその名の通り、小規模な事業を指します。

スモールビジネスであれば初期費用が少なく、リスクを最小に抑えられます。また、固定費を要さない分、短い稼働時間であっても十分に利益を出すことが可能な点も魅力です。

事業が軌道に乗ったら徐々に事業規模を大きくできるため、将来的に事業を大きくしたい方にもおすすめです。

スモールビジネスの詳細な概要やメリット・デメリットについては、以下の記事で紹介に解説しています。スモールビジネスの知識を深めたい方は、ぜひご覧ください。

スモールビジネスとは|メリット・デメリットや成功例、おすすめアイデア8選を解説

女性起業家の成功例

現在は数多くの女性起業家が存在します。その中でも、女性ならではの視点を持って起業に成功した方も多いです。

ここでは、女性起業家の成功例をご紹介します。

株式会社キッズライン(経沢 香保子 女史)

株式会社キッズラインはベビーシッターや家事代行サービスを提供している企業です。

創業者の経沢香保子女史は「育児によって発生する母親の負担」という女性特有の目線で課題をピックアップし、キッズラインをスタートさせました。

このように「女性特有の悩みを改善させるサービス」に着目した起業アイデア選びは、男性経営者との差別化がしやすい事業プランであると言えるでしょう。

参考:株式会社キッズライン

株式会社Mentor For(池原 真佐子 女史)

池原真佐子女史が創業した株式会社Mentor Forは女性社員のキャリア形成や、リーダーシップの向上を目的として社外メンターマッチングやメンター制度の導入、運用支援などを行っている企業です。

女性がキャリアアップを目指す際に、ロールモデルやメンターが身近にいない点を課題として、創業されました。

「女性社員の育成」に着目した際に、女性目線のサービスを提供できる点が強みと言えるでしょう。

参考:株式会社Mentor For

有限会社サーティースリー(丸田 好美 女史)

有限会社サーティースリーはリフレクソロジーサロンや、セラピスト養成スクールの運営をしている企業です。

女性が開業しやすいサロン系の職種で成功した例と言えます。

また、むくみや疲労回復、小顔効果など、女性が求めているサービスを女性目線で提供できる点が大きな強みでしょう。

参考:有限会社サーティースリー

女性の起業にはバーチャルオフィスがおすすめ

女性の起業におすすめのスモールビジネスは、自宅で開業できるケースも多いです。自宅で開業すれば、事業所は不要で固定費の削減に繋がります。

しかし、自宅での起業には以下のようなデメリットがある点も事実です。

・住所の公開や郵便物の配送によるプライバシーの問題
・アパートが住所となる取引先からの信頼度の低下

これらを改善して事業を進めたい方には「バーチャルオフィス」の活用がおすすめです。

バーチャルオフィスとは、事業用の住所をレンタルできるサービスです。実際の執務スペースの提供はありませんが、事業所の住所をバーチャルオフィスの住所にできるため、プライバシーの問題も信頼感の低下も起こり得ません。

さらに、バーチャルオフィスの業者によっては事業サポートを行っているケースもあります。月々数千円の費用で事業を有利に進められるため、ぜひ検討してください。

バーチャルオフィスの詳細や詳しいメリット・デメリットなどは以下の記事で詳細に解説しています。バーチャルオフィスに興味のある方はぜひご覧ください。

バーチャルオフィスとは?メリット・デメリット・よくある誤解についての解説

まとめ

今回は、女性の起業におすすめの業種や成功例、成功のポイントなどを解説しました。

女性の起業家は決して多いとは言えませんが、現在はIT技術の発達や働き方改革の推進によって、パートタイム起業やプチ起業をしやすくなっています。

しかし、全員が必ず起業に成功できるわけではないため、向いている職種や成功のポイントを押さえた事業計画を立てましょう。

実際に女性ならではの視点で起業に成功している方は数多く存在するため、ぜひ参考にしてください。

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